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奇跡には手が届かない 10月24日
  4時20分に目覚める。
 夢の中に、同じ街が現れることがある。今朝の街には雨が降っていて、僕は傘もささずにその 中を歩いていた。どこかで実際に歩いた(つまりリアルな)街を再構築したものだと思う。

この夢から逃れることはできない。

そう思った瞬間に目覚まし時計が鳴った。きっと順序が逆だったはず。5時前起床。

 朝の雑事をこなす。
 すべてのYシャツ・ハンカチにアイロンがかかって良い気分。朝風呂を済ませて朝食。昨日の チャンコ鍋の残り汁に卵を落としてスープを作る。食べているうちに外は明るくなってくる。曇 り。疲れてもいないし眠くもないけれど、

また1週間が始まってしまった

と感じる。いつになったらラクになるのか我が人生、長袖Yシャツで出勤。


 ウナギの花園。
 短い休み時間に、オヤツとしてツイストドーナツ1個を食べた。給与明細を頂いた。テキパキ動いて残業6分で退社。業務報告終わり。少し陽がさして蒸す感じ。

 いったん帰宅して洗濯機を回す。
 腹が減っていてもこの行動になったのは、ちょうどお昼どきで昼食を食べられる店は混雑して いるだろうから。リーマンはあれだけ仕事をサボっているのに(少なくとも僕にはそう見える)、昼飯だけは昼時に食べるのだ。まあ譲ってあげてもいいか。ついでに読書感想文を書く。


 『100人の森博嗣』森博嗣を読了。
 自作解説や書評を集めたエッセイ集。
 著者のファンなら楽しめるだろう。

 森博嗣のエッセイが好きなので買った。
 メディアファクトリー出版の文庫は以前に見かけたことがあった。その時はたいして面白くな さそうだなと思って買わなかったけれど、このたび講談社文庫に採録されたという事情で買った 。読んだことのないミステリィの自作解説なんて、面白いはずがない(僕はミステリィを含めて 森博嗣の小説をまったく読まない)。

 しかしもちろん、多少の収穫はあった。
 その見込みがなければ本を買うことはないだろう(見込みが外れることはよくある)。この手 の本には、新聞や雑誌などあちこちに書き散らされたエッセイが収録されるからだ。「子供には 新聞を読ませない」というエッセイは、

新聞を批判するように新聞社に依頼された

ものなのに、結果的に掲載されなかった。読者からすれば消えてしまった原稿なので、こういっ た本で読めるのは楽しいことである。「文庫版あとがき」から。

>一人の人間が、自分の内から湧き起こるものを捉え、それを形にする。他人に認識できる記号 に置き換える。それが他人にも価値のある存在となることは奇跡だ。世にある創作とは、そんな 奇跡の跡なのである。

ふむ、なるほどと思いながら僕は読み終える。


 昼食はマーボー茄子。
 よろしいんじゃないでしょうか。帰宅して洗濯物を干し。15分だけ昼寝。シャワーを浴びて出勤!

 ワセヨビは浪人生クラスから。
 少数精鋭という笑えない事情はもう書くのも飽きた。なんとか2学期最後まで消滅せずに行けるのではないか。授業はたいへん順調で、テキストの消化ペースが非常に速い。授業回数は残り5回で、

テキストは2回弱で終了

となる。句と節がちゃんと区別できるようになると、授業にもリズムが出てくるな、といったところ。残り3回ぶんのプリントを用意した。


 そうそう、2学期も折り返しだ。
 浪人生は全14回だから、すでに先週で折り返し。現役生は16回なので、今日から後半戦。どっちも講数が多いですな。前にも書いたように、

ワセヨビは講習の講座が少ないが平常授業が非常に多い

のである。個人的には、もう少し平常授業が少なくて(つまり休講日が挟まって)講習が多いと良いかなと思う。なお、市進は今週から2学期後半。それはまたあさって以降に。


 高2生クラスの英文法。
 冠詞・名詞というマイナー項目に先週から入っている。単発もの、つまり

知らなきゃ解けないが知っていても出題頻度が低い

項目がほとんどで、ちょっとタイクツ。たとえば、

>a 有名人=「〜のような人」

とか、「そりゃそうなんだけどだから何?」と思ってしまう。さりとて知らないでは済まされないし、一方でそんなに出題されるとも言えないし、けっこうジレンマな私。1人称がヘンだよ。


 こういうとき、詐欺を働く方法はなくもない(二重否定)。
 「不定冠詞の a の働きから明らか」とか、それ系ね。これまた「そりゃそうなんだけどだから何?」である。語学的にはそうなんだろうが、

人生で初めてその表現に出会ったとき、そんな風にして覚えたのかアンタは?

という疑問がある。初学者のときに英語学者だったとか、あんま自然な感じはしませんな(「いや、しかし俺は実際にそう習った」と言われればどうにもならないが)。本当のところは、

>そういう言い方があると知って、のちになってからそういう理屈を後付けで覚えた

かと思われる。別にパーマーメソッドを標榜するわけではないし、理屈から入る教え方が悪いと言っているのでもないし、英語教育の議論をしているわけでもない。自然に、

>ああ、「〜のような人」って奴だっけな

と生徒様が思ってくれればいいだけのこと。


 帰宅してシャワーを浴びる。
 ワセヨビでも給与明細を貰った。ポストには市進から給与明細が届いていた。3つを足してみてガクゼンとするのはいつものことだ。

こんな過労人生でこんなショボイ稼ぎかよ・・・。

しょうがないけどな。月曜日なので夕飯抜きにして休肝日。1日の終わりに酒がないのは悲しいが、とくにアル中でもない(と思う)。

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