予備校講師でわるかったな!





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バイナウ、千葉校。 12月28日
  6時起床。
 休肝日でせっかく早めに床についたのに、寝つきが悪かった。それでも5時間半は確実に眠れた。収穫できた10分間を使ってアイロンがけ。急がずに出勤。今日はこのタームの最終日。


 市進千葉校。
 Fクラスは無事に終了。と思いきや質問。その場では

「僕が間違えたかも」

と答えたけれど、帰りの電車内で読み直してみたら間違っていなかった。内容一致の

「ああも取れる・こうも読める」はやりだすとキリがない

ので、以下を最終的な回答にする。御本人がここまで読んでいるとも思えないが書いておこう。私信みたいになってすまん一般読者。


ご質問された生徒様へ
・やはり、4は授業通り×です。37行目は種まきが良かったという記述。この選択肢は「収穫が良かった」ですので。これは質問時の僕のカンチガイですね。
・5は授業通り○です。根拠を48行目の at least に求めるべき、という君の指摘は適切でした。全体の文脈で言いますと、専門家の読み(=たくさん獲れそう)が間違っていた(=不作だった)という論旨ですね。ご指摘の48行目は微妙ですが、some は原則的に肯定(=そこにあるのが確か)という意味だから、「まったく獲れなかった場所もあるじゃないか!」ということで、根拠になるでしょう。


 これで千葉校にはサヨナラ。
 1月の直前講習は昨年と同様にリストラされ、このタームが今年度最後の授業となった。来 年度は

通年のFクラスそれ自体が廃止

され、とうぜん僕は千葉に来ない。千葉校に来たのは2002年から3年間、2010年から2年間だ から、合計5年間でサヨナラとなった。

 それにしても驚いた。
 担当していた校内最上位クラス(早慶上智英語)がリストラされてしまったのだ。この上に は「Z会マスターコース」というクラスがあるけれど、そちらは東大・京大専用クラスだ(そのレベルでは早慶は滑り止め)。普通より少しできる高校生が、

普通に早慶上智を目指すクラスが消滅

したことになる。もう、商売にならないのでは。


 個人的には、廃止には反対だ。
 僕の担当がなくなったからではなく(それは別件だ)、早慶上智目標で実際にそれだけの力 がある受験生が、行き場として市進を選ぶことがなくなるからだ。その下の層も来なくなるこ とは目に見えている。普通の高校生は、

東大・京大志望という別世界の人たちを同じ「仲間」とは見ない

だろう。当たり前だ。

「早慶を目指しているとか、なんかすげーな俺たちも同じ空気を吸わせろよ」
「偏差値70とか、ありえなくね?」

くらいが普通だと思う。だから、採算は別として、早慶上智を目指すクラスは必要だ。現に、 早慶志望なのでZ会からFクラスに「降りた」生徒様もいるわけだし。


 映像授業があるじゃないか、という反論(?)はあろう。
 あれはねえ、別の手立てがないときの緊急手段ぐらいじゃないですかねえ。もちろん多少の ニーズはあるだろうし、会社もそれを見込んではいるのだろうけど、

ライブの授業がないなら他の予備校に行く

ほうが多いと思う。教える・教わるという行為は、人を通して行われなければいけない、そん な人生の基本法則を知らない上位生は少ないはず。だって、映像で済むなら

とっくに全ての学校が映像授業(またはロボット)で済ませている

はずですよね。肉声とリアルのコンタクトのない世界で、子どもを教えることって可能なんだ ろうか?


 しかし会社からすれば。
 残念ながら、廃止するくらいしか手段がないのだろう。採算度外視できるクラスを設置する 余裕がなくなっているはずだ。まさに負のスパイラル。繰り返すが、僕の担当が消えたことは 措くとして、たいへん残念である。もう誰も行かなくなっちゃうんじゃないか。失礼だが、あ と数年・・・。


 最後の挨拶などはすべて省略。
 もう会わないスタッフや講師もいただろうが、この手の「お別れのアイサツ」はしない方針である。湿っぽくなるのがイヤだし、僕が追い出されるわけだから相手も返事に困るだろう。それに何より、

縁のある人にはきっとまたいつか出会える

という考え方を人生の軸にしているから。別れの挨拶はもう2度と会うつもりがない人に対してのみ行う。まだ40年くらいしか生きていないけれど、だいたい正しい信条だと思われる(あくまで個人的に)。

 授業も同じ。
 僕が千葉から消えることはプリントの1部に書いておいた。が、具体的に話すことは教室の中でも外でも一切やらなかった。理由はいつもの通り、

僕の去就(なんか)は職務に無関係

ということである。お涙ちょうだいのトークをしているヒマがあったら、

> proveイコール turn out の問題で間違えるバカがいるかッ!

と説教しなきゃいけない。それだけで0.001%くらいは合格率が上がるんだから。


 ところで、このFクラスの成績。
 12月実施の最後の定例試験で、平均偏差値は73だった。ハイレベルだと肝心の合否にはあんまり関係ないけど、悪くはない数字だ。やることはやった上でポスト=仕事がなくなるのだから、かなり納得がいかない。もちろん、ここで言いたいことはそんな下世話な話ではない。つまり、

さっきの説教(または恫喝)、本当にやったんだけどね(^^ゞ

ということだ。演習の手ごたえは例年より悪かった。何かもうひと押しが授業に足りてなかったのでは、と反省している。


 昼食は昨日と同じく『R庵』。
 1日10食限定のお弁当を注文したらイマイチ。最悪は小鉢などの中身が昨日と同じだったこと。これじゃあ近くのリーマンが日参できないでしょ。たとえば、

「月曜に良かったから翌日も行って、やっぱり良かった。3日連続はナニだから木曜日に言ったら月曜日と小鉢類が同じだったけどこれはしょうがないよね」

という好意的な感想をもらう可能性が下がるから。さらにひどかったのはサワラの西京味噌漬け焼きで、

あんなんだったら僕が仕込んだほうが美味しい

です。バッサリ。ついでに、

梅宮辰夫がチンピラ化したみたいな店員

の態度の悪さはどうよ? 基本的に良い店だとは思う。


 地元のスーパーに寄って帰宅。
 朝の曇はすっかり取れて、よく晴れた。布団を干しておけば良かったな。この日記の下書きをざっと済ませてから昼寝を30分。検見川浜校へ出勤。

 こともなくQクラスは終了。
 書きたいことはあれど長くなっているので日記は先へ進む。検見川浜にはセンター試験明けに来ることになっている。昨日ほどではない寒風を突いて帰宅。


 夕飯のメインはサーモンの西京味噌漬け焼き。
 たいへん美味。サブは池波正太郎風の小鍋を予定していたが、冷蔵庫に白菜が残っていたので変更して塩味チャンコ鍋。豆腐・ネギ・白菜・ざっと焼いた鶏もも肉。バリウマ。

乾燥しいたけ(どんこ)のダシ

を加えるとここまで旨くなるのか、と感動した。ただ、ダシを取ったあとのシイタケの固さにはやや閉口した。煮ものにしないとダメなのかしら。


 お酒はこの数日より少し多めに。
 昨日が休肝日だったということもあれば、明日は早起きしなくて良いということもある。今日で市進のU期(いわゆる冬休み期間)の講習は終わりだから、

多忙期は終わった

ことになる。いくら演習コミ授業でも、空き時間に自宅で昼寝できても、事実上の12時間拘束はしんどいよね。

 明日は別の職場だから、スイッチを切り替えなければいけない。
 終わったものは終わったもの、その代わりに始まることもある。少し緊張しているのは「らしく」ないかも(その割には楽しく呑んでるけどなw)。面白いことになりそうだ、とかなり長めの日記でした。バイ、ナウ。


追記:「プロフィール」を定期更新しました。

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