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ブレンドという本格派 |
12月30日 |
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8時起床。
7時間半睡眠。寝不足と過労の生活からは離れつつある。これはやはり比較的ヒマになったということだろう。朝食の果物はイチゴの『あまおう』。すこぶる旨いがたいへん高い。1パック598円って、ブルジョアの食べ物?
さっそく雑用。
月末恒例のウナギ関係の書類を処理。洗濯物と布団を干して外出。よく晴れて寒く、風が強い。こんな状況でも運動を欠かしてはいけない。この12年くらい、こうして
泳ぎ続けることで(それなりに)健康を維持してきた
のである。習慣と女を軽々しく捨てる趣味はない。え?
プールは泳ぎ納め。
スイミングのみ600メートルと普通に。最後だからといって負荷をかける趣味はない。平均ペースを守ることが、何かを続けるコツだ。体重は64.05Kで順調。一時は過労生活で62Kを割ったけれど、ここに来て安定してきた。
帰宅途中であれこれ買い物。
電車の回数券とか、タバコとか、モヤシとか。列挙の抽象度が揃っていないところに慌ただしさを覚える。いったん帰宅して荷物を置き、今度は自転車で10分の量販系酒店へ。我ながらよく動くよね。これも授業準備がコンプリートしているから。
酒屋は年末らしく混雑している。
お会計は
ウイスキー4本で12,000円
となった。1本は実家への正月土産にする。今の記述で、
>お、明日の日記のシメは『山崎12年』の話題だな
と気づいた読者様はよびわるマニア。恥ずかしいから公言するのはやめておこうね(^^ゞ
昼食はラーメン。
半年くらい前に開店したときに食べている店。そろそろ落ち着いたところで味をみておきたい。僕は全くラーメンに詳しくないが、
開店してしばらくすると味が落ち着く
らしいことは何となくわかってきた。「こってりしょう油全部載せ」は予想通りだったが、わざわざ食べに行きたいとは思わないレベル。
さあ急げ。
HPの作業サクサク。昨日だかに書いたように、年末なので押し進行。恒例のエッセイは事実上の1年のまとめだから、調べて書かなければいけない。そう言えば、
大みそかにも仕事があるのは『よびわる』史上初
ではなかったか。大みそかって、あんまりコマがないですよね、一般的に。
出勤。
はいいが、いかんせん道中が長い。本を読む時間と、ちょっとした昼寝の時間を確保できるとも言える。しかしここは日記なので読書感想文にジャンプせねば。昼寝感想文では意味不明だし。
『玉ねぎフライパン作戦』椎名誠を読了。
酒の肴や自炊を語るエッセイ集。
一編が文庫本で3ページ弱とシーナにしては短いが、たいへん面白かった。
シーナによる食いものの話はいつも面白い。
的確な描写というわけではないけれど、食事や酒のまわりにあるモノゴトを無骨な文章でざっくり表現していく。どれだけ好意的に見ても文章が巧みな作家ではないにせよ、「そう、それだよね」と思わせる語りは最高だ。
>五合のコメを炊いた。もっと炊きたかったがわが家は電気釜ではなくガスで炊く方式なので最大分量の釜はそれしかなかったのだ。水加減が難しいので慎重にやった。久しぶりにつくるごはんというのは非常に緊張するものである。けれどやってみてわかったのだが遅々として進まない小説原稿などに苦しんでいるとこういうものはやればやっただけモノゴトが進行する。それがここちいい。
料理を作る楽しみが最後の2行に凝縮されている。僕もこういう「周辺事項」を書くのが好きだけど、この人にはいつまでもかなわないだろうな、と楽しく読み終えた。
城南予備校川崎校。
担当している『高2スタートアップゼミ(標準)』は、名前の通り今から受験勉強を始める人のためのクラスだ。受講生はすべて外部生(コベッツの生徒様はいるけど)だから、一般的に言えば
講習生を入学へ導く客寄せ講座
である。ハッキリ書くなと言われそうだが、事実である。予備校の授業童貞・処女は世の中にたくさんいるから、必要な講座である(比喩に関する苦情は無視w)。高2の冬というのは、受験勉強をスタートさせる良い時期である。
つまり、客寄せしなければいけないのね、講師は。
けっこう大事な講座だと言ってよい。言っては何だが、しかし恒例で言うが、
僕のような「新人」講師が担当する講座ではない
のは確かである。すばり書けば、その予備校のトップ講師が担当するものである。卑下ではない。
ぜんぜん自慢話ではない。
しょうもないオチで申し訳ないというか情けないのだが、城南の場合は単純な客寄せ講座ではないのである。具体的には、講習が始まる前に
受講生の8割が入学手続きを済ませている
のである。これは「解雇前」も今も変わらないみたいだ。何たる営業力か。どういう魔術を使っているのだろう、と思う。
おべっかを使うわけではない。
城南のスタッフの営業力はズバ抜けている。だって、受講する前に入学を決めさせるなんて、ふつうの手を使っていてはできないことだろう。眠たい予備校のスタッフは
>(生徒様の親の)財布のひもが固くて
なんて言い訳しているけれど、営業が仕事なのに営業の仕事をしていないだけ、としか思えない。このあたりは長くなるので、またそのうち(春期講習でもコレ系の講座が回ってくるかもしれないし)。
しかし、それはそれとして。
残った2割を何とか入学させなきゃいかんのよね。これはこれでプレッシャー。何しろ、
受講前に入学を決めさせる営業力が行使されたあと
だから、けっこう難攻不落に近い。授業自体はたいへんイイ感じで進んでいる。以下省略。
このところ日記が長い。
良くないことだ。昨日からは城南復帰で書きたいことがイッパイ出てきて、削減に困っている。4年半のブランクを経て
変わったこと、変わってないこと
がたくさんある。生徒様の読者様にはどうでもいいだろうが、業界関係者の読者(様はどうした、様はw)には興味を持って貰えそうな内容が多い。何よりも僕が書きたいと思っているのだから、書かなくてはいけない。しかしまあ、実はシッカリ
3学期の出講も決まっている
ので、だんだんと書いていこう。川崎は木曜日に2コマです(高2は6限だったかな?)。
帰宅して夕飯。
昨日のチャンコ鍋の残り汁を再利用して、ハンペンとネギの煮もの。千切りにしたショウガを投入して、ざっと煮るだけ。温まるねえ。サブは蒸し野菜。モヤシ・白菜・シメジ・ベーコン・油揚げ。ベーコンは消費期限を3日過ぎていたが、
表面をトリミング
して使った。独り暮らしだと「使い切りパック」ですら使い切れないのが悲しい。野菜が多いメニューは「料理をした!」という感覚が大きくなる。他は昨日のカニの残りやキムチ納豆や自家製ゆで卵の味噌漬けなど。
食後酒はシーバスの12年をロックで。
好きなスコッチである。これといった特徴はない辛口。シングルモルトもいいけれど、シーバスのようなブレンドも好きだ。派手ではないが、キッチリ造られている。呑み慣れればわかる。圧倒的な旨さでなくても、
これは本物だな
と感じる。そういう人間になれるように、そういう講師になれるように、そういう文章が書けるように、日々努力している。と書ければ立派な人なのだが、なにしろよびわるだから、
単にドタバタしている
だけである。参ったね。
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