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多忙で恐怖が紛れた 3月20日
  6時半起床。
 余震はなかったか、気がつかなかった。大震災後、はじめてTVを消して眠った。電気スタンドはつけていた。このまま静穏化してくれればいいのだけど。後述の事情が昨晩になって発生し、忙しい1日になりそう。落ち着いて行動だ。朝風呂。

 朝食は、昨日買った「上流社会」食パン。
 実に繊細なお味。金持ちはいいもん食っとるのう、と思う。食パンにうるさいことを言うのは、厚さの問題のため。ふだんは『ダブルソフト』という

4枚切りに近いサイズのものを1枚

食べるのが僕の適量。だから、この上流社会パンの6枚切り1枚では足りない。2枚だと多い。ああそうか、こういうときに「帯に短したすきに長し」ってコトワザがあったな・・・。


 急ぎ出勤。
 市進千葉校。大震災当日ぶんの振り替え授業である。新たなる災害が起きなきゃいいけどと思う。千葉駅付近には、朝から開いているパン屋さんがないみたいだ。いや、食パンじゃなくてオヤツを買いたかっただけです。

 授業は順調に。
 まだ3月授業が終わっただけだが、スムーズな滑り出しといったところ。だいたい去年と同じ手ごたえで、不満はない。

「ここは覚えておけ」とひとこと指示すれば足りる

のが上位クラスを担当していてラクなことだ。次は1週間後の春期講習。


 一気に東京へ移動。
 前述の事情とは、こうだ。個人情報なので詳細はぼかす。

・友人の親戚Aさんが倒れて緊急手術。出先の東京の病院に入ったから、友人の関係者が千葉から出向かなければいけない。ついては人出が足りない。信原くん、何かあったら手伝ってくれまいか?

きょう日付が変わるころに連絡があり、僕の役割が決まった。

 Aさんの車を千葉まで運んでくることだ。
 なんでこんな時にと思うけれど、泣きっ面に蜂とも言う。困ったときの友が真の友、とも言う。僕はハッキリ言って人づきあいを好まないが(人格破たん発言)、こういうときはテキパキ動く。困ったときは

「猫の手も借りたい」という

ではないか。今日の日記はコトワザとか決まり文句が多いね。にゃおーん(これじゃあ化け物だw)。


 12時55分に授業が終わって、13時3分の電車に乗る。
 もちろん朝のうちに検索しておいた。という予定だったが、さすがに間に合わず。次は17分発なので時間が余り、駅そばで昼食。朝のうちにコンビニでサンドイッチも買っておいたので、それは車内で食べる。忙しいときはスキをついて食事をすること、次にいつ食べられるかわからないのだから。

 都内某所で友人と落ちあい、問題の車を拾いにいく。
 車の運転は「激走」シリーズでわかるように慣れている。ただ、

最近運転したのは半年以上前

というのが気になる。都心の道は若いころに自分の車を持っていたから(大学生のころだ)、けっこうわかっているつもり。昔とった杵柄(きねづか)である。しかしそれは昔の話だし、人の車だからいつも以上に安全運転しなければいけない。


 という予定だったがこれも変更(@_@。
 都内の某ホテルのロビーへ直行しろと友人からメールが来た。東京駅で乗り換え(節電でエレベータがあんまり運転されていない)、某駅からシャトルバス。バスターミナルで缶コーヒーを買ったが飲むヒマなし。友人とその家族と落ち合う。ここでまた予定変更。

 Aさんは倒れる前に車を使っていなかった・・・。
 推理小説かこれは? 判明したのは僕が授業をしているころ。人が急に倒れると、こういった不測の事態が次々に明るみに出る。しかし今度はAさんの荷物を千葉方面に電車で運ばなければいけない。人手が多くて良かった、という展開である。


 千葉県某駅。
 ここから友人の家族の車を運転して、家族を家に送り届ける。急病人の家族ってのはものすごく疲れきってしまうものだから、危険なり更なる事故なりを回避するわけだ。15分ほど走って到着し、荷物とご家族を下ろす。任務完了、使徒殲滅。やれやれ。

 そこから最寄駅までバス8分。
 電車に乗り換えてやっと僕の地元近くまで戻り、友人と別れる。もう夕方だ。スーパーを検分すると、水の在庫が出始めた。食パン(しつこい)や卵や牛乳は品切れ。そろそろ落ち着いてくるはずだが、連休明けかな。夕飯に使える食材を買って帰宅。


 ここで缶コーヒーを開ける。
 本当にここまで飲むヒマがなかったのだ。そうそう、シャトルバスに乗っているときに緊急地震速報をケータイで初めて着信した。

良かった・・・。

じゃないか。着信できることがわかって良かった、という意味ですもちろん。14時20分「宮城県沖」と出たが、結果的には福島県浜通りだったようだ。これ、もっと精度が上がると良いよね。僕は科学の進歩に期待している。


 風呂を焚きつつ日記書き。
 行動量が非常に多くて疲れ切った。おかげで余震を気にしなくて済んだのが嬉しいところ。えーと夕飯は、

・小鍋(豆腐と白菜とキノコ類)
・タイ刺
・ローストビーフとレタス
・ゆで卵の辛味しょう油漬け
・セロリの葉と大葉のサラダ
・モズク酢など

となりますかね。いつもの素材で、いつも食べるようなものを並べています。それがいちばん落ち着くからね。

 余震がさらに減っていくことを希望。
 地震に怯える記述が続いているけれど、基本的に僕が怖がるものは地震だけなのです。雷とか台風とか何とも思わない。将来や老後は不安だけど怖くはない。どんな境遇でも

自分の肉体と精神をマネジメントすること

には絶対的な自信がある。でもねえ、地震への恐怖だけは克服できないです、正直。唯一の弱点と言ってもいいくらい。日本復興のためにみんなで頑張ろう。
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