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雨でかえってノンビリ 5月29日
  9時56分起床。
 9時間以上の睡眠で不足を解消。外は当然のようにべっとりと雨。朝食用のパンがロールパンだったので、なんとなくブランチ風にパスタでいこうかと思う。大きな寝坊をした朝ということ。

 『タツヤ・カワゴエ 僕の好きなパスタソース』。

 誰だお前は?
 ミートソースにして「ごぼう&パルミジャーノ」だと名乗っている。ごぼうはわかるが、パルミジャーノって何だ? イタリア人の名前だろうか。食べてみるとハッキリしない味。結論としては、

お前が好きだって、消費者的にどうしようもないだろ

となる。なお、パルミジャーノはチーズの名称だろう。


 雨はえんえんと続いた。
 強くなることはあっても激しくならず、弱くなったとしてもやまなかった。台風が来ているそうだ。とくに外出する用事もなく、基本的に家に滞在した。

週6日仕事=家を出たり入ったり

の日々だから、ちょうど休息になったかも。以下、五月雨式に書いてみよう。


 勉強をそこそこやった。
 授業でときどき言っているように、僕はとくべつ英語が好きなわけではない。世の中の良識ある人々が顔をそむけるような発言だ。「好きこそものの上手なれ」とか「先生たる者、教えるものに対する愛情を生徒に示せ」だの、よく言われる。ええ。

そんなの関係ねぇ(-_-メ)

 英語を教えるのは、仕事である。
 オブジェクトを愛しても、とりわけ意味はない。愛していたほうがいいかもしれないが、愛さなくてもできるし、やらなきゃいけない。きれいごとなんか糞食らえである。ただ、

とくべつに英語が嫌いだというわけではないし、

教えるのは好きだし、文字を読むという行為は楽しいと思う。だから、英語が好きですかと質問されたら「べつに」と答える程度のことである。仕事とそのオブジェクトとは別でしょう、というだけの話だ。授業準備も少し。


 洗濯物、乾かないね。
 今日で雨は3日目になるだろうか。浴室乾燥機で急場をしのぐが、自然乾燥に比べるとすごく効率が悪い。厚手のトレーナーなんか、2時間くらいかけても乾き切らない。太陽と風は偉大だ。

 昼食は立ち食い系ソバ店で。
 雨の中を外出するのはつらいが、昼食は外食にする主義のため。かき揚げ蕎麦大盛り。その足で銀玉店に寄る。1つの用事だけで外出するのも損な気分だし、とくに買い物の用事もない。お金もヒマも、

何より勝負する熱い気持ちがない

から、1ぱち。ゲーセンと同じようなもんですな。

 400発で食いつく。
 3連→5連→単発。上皿だけ使い切って玉を流すと4,000発。つまらない勝ち方。傘を持っていることが不快で、煙草の匂いも気になり(注:僕は喫煙者である)、なんとなく蒸し暑い店内にもイライラしたから、さっさとやめた。即去りして自宅に戻れば、昼食コミで1時間しか過ぎていなかった。


 雨の日は読書がいい。
 雨音を確かめながらページをめくる。希望と反し、しかし予想した通り、今年は読書量が落ちている。4年連続の100冊超えが途切れたのは去年で、今年もそうなりそうだ。仕事なんかしてたら本は読めませんねぇ、と文学部的発想で申し訳ない。読書感想文。


 『テッカ場』北尾トロを読了。
 人の隠せない欲望がうごめく場所、具体的には各種オークションを中心にしたルポ風エッセイ。
 珍しい現場を描いているけれど、いかんせん文章が下手でイマイチ。

 題材は面白い。
 オークションに限らず、マニア雑誌のフリマや売れないアイドルの撮影会など、聞いたことはあっても

実情はよくわからない現場

に著者は突撃していく。ある欲望の渦に入っていきたいけど引いてしまって入れない自分を描くのは、この著者の本によくあるし、そこそこ切ない。鉄道部品のオークションなんていう現場は、テツ見習いである僕でも現実に見ることはないだろう。

 それにしても、文章が下手すぎる。
 文章の一部を取り上げて批判するのは簡単なうえに趣味が悪いからやらない。情報の交通整理ができていない個所が異様に多い。著者が裁判傍聴ネタでブレイクしたのは大いにけっこうだが、

読者が見ることのない現実を具体的に描く技量

が低すぎる。著者の責任もあるにせよ、ちゃんとした編集者がついてあげればもっとマシになるような気がする。もっとも、本書も他の著作と同様にネット連載をまとめたものだからそんなもんだろう、と僕も諦めてしまう。せっかくネタが面白いのに、文章で台無しになってしまう本の一例と言ってOKだ。


 お楽しみの夕飯。
 これくらいしか娯楽がなかったな今日は、と思う。メインは真鯛の赤みそ漬け焼き。漬けてから2日目だが、西京味噌と異なり味が入り過ぎるのが欠点だ。味噌の種類を変えるか、漬けこみ時間を短くするか、酒粕でも混ぜるか、今後の課題になる。

 サブは牛肉とゴボウの甘辛煮。
 丁寧に作った。どの料理でも同じようなことで、食材を切りそろえるのが大事だ。味付けは砂糖・ミリン・だし汁・しょう油。安い肉は、野菜とあわせ

強めの味付け(あるいはゲスな味付け

にすれば旨くなる。常備菜にふさわしい一品になって満足。

 日本酒は山形県の『紅の里 山形路』。
 常温でいくと中口ないし甘口。ざらりとした食感。ヌル燗にすると辛味が出るが、基本的に中口。これといった特徴はないがバランスが良い。甘めの酒もけっこう好きなのだ。やはり、山形の酒は旨い。


 日曜日の消化速度が速い。
 体を休め、翌日からの準備をするので手一杯。これから1か月強ほど、こういう日々が続く。とりあえず明日からは先週と同じで

少し息抜きできるスケジュール

になっている。明日の出勤時には雨が上がっているといいのだけど、と思う今は午後8時になる前。少しだけ呑み過ぎてもいいかなあ、なんて自分に甘えることもある。
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