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混乱の終わりは見えず |
3月14日 |
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6時50分起床。
よく眠れはしなかったが、緊急地震速報がなかっただけ幸せだろうか。余震は気づいただけで3回くらいか。問題は停電がどうなるか。深夜になって
電車もほとんど停まる
と判明し、ややビックリ。そこまでしないと電気が足りないとは思っていなかった。たしかに、電車は非常に輸送効率が高い交通手段だが、電気だけは大量に使うからな。テツ話している場合か。
寝る前に、停電の時間はネットでチェックできた。
詳細は書かないが、自分の住む市が複数のグループに分かれる、という条件。さすがに3時間キッチリと分配されるとは思わなかったが、これはかなり困る。マンションなので水が出ないことも必至。幸いなことに暖かい朝で、暖房はなくても何とかなりそう。いや、夜は寒いだろうけど、
避難所にいるしかない人々のことを思えば
このくらいは、と考えたい。
困るのは用事だ。
電車で6分ほどのところに住む友人のところへ行くはずだった。友人は腰の手術をしたあとで、日常生活に非情に難儀しているという。自宅リハビリ中だ。僕もひどい腰痛持ちなので、
腰が痛いと日常生活がまったく回らない
ことを骨身に沁みて知っている。ゴミ捨てに行けない、という状況らしい。
しかしね、電車が動いてないんだよ(@_@。
自転車だったら30分くらいだが、昨日も書いたように僕も腰痛が悪化している。どうするかと思いつつ朝食は普通に。朝風呂も済ませる。
9時過ぎに外出。
まずは銀行へ。手持ちの現金に不足はないが、これからも停電騒ぎが続くとまずいかな、と思って。混雑がないどころか、ガラガラ。その足で整骨院へ。しかしこっちは混んでいる。よし、ここで作戦変更。先の友人宅まで行くことにした。自転車って便利だ。
街道は大混雑、の手前くらい。
東京方面に歩いていく人が多い。なにぶんJRが完全に止まっているから、仕方がないのだろう。予備校スタッフも同様のことをしているかもしれない。お疲れ様です、と思いきや。
「のぶ!」
向かい側から声をかけてきたのは高校時代の友人H君(゜o゜)
20キロほどを自転車で通勤するところだと言う。奇遇にも限度があるのではないか。停電情報を交換してから、僕は友人宅に着く。第2グループの午前中までは中止とか。
お茶を飲もうとお湯をわかしていると、緊急地震速報。
友人のケータイだ。僕はともかく友人は落ち着いたもので、ゆっくりガスを止める。怖いものは怖いが、来ることだから仕方がない、という認識だとか。すごいな。僕なんかチキンである。震度3くらいで済んだ。
ケータイにワセヨビ本部から電話。
今週は19日(土曜)まで完全に休講だということ。これ、けっこう今後のカリキュラム的に厳しいが、何しろ電車が動いていないから、生徒様が登校できないのだ。西船橋校は20日まで閉鎖。なお、市進は
とりあえず本日(月曜)は休講
となった。今後の様子を見ながら考える、ということだろう。
オイトマしてごみを捨てる。
モスバーガーで早めの昼食。よく営業しているな。とつぜん停電したら大変だろうに。酒屋さんにも寄って日本酒を1本買う。ビン倒れたりしないのか。自転車で自宅方向へさくさく戻る。今度こそと整骨院へ。電気を使う治療は中止とのこと。先生には
「怖いのはわかるけど、あんまり筋肉こわばらせないでください」
と笑われた。って言っても無理でしょうけど、とも付け加えてくれた。豆腐屋さんに寄って帰宅。
早い午後までは一応晴れ。
そのころに外出して2回目の昼食はうどん店でかき揚げ丼。通りには人がワラワラいたけれど、チェーン系の店はどこも閉店。節電か、停電必至か、という理由のいずれか(または両方)らしい。帰宅。外出のたびにブレーカーを落とすが、停電にはなかなかならない。
読者様に向けて余計な小言を。
余計というのは、『よびわる』の読者にパープリンはいないと確信しているからである。偏差値とかそういうことではなく、人間的に優れ、ているとも思えないが、まあ(今のが余計だw)、
ある程度まではマトモなリテラシーを持っている
という意味である。たとえば、別に「リテラシー」なんていう言葉を知らなくても、今の1行の意味が読み取れる人が読者様である、ということだ。
もっと落ち着こう。
自戒でもある。いま、戦後最大かどうかは知らないが、日本はこの40年ほどで最も危機的な状況にある。だから、乗り越える価値は高い。被災を避けることはできなかったが、乗り越えることはできるし、そうしなくてはいけない。抽象論は嫌いだ。わざと高飛車に書く。
・買いだめをやめろ
→とくに、トイレットペーパーとか、そういうものだ。必要以上に売上が上がると、物流の力がそちらに回ってしまう。カロリーメイトを大人買いした奴は神に謝れ。少なくとも、千葉県はそんなにひどい状況ではない。よく考えろ。
・節電を手抜くな
→自分のところに停電が来なかったからと言って安心するな。午後6〜7時はPCに触らず、風呂にも入るな。あらゆる充電は深夜から早朝に。全てのコンセントを抜け。冷蔵庫と固定電話だけは例外で良いが。自販機の買い物はボイコットせよ。
・募金しろ
→金額はどうでも良い。あなたが被災地に毛布を送ることはできない。ボランティアにも行けない。それで普通だ。西日本でTVをボーっと見るのは自由だが、その自由と引き換えに金を払え。「1万以上だと寄付控除できるな」とか考えるな。
結局、停電にはならなかった。
この状況は4月末まで続く。余震の数は減少傾向だが、油断できる段階ではない。ま、それはともかく、シャワーを浴びてから夕飯を普通に食べた。床暖房を使い始め、落ち着いた気持ちで日記を書く。暖房がないどころか1日1食で凌いでいる被災者に申し訳ない。
日本は再生できる。負けてはいけない。できることをしようではないか。打ち克て、日本!
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