予備校講師でわるかったな!





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テトリスのように 9月19日
  8時前起床。
 万全の7時間半睡眠。昨晩は飲んだ勢いでエッセイを書いていて、就寝が遅くなってしまった 。世の中には

飲んだイキオイで大変なコトに及ぶ男

もいるから、僕なんか人畜無害なほうだ。酔うとイロイロなことが面倒くさくなるという性格も ある。自慢にはならない。


 朝風呂と朝食。
 昨晩の鶏料理の残りでスープを作った。卵を落とし、しょう油と塩で味付けして、ネギの輪切 りを散らした。暑さが去る気配はまったくなく、朝食を終えてすぐにエアコンを稼働した。休日 (敬老の日だったと思う)なのでウナギの花園は休み。秋は祭日が多くて助かる。

 午前中は勉強など。
 本業とウナギ関係。1日の後半に仕事が入っていると、かえって捗る。いわゆる締め切り効果 だ。長い時間はできなくても集中できるから。その割には

本を読んだり家事をやったりと集中してなかったり

もする。でも、月曜日はプールに行けないし(休館日)、買い物の必要もない(休肝日)から自 宅滞在の時間を長く取れる。


 お昼前に出勤。
 台風の影響なのか湿度が高い。職場に入る前に昼食。野菜炒め定食を食べたら汗ダラダラになり、慌てて着替えた。実に代謝の良いことである。さて、働くか。

 仕事はウナギ屋も多角経営。
 本来は明日の勤務だったものを、僕の都合で今日の午後に繰り上げてもらった。なぜかと言え ば明日は出かける用事があるから。さらに、月曜日の午後はふだんならワセヨビの浪人クラスが あるけれど、今日は休講日である。まとめると。

午前中:花園が休み
午後  :浪人が休みで多角経営繰り上げ
夜     :平常通りワセヨビ高2クラス

このあたり、

テトリス的スケジュール調整

と言える。こういったことにどれだけ神経をすり減らしているか考えるとイヤな気分になる。


 無事に終了して帰宅。
 急に気温が下がり、エアコンがいらない涼しさになった。もくもくと雲が出る。台風が近づい ているそうだが、こっちに来るのだろうか。洗濯機を回し、浴室乾燥機を稼働させ、軽食(カレーパン)を取り、すこし休憩して、シャワーを浴びて出勤!

 ワセヨビ西船橋校。
 2年生の70分2コマだけというのは気楽。文法講座では「復習テスト」というものをやる。原本は予備校が用意してくれるもので、実施は講師の任意である。僕はやったりやらなかったりだ。

 こういうのって必要なのかな、と我ながら少しダウト。
 授業内である項目の振り返りをするのは教育効果的に必要なことだけど、授業時間を使って小テストまでやるとなると、考えものだ。予備校の授業時間(講数と呼ぶ人もいるがマレか)はきわめて少ないものだから、

小テストのぶんだけ実質的な講義時間が減る

というデメリットがある。僕も2年生の(つまり非受験学年の)講座だからやるけれど、3年生の講座だったら時間が惜しいからやらない。


 もっとも、復習というのは学習者にとってひじょうに難しいようだ。
 文法の場合なら、同じ問題を解き直して、その際に文法(ルール)と知識(暗記)領域を明確にして、それが済んだら

同じジャンルの文法問題を別の問題集などで解く

というだけの話である。予備校の授業は入試に出ること全てを扱うわけではないが(それこそ絶対的な時間が足りない!)、市販の問題集にあることの9割くらいは扱っている。同じルールが別の問題でも使えるから「文法」なのだ。

 まあしかし、なかなかそこまでは手を回さないのが現状なのだろう。
 僕なんかは「1回の授業に対して復習に10時間かかるなんてのは当然のことなので」と言われた世代だから、

そのくらいの手間はかけないと受講した意味がなくなってしまう

とわかっていた。昔話である。当時の予備校は1学期あたりの授業回数は10〜11回が基本だった(今は13回前後の予備校が増えたし、ワセヨビなんか16回である)。そんなこんなで、3講ぶんの小テストを15分かけて実施した。


 授業は無事に終わり帰宅。
 パラパラと雨が降っているが本格化はしていない。シャワーを浴びて、この日記を書く。月曜日だから休肝日、はさっきも書いた。静かな1日で、とりたてて書くようなことは見当たらなかった。日記もテトリスのようなものだろうか。
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