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ナマ羽生を拝観 2月12日
  7時起床。
 起きぬけは晴れていたが、すぐに雲がでてくる。雪はうっすら積もっている程度で外出に問題はない。天気予報は午後から雨ないし雪。後述の事情でスーツ姿で動き回る1日になる。いつも通りの朝食。すぐに外出。


 東京は有楽町。
 仕事の準備を整えた状態でわざわざここまで来たのは、将棋を観戦するため。いわゆる大盤解説会ではなく、公開対局である。

プロ棋士の公式戦生対局を観られるのだ。

親友S君が応募して当選し、誘ってくれた。500人の観戦者枠に、1,364通の応募があったとか。倍率が高いのか低いのか。

 対局は「朝日オープン」という棋戦である。
 棋戦とは7大タイトルではない大会のこと。準タイトルと呼ぶ場合もある。イメージとしては、

日曜日の午前中にTV放映されている「NHK杯」と同格

となる。将棋に詳しくない愛読者に配慮してみました。「大盤解説って何だ?」と思った人は自分で調べてください。


 準決勝が10時半から同時対局、2時半から決勝。
 僕は準決勝だけ観られることになる。郷田九段と羽生朝日杯。もう1つは渡辺竜王と木村八段。棋士の呼称はタイトルがあれば名前+タイトル、なければ名前+段位。羽生は三冠と表記できるが、

当該タイトルの保持者はそのタイトルで呼ぶ

という習わしがある。羽生は前回の優勝者で、そうでなければ「羽生三冠」という表記になる。勉強になりますね(ならないかな)。

 10時10分、会場に入る。
 まずは大盤解説会の座席を確保して、さっそく対局場へ。おお、意外に近い。将棋には珍しいテーブル対局(囲碁ではよくある)で、最前列の椅子をゲットできれば

対局者まで2メートル

くらいの距離になる。僕とS君は遅れて入室したので、取り巻くように立って観戦。それでも7メートルくらいだから、対局者がよく見える。まずは羽生が人垣をわけるように入場。おお、ナマ羽生、我が人生で初めて見る


 TVと同じじゃん(-_-;)
 中肉中背のおじさんである。アゴの下にたいぶ肉がついてきて、白髪も目立っている。すさまじいオーラをかもしているわけでもなく、TVそのままにヒョウヒョウとしている。スーツの右ポケットが中に折り込まれてしまっている。眼鏡を拭くべく取りだしたハンカチも適度にクシャクシャ。そうか、羽生も人間なのだな、と。


 生観戦は最初から最後まで可能。
 だが立ったままでずっと見ているのも何なので(もちろん私語も写真撮影も禁止、何しろ対局中なのだ)、最初の十数手を観終えて大盤解説会へ。4者が秒読み(=1手1分以内)になったところでふたたび対局場へ。

 僕は羽生の背中と郷田の顔が見える位置に立った。
 1局あたりの観戦人数は100人ほどで、思ったより少ない。結果はどうでも良いが、羽生勝ち。以下の2文はリアルタイムではない。もう一方は木村が逆転勝ちをした様子(後述のように僕はそのとき会場にいなかった)。午後の決勝は木村が勝って初制覇。


 羽生が勝った瞬間に僕は会場を去った。
 ああそうかなるほど、あれがプロの対局姿なのかという感想。もう1度観たいかと言われればもちろん観たい。観れなかったらホゾを噛むほど悔しいかと言われれば、それはどうかなというくらい。楽しかったことは間違いない。


 猛烈な勢いで移動。
 仕事があるから将棋観戦は準決勝だけで諦めたわけ。12時20分ごろに退出して、日比谷線の銀座駅へ。マリオンは有楽町が最寄駅だが、日比谷・銀座・丸の内の3線の銀座駅では

日比谷線がいちばん有楽町に近い

と知っていたから。微妙にテツの話題ですまん。あ〜あ、決勝まで観たかったなあ・・・。

 仕事はウナギ屋も多角経営。
 本当は仕事の前に遊びの用事を入れない主義なのだけど、今日の仕事は本業ではないので失礼させてもらった。副業を軽んじているわけではなく、本業を重んじていると解釈していただければ幸い。しかし、またまた時短操業(-.-)


 夕方の帰宅時には雨。
 ミゾレにはなっていなかった。市進から巨大な封筒が届いていた。新年度の契約書とか、説明会の出欠調査とか、通勤手当申請書などが入っていた。ここで業界関係者が喜びそうな話題でも行きますか。

ペイはわずかにダウン。

 どう、楽しいでしょ?
 人の不幸は蜜の味(そして明日は貴殿が味わう)。とくに個人的に説明されなかったので、一斉ダウンの一環でしょうかね。事前の電話一本くらいくれてもいいと思うが、どうせ僕なんか戦力外だからね。非正規雇用者が、10円単位の分給にどれほどナイーブか、リーマンごときには理解できないのだろう。創造力以前に想像力すらないから、リーマンなんだろうし。おっとキツイね今の(^^ゞ

 面倒な書類書き、ハンコ捺し。
 毎年恒例だなあと思う。この儀式は年賀状か、みたいな。ところで思ったのだけど、というか前から気になっているんだけど、

春期講習の依頼書、まだぁ?

という気分だ。このあたり某同僚にも質問してみたら(厳重に名前を隠す)「市進はこのごろ遅いよね、なにもかも」と仰せになっていた。なにもかも、ね(-_-;)


 夕飯のメインはシシャモ焼き。
 国産のメスで子持ち。旨いなあこれ。ものすごく高いけど、それだけの価値はある。20年くらい前よりも、ずいぶん痩せてしまったのがメスシシャモだとは思うにしても。他は昨日とだいたい同じ。ずいぶん寒いので小さな鍋も。この2週間くらい、お酒は

・ビール350ML
・日本酒ヌル燗1合半
・ウイスキーのロック2杯

で安定している。明日は休日なので、ちょっとウイスキーを多めに飲もうかと思いながら、そして飲みながらこの日記を書いた。楽しい1日だった。
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