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春一番、疲れがたまって |
2月25日 |
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ニュージーランドの地震から3日目。
生存者発見の可能性が激減する「72時間後」がまもなくやってくるらしい。この「72時間後」が世界標準なのか知らないけれど、それなりに根拠のあることなんだろう。報道で
クライストチャーチ以外の都市名を耳にしない
のが不思議だ。人口密度が低くて他に都市がないのか、あの地震で「神戸」ばかりが報道された(のだろう)というのと同じ事情か。被災者にはお見舞い申し上げる。
7時前起床。
8時間近い睡眠でスッキリ。そこそこ晴れて暖かい朝で、天気予報では「20℃近くになるでしょう」なんて言っている。今年はまだ春一番が来てないんだっけと思う。今日からは
このところの慌ただしさも一段落
ということで、本業の準備にとりかからねばならない。すぐに作業ができるように下準備をしておく。初動が遅れると人生は捗らない。
出勤してウナギの花園。
なるほど暖かい。南風こそ強いけれど春秋もののコートで充分だ。テキパキと動いてサクサクと業務を進め、残業8分で退社。熱意には欠けるが職務は果たしている、といったところ。それくらいがちょうどいいと思っている。
本業もその程度でこなすとグッドではあるまいか
なんて考えて5年くらいになるような。やはり、好きなことってのはマジメにやり過ぎる面があるんだよね。
遅めの昼食は牡蠣フライ。
牡蠣(カキ)を手書きできる人って漢字王。まさにこの時期までしか食べられない季節もので、ご飯のおかずにもビールのツマミにも足りない
中途半端なオカズだな
と思いつつ食べる。それでも1シーズンに2回は注文する。ひとくち目の「クシュっ」とした食感は、他の料理では味わえないから。揚げ物の中から汁が出てくるってシュールだ。
どうでもいい話を続ける。
牡蠣フライには大問題が残されている。誰もが人生をかけて解決を図ってきたが、明確な答えが出ない問題である。
牡蠣フライにはソースかタルタルソースか?
どうするべきなのか。どっちをつけてもハンパな味で「なんなんだよ、お前は」と言いたくなる。美味しいのは美味しいんだけどね。なるほどたしかに、牡蠣フライについて語ることは自分について語ることなんだなあ。
帰宅すれば強風。
間違いなく春一番だろう。晩冬に吹く強い南風のこと。最高気温は18℃くらいあったと思う。おおむねその後でグッと冷え込むのがこの風だ。「えっ、本当かよもう春じゃなかったの」とまごついているうちに、徐々に春らしくなってくる。
読書中に、落ちる。
猛烈な睡魔。何をもってしても抗うことができない恋の始まりのような眠気。たとえ彼女にシッポが生えていても気にならない、といった種類の激しい吸引力。ということで毛布をソファに連れてきて昼寝。ああ、気持ちいい。これが、なんと2時間半・・・。
もうプールは時間的に無理。
なんかよっぽど疲れてるのかね。一昨日の泥酔問題に表象されるように、今年度にためてきた疲れが抜けていないのかもしれない。とりあえずプールには行って、サウナだけ入ってくる。汗だらだら。体重は63Kジャストと軽め。地元のスーパーに寄って果物とパンを買って帰宅。
夜は家事雑事授業準備。
かんじをへらさないとどくしゃさまがよむのにくろうする。ひらがなだけでも読みにくい。授業準備はまだ初期段階で、明日から本格的に取り組むことになる。まあ、市進は週2回なのでそれほどの手間ではない。来週からややヒマになることだし、焦らなくてもよい。というわけで読書。
『不幸論』中島義道を読了。
人はかならず不幸であるという真実を確認する本。
この著者なのでワンパターンと言えばそれまでだが、おもしろかった。
そう、中島義道だから同じなのである。
どの本を読んでも要旨は「どうせ死んでしまう」。それ以外に書くことないのかと問われれば氏は「ない」と答えるだろうし、それを期待する人だけが読者であり続ける。僕もそうだ。「はじめに」から。
>真実を知ると不幸になるから、われわれは幸福になるために、正確に言いなおせば、幸福であると思い込むようになるために、必死の思いで真実を隠して生き、そして死んでいくことを決心した。
私はどうにかしてこれを裏返してみたいのだ。人生はどうころんでも不幸なのだから、ごまかすのはやめて、真実をトコトン見すえて不幸に留まってはどうか、「気を紛らす」ことをやめて、徹底的にこの恐ろしく理不尽な人生を直視してはどうか、と提案してみたいのである。
世の中「そもそも人は幸福だ」と語る本は多いけれど、もうそういう本には飽きたという人は読んでみてください。
夜中に外出。
つまらない夕食を食べてきた。この流れは休肝日である。なんと2日連続。過去日記にも1回あったような気がするが忘れた。
2日連続休肝日なんて達成すれば偉業
であることには間違いない。なんかね、あんまり体調が良くないみたいだから、自制してみようかなあ、と。やっぱ疲れてるんでしょ、俺。
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