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ミドルにさよなら 5月15日
  6時間睡眠で7時起床。
 寝不足だが昼寝もできるし晴れてるし、と床を払う。朝風呂を終えて洗濯機に残り湯を移していると、洗面所のラジオからあの音が鳴る。

ぴろん、ピロン。ピロン、ぴろん。

今のリンク、すぐに音が鳴るわけじゃないので大丈夫です(月曜日のメールチェックと称して仕事をサボって『よびわる』なんざ読んでいるリーマンに優しい親切設計)。緊急地震速報ね。

 懐かしいなオイ!
 と一瞬思ったが、全裸に気がついて焦る。しかし対象地域は北海道。リビングに飛んでテレビの画像で確認する。日本語のリスニングって難しいよね(僕は耳があまり良くない)。当該地域でも震度3でとうぜん揺れず。風呂掃除をすませて、いつものような朝食。


 さぁ、日曜日にいろいろ片付けておかねば。
 まずは各地にメール書き。用件メールではないので1週間以上放置しておいたものがほとんど。読者からのメールも含まれる。いちおう全部にレスしているつもりだけど、漏れがあったらごめんなさい。続いてウナギの残務整理。風は強いがよく晴れて気持ちのいい朝なので、

バッハのチェロソナタ

など聴きつつ作業。こういうときは書斎のミニコンポを使う。

 このコンポもだいぶ古い。
 旧居に移ってから買ったので、約10年モノになる。あまり使わなくても消耗はするようで、スピーカーがやや不調。今朝なぞは

曲の途中でとつぜん無音

になった。大地震でも来るのか、停電かと焦るが、関係あるわけがない。ただの接触不良とはいえ、両方のスピーカーから同時に音が出なくなるなんてアリかよ。


 TVで将棋観戦をしながら。
 アイロンかけなども織り交ぜながら。相矢倉の熱戦を鑑賞しつつ1回目の昼食は家でパスタ。オヤツみたいなもの。ねぇそこの若奥さん、

市販のパスタソースって意外に賞味期限が短い

ですよね。ですよねですよね。最近の日記は口調がヘンだ。

 外出してスーパー。
 紫外線が目に痛い感じ。あまり科学的とも思えない感想。帰宅して夕飯の仕込み。読書しながら昼寝に至るつもりでソファに横になり、毛布をかける。が、眠気はやってこない。せっかく

時間を気にせずに眠れるのにね

と思ったけれど。人生そんなもんでしょうか。起きだして少し勉強と雑用的仕事。


 ふたたび外出。
 愛車を駆ってメガネ店へ。とくに急ぐものではないが、眼鏡のツルの調整をしてもらう。この手の生活メンテナンスをする余裕がふだんはないから。1年くらい前に入ったラーメン店で2回目の昼食。なんていうのかな、

街道・背脂・たまに混雑系

と言えば通じるでしょうか。味の印象は変わらず、とりたてて食べたいと思うことはないレベル。

 量販系酒店。
 日本酒1升とビール12本を買い物カゴに入れて街道を激走。信号待ち。右手に黒いヤンキー系軽自動車がやってきて、助手席の20代半ばの貧民風兄ちゃんに声をかけられる。まさか、白昼堂々、拉致されるのか? あ、僕の愛車は自転車ですもちろん。

「×××(某大型スーパー)どこですか?」

 なんなんだよ(;一_一)
 何度か書いたように、道を訊かれることが非常に多い。このように自転車にまたがっていても訊かれる。よっぽど声をかけやすい雰囲気を漂わせているのか、そういう星の下に生まれたのか(もう少し種類の違う星が良かったな)。3秒考えて返事。

「まっすぐ行って坂を下りたらデカイ交差点があるから左。そのまま真っすぐ。信号待ちがなければ(その目的地まで)5分」

兄ちゃんたちの車は「あざーす」という声を残して去っていた。僕は道案内がけっこう or かなり好きなのである。そういうオーラが背中にも漂っているのだろう(やっぱり違うオーラが良かったな)。


 夕方に銀玉店へ。
 話にならない惨敗。唐突だがここで宣言。4ぱちのミドルはもう打たない。ああそうだ、これじゃあ銀玉を知らない読者に不親切だね。

ミドル=大当たり確率1/250〜350程度の最も一般的な機種

いちばん客が多く、回転数も連荘数もそこそこ期待できる「ボリュームゾーン」であるけれど、あまりにも相性が悪くて楽しめなくなったので。

 僕が以前と変わっただけかもしれない。
 時間がないこともあって、1万円入れて1時間回して

「さぁそろそろ初当たり引こうか」

と思えなくなった(希望したくらいで引けるはずもないが、気分的に)。負けるのはいいけれど、長い時間を使って苦痛な想いだけ抱えて帰宅するのではつまらない。悪いことも良いこともあった、でも

せめて良いことだけでも思い出にしておきたい

と思えるような機種がなくなってしまった。ただ爆連を期待して、当然叶えられなくてトボトボ帰るのでは、遊びにならない。


 銀玉業界が悪い、という気分はもちろんある。
 なんかもう最近、ただ爆連すればいいんだというスペックが増えすぎている。このあたりはそのうちエッセイで書こう(それくらい大事な話題なのです)。が、それよりも僕がショックだったのは

どうせ当たりやしないし、来なきゃ良かったと思いつつ打っている自分

だった。情熱がなくなっているなと帰宅の道では感じたほどで、こう感じるのでは遊びにならない。

 なお、銀玉はこれからも打つ。
 誤解のないように。負けたから激昂している、ということではない。僕は負けることに慣れているし、負けることに人生の価値を見つけるタイプの人間だ。ただ、銀玉業界に僕の本業の縮図を見たような気がしたので書いた。ま、もし『エヴァ7』が出たら

アスカに会いたくて打っちゃうんだろうなあ

という気もする。もっとも、『7』の噂は聞かない。


 夕飯はちゃんと作った。
 メインは久々の「豚バラ肉とダイコンの中華煮」。ジャストミートの絶品。野菜と合わせていちばん美味しいのは豚バラだろう、と確信できた。サブは「キュウリとセロリとミョウガの酢のもの」だ。

そんな料理あったのか

と思った読者もいるだろう。そんなこと俺は知らん、生まれて初めて作ったんだからさ。旨くはないがまずくもなし。他にはハンペンチーズや茹でアスパラなど。

 今週は忙しくなる。
 全ての仕事がキッチリ寸分の隙間もなく入っている。準備は整っているので、あとは体調に気をつけて処理していくのみ。良いスタートを切りたい。と書くわりにウイスキーなんざ楽しんでいる初夏の夜である。
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