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やっと1週間 |
3月18日 |
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8時過ぎ起床。
余震には気がつかず。停電の問題もあって、このところ睡眠リズムがメチャクチャだ。もともとそういう生活になりがちな職種だからそれほどきつくはないけれど、堅気のサラリーマンなんかは大変じゃないか。ゆっくり朝風呂。腰が痛い。
朝食は今日も雑炊。
いつになったら食パンが買えるんだろう。食後のコーヒーを淹れていると余震。自分が揺れているのか地面が揺れているのか、立っているとわからない。今朝も強烈に寒い。灯油が切れつつある被災地は大丈夫だろうか。
東電のHPを訪問するのも日課になった。
新聞を読むと「グループ分けは一部やり直し」なんて書いてある。もぉー、そんなにコロコロ変えられたら「計画」にならないじゃないか。HPのファイルを読むと、今日は僕の地域もグループ5に入っている。
明日はどうなるんでつか?
PCを使えない市民はどうすればいいのだ。繰り返すが、計画停電自体には賛成だ。痛みは分かちあおう。
お昼前に外出。
固定電話の充電池が古くなったため買いだし。ふだんは全く固定電話を使わないので気がつかなかったけれど、節電のためにコンセントを抜くようにしたら判明した。この大震災で、1日に平均1回くらいかかってくる(自分では1回もかけない)せいもある。説明書を読むと
寿命は約2年
とあって驚いた。この電話機を買ったのは4年前のことだ。
ついでにケータイの電池も換えようかな。
ドコモショップは空いている。電池交換が無料だと知っている。ところが、僕の
ムーバは電池の在庫がなく、生産もすでに終わっている
と言うのだ。何ソレ? たしかにムーバはあと1年で廃止だけど、製造者責任とかないのか?
じゃあどうするか。
選択肢は他にない。フォーマに換えるしかない。サギみたいな話だ。充電できないケータイにナンの価値があるのか? 僕はもちろんムーバ終了を知っていて、ギリギリまで引っ張って交換するつもりだったのだ。そのほうが環境に良いし、安い機種が出るはずだし。しょうがない。
「いちばん安い奴をください」
ポイントを使ってコミコミ8,000円。
3万ちょっとくらいの下位機種らしい。機種を決めてからパンフレットを読むと、ワンセグもついているみたいだ。カメラは510万画素ということで、これでも小さいほうらしい。あの、
僕のデジカメ200万画素なんですけど
と思ったが言わなかった。GPSがないって言ってたかなあ、知らない。
いろいろなプランを薦められた。
ほとんど意味不明。僕に興味がないこともあるけれど、機能やプランが多すぎる。偏差値40の生徒様に「目的格の of がだな」とか説明している(されている)みたいだ。パケホーダイ・ダブルというのだけ申し込んだ。他にもいろいろ不思議な説明があったが、その1つは。
「FOMAのほうが充電に時間がかかりますので」
古いケータイを破棄してもらう。
2003年5月に買ったもの。愛着はありませんかと質問された。もちろんある。あるけれど、使えなくなった道具はすぐに捨てる主義である。
思い出は僕の脳の中にしか残さない。
データ移管などをしている待ち時間に、固定電話の充電池を買ってきた。
移動して昼食。
バクダン丼なるもの。マグロと山芋とオクラをまぶした食べ物。うまいのかな、普通かな。体には良さそう。スーパーに寄って帰宅。さっそくケータイを充電する。これで緊急地震速報を自動受信できる。いや、その必要がないことを祈るばかりだが。
14時46分、黙祷。
大地震から1週間だ。自然に手をあわせ、自然に涙が出た。被災者が落とした命のために。僕が覚えた恐怖のために。あの日もよく晴れていた。授業に行く前に、残り時間を考えているときだった。個人的に、人生で最大の恐怖だった。
1つ言えることはある。
あの大地震よりも小さな・ささいな恐怖は、もう乗り越えられるようになった。もちろん怖いと思う瞬間は(今待ちうけている余震のように)これからもあるだろう。でも、
あのときよりも怖い思いはもうしなくて良い
と感じる。僕たちは乗り越えなくてはいけない。何があったとしても。
外出して整骨院。
腰痛がきつく、ストレッチを強烈にやってもらう。帰宅してネットを見ると、
市進千葉校は計画停電の第1G
となっていた。ほんとコロコロ変わるな。数日前に書いたことが誤りとなったが、これは僕の間違いではない(東電が悪い)ので訂正しない。シャワーを浴びて、ブレーカーを落として早めに出勤!
市進千葉校。
本当は3週目だが、実質は2週目。情勢的に授業の様子は省略。万一の事態に備え、教室に
水・懐中電灯・ケータイ・電池
を持参した。組織としての防災用具はもちろんあるが、個人的にも備えておく。実はここまで先書き。さて?
校舎は節電モード。
当たり前だ。エレベーター停止、灯りは間引き。しかし電気ポットが使われていたのでボタンを押すと、お湯が出ない。ランプがついているんだけど、はて、とフタを空ける。
空炊き。
なんでこうなんでしょうね、この組織。何をやっても不徹底。プレイ止まり。これって原発模擬プレイか? いちいち文句を言っても意味がないとわかっているので、コンセントを抜いておいた。
教室は暖房控えめ。
21℃の設定は節電ということだろうか。ふつうは24℃くらいで、僕は暑がりだから23℃に下げることが多い。さすがに生徒様は21℃では寒そうだったが(僕は厚着していった)、これは我慢してもらったし、理解を得られただろう。
授業は無事に終了。
余震がなかったということ。生まれて初めてケータイを教室に持ち込んだ。「速報」に備えてのことだ。この「ケータイによる速報受信問題」はかなり謎。
「鳴ってばっかりですごいことに」
「鳴らない時があるんですけど」
などなど、いろいろ聞かされる。いろいろな人に「会社によるのか?」と質問しても、答えはマチマチ。基本的には鳴るんでしょうけどね。
帰宅も無事に。
停電はなかったと聞いた。ナンだよと思うけれど、「ない」と聞かされてあるよりはベターだ。逆だと、かなり困るはずだ。いくらボケナス東電でも、それくらいはわかっているだろう。
余震は夕方の通勤時にあった。
駅に停車したとき、たぶん震度3くらい。乗客の多くが気づいたものの、電車はそのくらいだと何も気にせずに運行される。このまま終息に向かってくれればいいと思う。夕飯は授業前に
閉店寸前の千葉そごう
で食べた。人の気配が少なくて気味が悪かった。久しぶりに休肝日。我らに、平和な日々を。 |
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