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上期の仕事納め 8月19日
  やっちまったよ、超早起き。
 昨晩は夜更かしした。特別な早起きは必要ないし、エアコンも涼しいと、

ベッドで時刻表を繰るというヨロコビの時間

を過ごした。11時過ぎに消灯したのは良かったし、悪夢

>学級担任なのに保護者会に遅刻して父兄をペットボトルのお茶で懐柔しようとした

も良かったが、スパッと目覚めたのは4時13分。まだ外も暗いぞ(@_@;)


 入浴してからコーヒーを淹れる。
 まだ5時前だ。まだ暗い。涼しい夏の早朝を味わうかなと思ったものの、蒸し暑い。28℃・75 %ということでエアコンを稼働。べつに眠くはないし、午後には昼寝する時間もあるけれど、午 前中には仕事もある。困ったものだ。ぐっと集中して書きものをする。


 5時半には明るくなった。
 あさってからの旅行の準備をする。荷造りではなく、手配してある交通手段の確認。宿の地図 を印刷。こういうの、いまどきは

スマホにダウンロード

なんてオシャレなことをする人が多いんだろう。スマホがもう少し安く、もっと便利になったら 僕も使うつもり。ケータイが嫌いな僕にとっては、通信料がかかるのもマイナス点だ。

 飛行機の座席がネットで予約できるようになっていた。
 予約券の整理番号で、予約者が特定できるようになっている。座席のイラストが出てきて、ク リックして好きな席を選ぶ。すげえな。僕がよく使うスケルトンツアーの場合は、

出発当日に空港カウンターで座席指定を受ける

のが普通だったからなあ。その証拠書類みたいなものを印刷しなければいけないのは面倒。しか しそのうち、予約券そのもので手荷物検査場を通過できるようになるはず。


 7時半に朝食。
 少し眠くなったので15分ほど昼寝。朝寝ですかね。わけのわからない生活時間にも、出勤のと きはやってくる。シャワーを浴びて、ウナギ屋も多角経営。ちょっとフェイントかけてみました 。

 昼過ぎに解放されて昼食。
 豚肉とニンニクの芽の炒めもの。また中華かよと僕も読者様も思う。だって、

僕のルーツは中国です

から。カレーもよく食べるからイギリス人かも。なんて言い出したらキリがないな。アフリカで もおかしくない。人類はアフリカのどこかに起源を持っているそうである(もちろん諸説ある) 。ちなみに僕のおじいさんは大分県の人。スーパーに寄って帰宅。


 お昼前から雨。
 天気予報通りに一気に涼しくなった。たぶん27℃くらい。帰宅したら朝の空気が残っている部 屋のほうが暑かった。窓を開け放して読書および昼寝の準備。雨の日はプールに行かないことに している。

 2時36分に地震。
 震度3は久しぶりで怖かった。ちょうどソファ上で若奥様といいこと、じゃないやウトウトしていたので、なおさら肝が縮んだ。地震のあともダラダラと本を読んだり眠ったり。エアコンを使わない生活って、こんなに体がラクだったかな。夕方に読書感想文を書いた。


 『青豆とうふ』安西水丸・和田誠を読了。
 高名なイラストレーター2人によるリレーエッセイ。
 文章のゆるさ、イラストの楽しさともになかなか良かった。

 1つのお題からスタートする。
 水丸が書いた文章の最後のテーマをそのまま和田が引き継ぐ。もちろん話題が逸れていくから 、和田の文章の最終テーマを今度は水丸が引き継ぐ。目次から引用。


和田 フランク・ロイド・ライト→映画の中の建築→ループタイ→アシモフ→カレル・チャペッ ク
安西 カレル・チャペック→ロボット→理科室の人体模型
和田 理科室の人体模型→山口百恵→美空ひばり
安西 美空ひばり→似顔絵→スノードーム→ワールド・トレード・センター

話題の飛躍が少し極端な気がするし、実際に極端である。しかし、

お酒を飲んでいるときのトーク

を聞かされているようで、たいへんに面白い。カレル・チャペック(『園芸家12か月』の著者) が「ロボット」という言葉を作ったなんて知らなかった。2人とも文章がうまいし。

 イラストは言うまでもないだろう。
 一応は本文の内容に関係していても、なんの絵なのかイマイチわからないところが良い(とく に水丸の絵は意味不明なことに魅力がある)。本書のタイトルをつけたのは、お二人と親交のあ る(共著作品もある)村上春樹。彼が文庫に「解説」を書くのは珍しいので、この意味でもお得 感のある1冊。これを590円で買えるのだから、文庫って魅力的だ。


 話題はジャンプして夕飯。
 もう旅行が間近だから、冷蔵庫の食材をいかに減らすかということだけ考えている。一応のメインはサンマ刺。ショウガをすりおろして薬味にした。サンマのあるべき薬味って、

ワサビなんですかショウガなんですか

と昔から疑問に思っている。何もつけないのが正解のような気がする。

 サブはエリンギとモヤシの炒めもの。
 ショウガとニンニクを刻んで丁寧に作った。中華料理に限らないが、料理のコツは余分な一手間をかけることだと再認識。他は残飯整理で書くべきものはない。夜も非常に涼しく、ためらわずヌル燗を用意した。


 日本酒は山形県の『大山 本醸造』。
 本醸造は醸造アルコール入りの酒の中では偉いほう、くらい。会社で言えば本流じゃないけど 課長補佐といったところ。常温で行けば、キッチリした辛さと旨さ。全体にガッシリしていて好 印象。

 これはいいぞとヌル燗へ。
 山形の酒には少しひいきしているところがあるかも。しかし今度は辛さが出過ぎてバランスが 崩れる。圧倒的に常温が良い。こういう酒を見つけるのはちょっと難しいかなとは思うにしても 、日本酒はもともと常温で呑む酒だったはず。


 明日に予定しつつあった日帰り旅行はパスすることに。
 特別に行きたいわけでもなく、「気が向いたら」くらいだったし、夜も更けて今は日付が変わる前だ。日曜日からの旅行に備えてゆっくり過ごそう。この2日間は、自宅で仕事を全くしていない。今年度になって初めてだろう。

 この流れならウイスキー。
 お楽しみの『山崎10年』をストレートで。つまみは上流社会ハム(これも食べ切らねばならぬ)と自家製大葉(留守中にどこまで繁茂するか心配だ)。ああ、

本当に夏休みが来たのだ、ここまで生きてこれたのだ

と嬉しくてしょうがない。明日からは副業を含めて勤務なしの7連休。なんて気分のいいことだろう。
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