予備校講師でわるかったな!





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底辺予備校講師 11月5日
  6時前起床。
 5時間睡眠。今週は週の半ばに休日があったので「やっと週末だ」という感覚は少ない。もう少し副業を減らさないといけない。今月は

本業の来年度の動向がほぼ確定する

ことになるはずなので、それから調整したい。副業のほうは、さすがにクビにはならないと思わ れるけれど、どうなるだろうか。僕と同じような

負け組系予備校講師の皆さん

もドキドキしてたりしてね。あはははは。


 出勤してウナギの花園。
 テキパキと働く。本業のような授業準備が不要なので、職場にいるときだけ集中すれば良い。 お客様には最大の満足を。と、

あからさまな偽善ぶりを発揮

して残業8分で退社。次の仕事があるんです!

 今日は後述の事情で日記が短くなる。
 あんまり短いと読者様は不満を覚えるし、長くても同じである(本音:読者ってホントにワガ ママだ)。長さの調整をするために、帰宅して急ぎ読書感想文を書く。


 『底辺女子高生』豊島ミホを読了。
 「デビュー」できずに悶々とした高校時代をおくった著者の自伝的自虐エッセイ。
 これが底辺かどうかは難しいにしても、こういう青春を過ごしてしまった人って絶対たくさん いるよな、と思わせる好著。

 青春が(女子高生が)華やかだなんて、ウソである。
 少なくとも、現実的ではない。華やかで楽しい時代を持てた人もいるかもしれないが、そうじ ゃなかった人だってたくさんいるのだ。たとえば、私を見ろ。こんなに悲惨だった、底辺だった 。

 というのが著者の視座である。
 秋田県の山奥にある中学から、(秋田の中では)都会の高校に行くことになった。垢ぬけた女 子高生になって、デビューしたい。そう思っているのに、著者はいきなり「一人称問題」で挫折 する。

>無理。オラには「あたし」って言うの無理。

 なんと、著者の一人称は「オラ」だったのである。
 周りの垢ぬけたクラスメートが明るい高校生活を始めているというのに、著者はいきなり

「オラ」と言わざるをえない人生を送ってきた(これからも送る)

という現実に突き当たる。そしてずんずんと底辺に落ちていく。家出をして、スポーツと言えば 卓球で、クラスでは男子と話すことができず、下宿に住み、赤点を取り続け、卒業式にはみんな と一緒に出られず。

 ただし、本書は悲惨さを訴えるものではない。
 あくまで自虐エッセイであり、愚痴であり、エンターテイメントである。僕も高校時代を楽し んだとはとても言えないクチなので(ただし僕はそれに何の後悔もしていない)、

女子の中にもこういう奴がいたんだなあ

同病相憐れむ気持ちになった。著者によるイラストもなかなかよろしい。チャンスがあったら 立ち読みからどうぞ。


 シャワーを浴びて出勤!
 いつもの土曜日と同じように、途中で昼食。安くて旨い中華料理店。豚肉とキノコの炒めものを食べたという話に取りたてた意味はないだろうから、別の話題でも。


 1週間くらい前に、収入の話を書いた。
 大昔をのぞけば、この10年でもっとも年収が少なかったのは2009年度。予備校のみ4日、しか も夜だけだったから、当然の話だ(それだけラクで良かったな)。それでも生活は充分にできた し、ちゃんと貯金もできた。しかるに、

このままではヤバかろう

ということで、2010年度から多忙な生活になった。要するに本業が業界的に、なにより個人的に 赤信号になったからだ。業界も悪いが僕も悪いので恨み事ではない。

 それにつけてもおやつはカールだな。
 違った、収入が減って困ったな。本業からの収入はどのくらい減ったのかしらと給与明細を比 べてみると、

2年越しで40%減

になっている。労働時間が25%減でこの結果だから、なるほど僕の年収が減るのもよくわかる。 よくリーマンは「ボーナスが10%カットでどうのこうの」とか言ってるけど、ずいぶん甘ったれ た世界なんだな、と感心している。されどこの過労人生のおかげで、

今年は(それこそ10年以上ぶりに)2年連続の増収

となりそうだ。そりゃそうだ、という気もする。皆さんの大好きなお金の話でした・・・。


 仕事はウナギ屋も多角経営。
 えっちらオッチラどっこいしょ。一所懸命を示す擬音を考えているつもりだが、どことなく手 抜きのニオイもする。ものすごい勢いで退社して帰宅。ふたたびシャワーを浴びる。


 すぐさま外出。
 ウナギの同僚たちと飲み会である。僕が幹事役で大変だった。話が昨日に戻って恐縮だが、予約するまでに手間と時間がかかった。

1:9軒ほどピックアップし最年長氏にお伺い
2:2軒に絞られたフィードバックを女性2名にお伺い
3:何とか同意を得て店に電話

で終わればいいのだが。

 飲み屋なので昼間に電話が通じなかった。
 昨日は16時45分から21時15分まで授業だった。飲み屋は夜更けの予約を断ることが多いし(酔客のイタ電が多いのだろう)、だからと言って予約しないのは幹事として失格である。呑み慣れた友人同士なら

その場の流れで

というのもアリだが、女性もいることだし、そんなにヒマな人たちでもない。

 という事情で、失礼して休み時間に予約の電話をかけた。
 予備校講師の休み時間は完全な自由時間だが、ちょっと後ろめたい気分もあった。個人的には、休み時間は

次の授業のために「気」を練る時間だ

と考えている。もちろん同僚諸氏と無駄話をするのも楽しいから、そうすることもある(注:予備校講師は授業が終わると即去りする人がほとんど)。


 ではどういう飲み会になったのか?
 それは明日の日記で。書く気になれば、ではあるけれど。行ってきまーす!

>なんだ、先書きかよ

と思った君は長年の愛読者。

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