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過労とはどういうことか 12月9日
  5時前起床。
 6時間半の睡眠で、ちょっと用事を入れ過ぎたなと思う朝。というかまだ夜。文句があろうがなかろうが、仕事なので起きるしかない。仕事は職務をちゃんと果たせば、他は(だいたい)どうでも良い。でもやっぱ眠いね。

 朝風呂、朝食。
 冷たい雨の中で出勤。みぞれになる寸前という感じ。Yシャツとカーディガンの上にダウンジャケットというイデタチ。これだけ寒ければ世間も職場も許してくれるだろう。うまいこと席に座れたと思ったら、

両隣が加齢臭オヤジ

というブリリアントな席だった。お前ら風呂入ってんのかと思うが、僕も気をつけなきゃ。


 仕事はウナギの花園。
 ものすごい勢いで作業を処理する。挨拶はともかく、誰とも口をきかなかった。早く終わらせて早く帰って昼寝をしないと、体がもたない。定時より30分早い退社。職場のカフェテリアのようなところでランチ。メンチカツ。

 帰宅時には雨がやんだ。
 しかし猛烈な寒さ。真冬だなあ。今日は後述の用事があるので、日記を先に書かなければいけない。ええと、今日から本業2学期店じまいウィークですね。


 市進千葉校のまとめ。
 速読ゼミもFクラスも、内容的には申し分なし。このくらいの負荷でこのくらいの成績にしようと予定したノルマをほぼこなした。ただ、クラスの雰囲気は異様に固い。わりにシャイな生徒様が多かったのか、休み時間でも教室は静かだった。他に書くことはあるけれど、まあ今年度の職務とは関係ないので省略。


 予定通りに早い午後から昼寝。
 1時間半ぐっすり、とは行かず。睡眠時間の調整は難しい。それでも1時間以上も横になったから体調にはプラスに働いた、と考えたい。しかし今週は私生活崩壊。具体的には

・プールに1回しか行けなかった
・整骨院をサボった

ということ。来週は早くも金曜日から直前講習。それでも、この2週間に比べれば落ち着いてくるかと想像している。ネタが少ないので読書感想文を挿入します。


 『科学的とはどういう意味か』森博嗣を読了。
 「自分は文系だから」と科学を避けることのデメリットを語るエッセイ。
 この著者らしい押しつけがましくない論調がおもしろい。

 感想文から少しそれる。
 僕自身は文系なんだろうか、とときどき疑っている。高校生のとき、数学や物理は赤点ギリギリが普通だったし、受験も英語・日本史・国語だったから、世間的には文系なんだと思う。モル数とかまったく意味がわからないし、ワットとかボルトとか、そういう電気関係の話もわからない。マイクロシーベルトとかベクレルとか、

「何の呪文だ?」

とけっこう真面目に思ってしまう。

 また一方で、モノゴトを考えるときにはわりに理詰めであるような気がする。
 ときどき生徒様にも「英語の教え方が数学っぽいですね」と言われることもある。この日記は(もちろん)言葉で書かれているから「文系的」なのかもしれないけれど、ひょっとしたら俺は理系なのか、と思うこともある。

 感想文に戻る。
 文系と理系って何なのか、科学と非科学って何なのか、そのあたりのモヤモヤを森先生が明らかにしてくれる、といった本ではない。読み進めているときも、読み終わったときも「うーん」と唸ってしまう内容である。難しいのでもわかりにくいのでもなく、

文系的であることに逃げる=理系的なものから逃げる

ことが損なのか、と思わされるが確信は持てない。本書のまえがきから。

>……この本に書いた意見は、「これで科学を好きになってほしい」「少しでも興味を持ってもらえれば嬉しい」ということではない。「科学から目を背けることは、貴方自身にとって不利益ですよ」そして「そういう人が多いことが、社会にとっても危険だ」ということである。

結論としては、よくわからない本だけど内容はたいへん面白かった、となる。このような「要するに結論は?」という考え方自体が危険だ、と書かれているわけなんだけど。


 授業後は呑みに行く。
 珍しい。当該校舎の最終回ということもあるし、来年度はもう校舎で会えなくなることが決まっているということもある。おそらく1時前に帰宅し、

それでも翌朝は6時起床

という流れになるはず。トラブルが起きなければいいのだけど。では今日は短めで失礼します。出勤前にアップ!

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