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命あることを喜ぼう |
3月15日 |
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7時過ぎ起床。
寝汗をかくものの、よく眠れた。緊張もあるし、ダイニングで寝ているので寝具の調整にも慣れていない。だいだい10時過ぎには寝るようにしている。精神的には疲れている。
朝風呂、風呂掃除。
浴槽に水をためたのが土曜日だから、そろそろ掃除のタイミング。残り湯を捨て、タブを綺麗に磨いて、ふたたび水を張る。停電による水不足よりも、新たなる大災害に備えるという気持ちが強い。朝食は日本ソバ。凍らせた食パンはまだ4枚あるけれど、入手が難しそうだし。
このところの日記、まるで社会派予備校講師みたいだ。
初耳だけどな。原発、大丈夫じゃないんですよね? 隠してますよね? そんなボコボコ連続して爆発が起こるってヘンじゃなくね? 初号機も、参号機も爆発した。そして今朝、ついに弐号機までが暴走直前・・・。
「弐号機にはパイロットが乗っていません!」
「まさか・・・あの少年?」
「死と生は等価値なんだよ、僕にとってはね」
「カヲルくん!」
>どこが社会派なんだよ!
冗談はともかく、逃げる必要はあるのだろうか。いまは午前10時です。
緊急地震速報、どうよ?
鳴ったと思ったら震源が「岐阜県」となっていて、いちおう机の下に潜る。揺れない。現地のTV中継も同じ。結果は茨城沖で震度3とか。
「さっきの震源はどうなったんだよ!」
11日の夜中の新潟も同じように感じたから、「どうせ誤報だろ」と無視するわけにもいかないしなあ。
それでも、僕はこのシステムを高く評価したい。
誤報があっても良い。間に合わなくても良い。後述の停電のように、少しでも予見できるなら、わずかでも備えることができる(机の下に遅れつつも入るとか)。それで救える命の方が多い。今の科学の力を最大限に行使しているじゃないか。何も知らされないより、はるかにマシだ。
午前中にスーパーへ。
10時過ぎだけあって激しい混雑。
なかったもの:パン・米・卵・牛乳・カップ麺・納豆
品薄なもの:魚・肉・麺類
ふつうにあるもの:野菜・果物
意外に残っていたのは豆腐。豆腐はタンパク質なのだけど、盲点になりやすい。納豆は気が付いているはずなのに、不思議。レジ行列は30分かな。買いだめやめようよ、ね?
自宅で昼食。
牛しぐれ弁当。原発のニュース。四号機で火災とか。あのねえ。
「四号機は定期点検中じゃなかったのか?」
「破壊ではなく消滅?」
「上空に巨大なATフィールド出現!」
「まさか・・・最後のシ者?」
♪夢なら果てなく・・・
「終わりにしよう」
「やった、プレミアじゃん!」
>それは劇場版エヴァだろ!
>そんなにパチンコ打ちたいのかよ!
打ちたいよ、もちろん(^^ゞ
余震が怖くて勉強できないし、仕事もないし。でも、節電で自粛しています。将棋王将戦のネット中継も観ていません。何かをしないことも、貢献だ。
仕事は全面的に休みになっています。
時給労働者だから、完全に無収入です。天変地異だからどうにもなりませんね。明日の市進は未定。1日ごとに発表する形式のようです。検見川浜は京葉線沿線だから、
・液状化は大丈夫なのか
・京葉線はいつ走るのか
・新検見川からのバスは乗れるのか
という問題があります。不確定な停電という大問題もクリアせねばならず、難しいでしょうね。
実家から電話。
停電について情報交換。と言っても、
母「(うちが)2つのグループのどっちなのかわからないんだけど?」
僕「停電になったときにわかるだろw」
というレベル。市町村単位で正確に区分けができず、番地で送電がマチマチなのは普通だと思う。電気というインフラは停電することを全く考慮しないで作られたはずだし。まあ、こうなってみればけっこう面倒だけど、このくらい我慢しようよ(^^)
早い午後に外出。
特に用事はない。単4電池と卵が買えればいいな。災害持ち出し用のリュックにあった懐中電灯つきラジオが
今日になって単4対応と判明した
から。ヌカってますねえ。単4って珍しいよな。もちろん同様のラジオはもう1つあって、そちらは単3対応、電池は12本ほど用意している。更なるバックアップを確保しておきたいわけ。
田舎のスーパー。
思った通り、単4も卵も発見。コンビニみたいなところより、客が少ないから。但し、いちがいにコンビニが劣っているわけではない。コンビニは商品入荷頻度が高いから、
タイミングを狙えばパンが買える
ことをお伝えしておきたい。ふだんは1日に最低3回は入荷しますので、ご参考に。
新古書店。
節電モードながらも営業中。音楽がないのが嬉しい。音楽、ふだんからやめて欲しい。4冊購入。
ついでに自転車で街を走る。
プールは当然のように休業中。あれ、やたら電気食うからな。僕は授業中止で収入が減っちゃうけど、プールは休業しても返金してくれないんでしょうね。困ったな。2回目の昼食は立ち食い系ソバ店。朝も食べたか。帰宅。
夕方に市進から電話。
やはり様子見という見解。現地スタッフからのご報告をまとめる。
・駅前は液状化しているが、大騒ぎでもない
・ビルは大丈夫
・緊急用の発電装置もあり
・問題は停電がどうなるかであって
最後のが困るんだよなあ。
京葉線は今日は動いているけれど、明日はわからない。バスは動いているが、総武線がどうなるかはやはり不明。ビルはグループ2で、予想される停電時間が授業とかぶりそう。基本的には中止になる公算が高いようだが、いちおうギリギリまで待つことにする。なお、生徒様は
市進HPの検見川浜校のページ
で確認できます。午後3時までには確実に新着記事がアップされる見込みということ。
遅い、というご不満はありそうだ。
が、なにぶん
現地スタッフが現地で判断するしかない状況
なのでしょうがないんだよね。ホラ、TVで「停電モード突入 ××市」と出ても、ウチは停電してないぞっていうご家庭、あるでしょう?
7時過ぎに入浴。
緊張する。かなり体がこわばっているのだが、大地震が怖くてリラックスできない。実際、震度2くらいの余震があって怖かった。気にしないで済む性格ではない、不幸だよね。
料理中、ふたたび市進から電話。
明日の授業は中止に決定。ソースはいまいち不明だったが、
その校舎が停電対象地域に確定した時点で休講
とするようになったらしい。時間帯の分け方も順送りみたいなシステムになったと聞いた。それはともかく、みなが心配している
「グループがわかっても、実際に停電になるのかならんのかわからん」
という事態をスッキリさせる狙いらしい。
夕飯はふつうに食べる。
市販の焼きそばに目玉焼きをのっける。レタスとスモークサーモンのサラダ。小さな寄せ鍋。キュウリの辛味漬け。市販のワサビ漬け。野菜は少ないが、栄養に注意してたっぷり食べる。酒も飲んだ。
最後に、件名の由来。
被災した中学生が作ったスローガンである。ポスターを作って避難所に貼りだしたそうである。場所は陸前高田町。ほぼ全てが消えてしまったあの町だ。
何があっても、僕たち日本人は復活する。
それはたとえば、節電するといった小さなことから始まるかもしれない。
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