予備校講師でわるかったな!





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エビとともに2学期開幕 8月29日
  さて、日常回帰。
 そのわりには8時起床とやや寝坊。アイロンかけと風呂掃除とシャワー。テキパキ動くことを 夏以上に意識しないと回らない人生の再開だ。急げ急げ、本業の開幕時間は15時20分。

 さっそく外出。
 母から凍ったエビを受け取らねばならない。どんな用事だよ。おととい実家に帰ったときに、食卓に出し忘れたものだとか。冷凍でも味が落ちるから早く貰ってくれとのこと。たまたま今日の彼女には僕の家の近くに来る用事があるそうで、僕も近くの駅まで電車に乗っていく。こんな雑用で1時間を使ってしまった。


 授業準備。
 朝からまずまず晴れて暑く、集中を必要とするものはできない。窓を開けたまま作業的にでき るものを処理する。じりじりと進捗したのは予定通り。

 またもや部屋の整理。
 断捨離じゃなくてトキ捨て(仮)でしたよね。どんどんモノを捨てていく。いかんせん収納の 少ない部屋なので、捨てることだけが解決策になる。やってみると面白い。ウナギ関係の雑用も やっつける。日常に戻ったなぁ。

 昼食は韓国料理店。
 接客最悪ながら味の良いお店。旨ければ接客はそれほど問題ではない。テグタンクッパでだらだら汗をかく。旨いですなあと帰宅してシャワーを浴びる。20分ほど昼寝。ふたたびシャワーを浴びて、今度こそ出勤!


 ワセヨビは浪人生クラスから。
 4月18日に危惧した結果にはならず、受講人数は1学期の最後と同じだった(もちろん、ごく少人数)。レベルにもよろうが、もうこの時代、

浪人するというのは最悪に近い選択肢なのだろう

と想像する。10ヶ月間にわたって勉強だけするというのが、耐えられない人のほうがメジャになったからだ。悪い意味ではなく、それだけ現役で入りやすい時代になったと言える。

 空きコマを喫茶店Kで潰す。
 もっとも、僕の職業の場合は辞書とペンとテキストさえあれば仕事ができるから、純粋に潰れるわけではない。効率が良くないのは難点。


 夜は高2生クラス。
 夏期講習がなかったので1ヵ月半ぶりに顔をあわせる。

「あれ、みんな大きくなったねぇ」

恒例のオヤジギャグをかましたら苦笑された。付き合いで笑ってくれたとしか思えない(+_+)

 生徒様に、例の合宿の話を聞いた。
 高1・2の講習が一部の校舎で中止されたためのイベントだ。少数の意見なので真偽はわからないが、だいたい次の通り。

・3泊で夕飯が毎日同じってひどい
・宿に風呂が2つあるってウソだった
・1日に90分5コマってきつすぎ
・受講料はきわめて安かった
・全体としては楽しかったかなあ

いやぁ、面白そうだと僕は思うな。採算や手間は別として、1日12時間くらい勉強漬けにするって、時代が求めていることだと想像する。だって、自分でやるわけないし・・・。


 久しぶりの授業自体に、問題はなかった。
 1週間以上の休み明けにはいつも「ちゃんと授業できるかな?」と思うけれど、実際の授業中に「困った」となったことはない。ときどき、説明の順番を先走って間違えることがある。たとえば。

正:あおいを僕は愛しているから、彼女とHの鉛筆を削りたいと思う

誤:あおいとHの鉛筆を削りたいと思うから、彼女を僕は愛している

個々の情報自体にマチガイはないけれど、予備校の授業では論理関係が重要なのでちょっと困った説明である。つまり、今日はこういったミスはなかった(はず)。


 帰宅して夕飯、の前に将棋の話題。
 王位戦第6局の初日は、広瀬王位が防衛にリーチで迎えている。後手の羽生がわざわざ相振り飛車を選択。プロでも珍しい戦型で、前例がほとんどない。しかも広瀬は屈指の振り飛車党である。羽生はオールラウンドプレイヤーだけど、

負けたら終わりというこの1局でも

こういう道を自ら選ぶのだ。

 いやぁ、このあたり本当に羽生は羽生だと思う。
 いかなる状況でも、新規開拓を優先させる。どうしても勝ちたいところなのに、勝ちやすい戦型よりも、指したいそれを選ぶ。彼が求めているのは勝利ではない。将棋の強さはもとより、あまりに強靭な精神力がなければできないことだ。見習わなくては。ただ、封じ手まではやや羽生が不利に見える。


 夕飯にはとうぜんエビを茹でた。
 凍った状態で週刊紙くらいの大きさ、茹でてみたら全部で80尾くらい。全長5〜6センチの小エビである。まあねえ、これ旨いんだけどさ、

皮むきしながら食べるのが面倒くさすぎ

なんだよね。他のことなんか何もできない。両手で全神経を集中させないと剥けないし、剥けても一口ぶんにしかならない。好きな人に言わせると、

>この面倒くささが旨いんじゃないか

となる。そう・・・なんですか、みたいな。発言者は僕の家族で、彼は瀬戸内海出身である。

 エビ・カニはおしなべて同じ傾向だ。
 古いたとえでは、「お見合いの食事はカニ料理にしろ」となる。カニは食べるのに熱中する(正確には熱中するしかない)から、それで2人がお互いに関心を持てば相当な脈あり、というやつである。そしてまた、酒飲みにはわかるように、

皮むきに熱中しすぎて酒が進まない

というデメリットもある。いやホント、味はすごくいいんだけど、ちょっと肩が凝っちゃうな。


 本来、月曜日は休肝日。
 だが今日は呑んだ。このところ休肝日が多かったし、まだ今週は仕事も忙しくないから。それに、久しぶりの授業のせいで少し疲れたし。例年のように夏の疲れが出てくるのはこれからで、体調管理には気をつけたいものである。今日あたりから学校が始まった現役生と同様に。
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