各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
カニミソな人たち |
5月21日 |
|
5時40分起床。
あと20分眠るつもりだったのに、目が覚めてしまった。昨晩のカニミソのせいかな。
カニミソ→想定外の早起き
では論理の飛躍が大き過ぎるように読める。読者様も驚いただろうが僕もビックリした。カニミソは塩気が強いからノドが乾き、ノドが乾けば目が覚めるってことですね。説明不足ですいません。
朝風呂、洗濯、風呂掃除。
昨晩も洗濯した。晴れるのは今日までで、ちょうど風呂掃除のタイミングであり、残り湯を使い切りたいから寝具を洗うことにしたわけ。今朝のぶんは、お昼過ぎまでに乾かないかもしれないが。朝食には一昨日の鶏つみれの煮物の残りで玉子スープなど。
ウナギの花園。
やっと雑用に決着をつけた。僕がこなすべき山は、もうない。周りはドタバタしている。この職場が合理化を諮らないことをまったく理解できない。でもまあいいや、と思うのが派遣社員の気楽さ・無責任さというものである。
合理化にもいろいろある。
たとえば道具だ。例はハサミにしてみよう。この職場で困るのは、
>このハサミはこの場所でしか使ってはいけない
といった縛りがあること。紛失防止や共同利用といった狙いがあるのはわかるけれど、不便で仕方がない。ハサミと、それで裁断するものを比べれば、後者のほうがはるかに持ち運びが難しいからだ。持ち運びの手間のぶんだけタスクが増え、雑用の処理が遅くなる。
あるいは、より良い道具を使うことだ。
これまた例にはハサミを使おう。以前にも数回書いたが許してもらうとして、
ハサミは良く切れるものがベターではなく最善である
と言える。コンビニで売っている500円以下のハサミと、文房具店で売っている1,500円以上のそれを比べるとよくわかる。高価なハサミは、よく切れるだけではなく綺麗に切れるのだ。
残業6分で華麗に退社、する直前に呆れかえる事件。
今日締め切りの企画書の赤入れを今日やれ、というのだ。ねえねえ、なんでリーマンってこんなに仕事ができないんですかと思ってしまう。締め切りから逆算して仕事を進めることができないなら、今日になってから
「来週から中間試験だ、何もやってない!」
と気がつく高校生と同じじゃないですか。ま、僕もそういう高校生だったから偉そうなことは言えないにしても、社会人になってから締め切りギリギリなんてことは一切なくなった。
速攻で帰宅して洗濯ものを取り込む。
やたらと暑くなったが南風が強く乾いていない。上記の用件で、すごい勢いでメールを書く。もうほんと、バッカみたいじゃなくて
バカそのものじゃないのか
とはらわたが煮えくりかえる。3日前に言われれば、いくらでも正確な対応ができるのに。僕だったら、早めに動いて締め切り当日には仕事がない状態にしておく。
シャワーを浴びて出勤!
その途中で昼食は鶏肉と玉ねぎの炒め物。美味。仕事はウナギ屋も多角経営。こちらは自分の裁量だけで業務を動かしていく職場だから快適だ。安い時給が玉にキズ。
暗くなる前に帰宅。
乾き切らなかった洗濯物を浴室乾燥機で乾かす。アイロンをかける。夕飯の仕込みをする。PCを開くと、またリーマンからメール。あのね、正社員と違ってこちとら派遣、時給の出る時間が永久に続くわけじゃないんだから、こっちはこっちで他の職業に従事してるの。してきたの。月給制を名目にしてダラダラ働かされている
企業の犬
なんかと違うの。いかに時間効率を上げて、最小労力で最大パフォーマンスを上げるか模索してるの。しかしもちろん返事を書いた。文末に「今日は今後の返事ができませんので、偉い人たちで決めて下さい」と添えておいた。
夜が更けてからもメールがあった。
うちの部署が(プレゼンの)トップバッターになるとは予測していなくて、バタついて申し訳なかった、みたいなことが書かれていた。ここまで来ると怒る気にもならない。プレゼンの期日は決まっているんだから、
トップバッターになったとしても対応できる体制を作っておくことが必要
という視点が完全に欠落している。それに気がつかないのではなく、気がつこうとしていないところがエクセレントだ。ベリーはつけられないほどグッドだ。
はやりの「想定外」ではなくて、想定の範囲設定すらできないわけである。
そして彼らは、
「いやぁ、想定外だったよなトップバッター。でも何とか間に合って良かったよ」
とか言って祝杯を上げているのだろう。ヤッツケ仕事になったことは棚上げして、ヤッツケ仕事になる状況を作りだしたのが自分たちなのだ、という自覚すらない(はずだ)。このくらい利口でもできる職業がリーマンなのだな、と実に感心した。いや、嫌味ではなく真剣にそう思ったよ。
風呂を焚いてゆっくり入浴。
夕飯のメインはジンギスカン。昨日と同じく野菜炒め風に作ったが、味のキレはいまいちかな。生ラムは美味しいけれど、2日連続でも飽きる味だ。野菜はモヤシとキャベツと白ネギ。玉ねぎやピーマンも入れるべきだった。
他は様々に。
塩ラッキョウの残り汁に大根を漬けたもの。自家製大葉とローストビーフは昨日と同じ。以下記述省略。日本酒のヌル燗を飲んでいたら暑くなったので、たまには冷酒。カニミソとキュウリをつまみにすると、呑み過ぎて困る感じ。
やれやれ、やっと週末の夜だ。
フル稼働の1週間を乗り切れて気分が悪いはずもない。日記も時間をかけて書けるから、本音を隠して読み物風にすることができた。今は僕のような
非正社員がマイノリティと言えない時代
になっているから、一定のニーズ(支持とはいくまいが)はあるだろう内容になった。結論としては、
カニミソの主人は・・・
いや、これは読者様それぞれに決めてもらうほうが良いだろう。人生いろいろである。
|
|