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年度も終わる、冷たい雨 ２月28日   ６時前起床、雨。 　べっとりと降っている。天気予報は「昼間のほうが気温が下がるでしょう」と言っている。雨に悩まされる１日になるのかなと思いつつ朝風呂。朝食はいつものように。傘をさし、雨用の運動靴を履いて出勤。 　ウナギの花園。 　予定通りに業務をこなし、問題なし。そう言えば今日で２月も終わりなんだなあ。それとは関係なく今日も残業６分でサクサク退社。お昼時で混雑している中華料理店へ。 　この時間帯をできるだけ避けている。 　１時間の昼食休憩しかないサラリーマンの邪魔になってはいけないから。だからこうして混雑時間に店に入ってみると、いろいろな人を観察できる。メシを食いながらケータイいじくってるケータイ中毒者あたりはふつうで、書くべきこともない。50歳くらいのおっさん２人がいて、１人の声だけ聞こえてくる。 「だからマッカーサーが日本を悪くしたんだ」 　なんの話をしとるんだ、昼時に(-_-;) 　このおっさんは何か世間に対して不満でもあるのか、叱り口調で声が大きい。 「そもそも、エール大学とコロンビア大学が」 だからさ、どういう文脈なんだどういう？　インターナショナルおやじと命名して、僕はランチサービス価格500円のマーボー丼を食べ終わる。帰宅。 　雨が降っているので外出できない。 　長い午後を自宅で過ごすことになる。寒いが雪になるほどではない。昼寝を１時間半。落ち着いて本を読むほどの時間もなく、コーヒーを淹れて仕事をする。もちろん授業準備だ。ビートルズなんか聴いたりして・・・。 　市進の３月ぶんは終了。 　明日にも教壇に立てる状態。少し気になるのは検見川浜校のＱクラス。上から２つ目で、 ＭＡＲＣＨないし「何かの間違いで早慶上智」 くらいの設定かな、そこまで行かないか。このクラスレベルの担当は２年ぶり。その前は1998年から2009年まで連続で担当したから、今年は微調整に苦労するかもしれない。逆に言えば、連続で担当するとそのあたりの塩梅が無意識につかめるのだけど。 　夕方に床屋さんへ。 　年末に行ったから２か月ぶりだ。1,000円カットで充分。昼寝のあとで髪を梳かさずにいったので、 若き日の寺山修司 みたいなヘアースタイルになってしまった。昭和だよね。まあいいやどうでも。今のリンクはいつまで有効なのかしら。 　その足で夕飯を食べに。 　チェーン系の中華料理店で餃子とタンメン。ここでもヘンな客に会う。酔っているのかアレなのかしらないが、 店の姉ちゃんに自分は常連であることを主張する 人である。よくいるよね。そもそも店員は苦笑するばかりだし、声がでかい。 　餃子、オーダーの４分後に出る。 　ちゃんと焼いてるんでしょうね？　タンメン、出ない。15分経過。忘れてるんだろうなあ、サイソクするべきかなあと思ったとたんに出てくる。これ人間の食べ物か、というお味。別に期待してなかったけど、 マックのほうが旨いぞ と思う。タンメンとマックを比べて良いのだろうか。エサだ、エサ。 　帰宅するころには雨も小やみ。 　歯を丁寧に磨き、シャワーを浴びて出勤！ 　ワセヨビへ。 　今日が本当の2010年度最後の授業。数日前に書いたようにワセヨビは通年授業数が多く、来週の今日には2011年度が開幕するから、区切りという感覚はない。この１年担当したのは2009年度と同じ高２英文基礎解釈。最下位クラスである。１年のまとめ。 　昨年度より、ずいぶんうまく進行させることができた。 　とくに授業技術が上がったということではない。英語が苦手だという生徒様の気持ちを読み取る能力は上がったかもしれない。１年で生徒数がかなり増えたのは、上記の講座設定を考えれば、我ながらよくやった、と思う。 　それにしてもまあ、今の高校生の初期段階ってのは恐ろしく低いですな。 　主語はどれかと質問して、前置詞を答えるくらいは当たり前。ＣとＯがごちゃまぜになっているのもふつー。関係代名詞の that と同格の接続詞 that を区別させるまで半年くらいはかかる。悪く言っているのではなくて、 学校教育が破たんしているんじゃないか と心配になった。英語には限らないことなのだろうけど、ルール化する・抽象化するといった思考システム作りがまったく行われていないのかもしれない。 　ま、それはいい。 　残念なのはせっかく２年生を担当したのに、持ちあがりで３年生の担当がないこと。あれほどの基礎から積み上げてどこまで行くものか（行けないものか）見てみたかった。されど生徒様からすれば「また信原か」となるかもしれないし、これはこれで良い面もある。来年も頑張ってください・・・と書きつつ、この『よびわる』のＵＲＬ告知はしていないんだけど。 　帰宅時には雨がやんでいた。 　月曜日は休肝日。年度が正式に終わって「しん」とした気分だ。そうか明日から３月か、新年度なんだと盛り上がるほどでもない。冷たい雨に背中を押されたように、なんとなく雰囲気の暗い１日と日記になった。    これまでの日記はコチラ