予備校講師でわるかったな!





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何とかここまで生き延びた 12月31日
  ちっともラクにならないじゃん。
 仕事は90分2コマで、拘束時間は3時間20分。ただ、「新人」であるために時間に余裕を持たねばならず、プレッシャーもある。通勤も千葉から神奈川だから、かなり時間を食う。したがって忙しく過ごした。


 8時起床。
 昨晩から腹しぶりで閉口する。生活が変わって行動パターンが変わったせいか、夜の活動ペースが遅く、

仕事が終わってから6時間後に就寝

となっている。たしかに通勤というか帰宅に時間はかかるのだけど、もう少し生活時間を切りつめたいと思う。夜もやや呑み過ぎかも。


 午前中の最大のタスクは、HPの作業。
 年替わり更新だ。日記のインデックスを修正する作業がほとんど。なにしろ8年弱×12か月ぶんで

90枚くらいのファイルを書き換え

しなければいけない。しかし、来年の1〜2月から日記部分はブログになるので、この作業も今年が最後。いやホント、こんなに長く経営するとは思ってなかったんだよ。

 パソコンばかりは目に悪い。
 作業的なものだから肩も凝る。そこで合間に家事を入れる。アイロンがけ。年末大掃除の趣味はないが、少しくらい

「らしい」ことをやってもいいか

とキッチンのシンクを磨きあげた。クレンザー+お湯の力は偉大だ。ぴかぴか。


 また同時に、別のPCの作業もある。
 元旦ぶんの日記を先書き。これは更新の都合で毎年恒例である。今年の大みそかは後述のように夜に仕事があるが、基本的には

午後8時ごろに大みそかの日記

日付が変わる直前に元旦の日記

という流れにしている。今年は例年より少し遅れるはず。なお、元旦とは「元日の朝」のことだが、世の中の例にならって

元旦=まあだいたい元日のこと

として表記している。こういうのは、日本語の乱れではなく「変化」だと考えている。


 朝こそ雲が出たが、晴れ。
 風呂に入り、洗濯物と布団を取り込んで出勤。地元で立ち食い系のソバ店に入り、年越しソバ。天ぷらソバ。縁起ものはこの程度の扱いで良い。しかし食べ足りないので、川崎に着いてから同じく立ち食い系のうどん屋へ。わかめうどん370円は讃岐系。まあまあの味。


 城南川崎校。
 今日まで授業がある講座は2つだけだった。午前中の数学と、僕の英語。したがって講師室は貸し切り状態。基本的には3日間で1単位(6コマ)の講座設定で、28日〜30日がメインのタームというコマ割りだったみたい。

 僕がポツンと29日〜31日なのは。
 えー、僕の都合。28日までは市進のメインになるターム(実際に1日4コマだった)で、3日間をまとめてねん出するのはこの期間しかなかったのだ。本部の人は

>新人なのにずうずうしい奴ッ

とか思っているかも。すいません、ご指摘の通りでござんす(^^ゞ


 授業はなごやかに終了。
 5年近いブランクがあっての城南での授業だった。とくべつな不具合はなく、以前と同じように授業をすることができた。先を急いでいる(というか日記を短縮したい)ので箇条書きでもやってみよう。


1:生徒様の様子
 以前とほとんど同じ。他の予備校と比べても同じ。10年くらい前に比べて、予備校に来る学生は真面目な受験生が多くなったように感じる。表情を出せる人が多くてやりやすいクラスだった。

2:校舎の人間関係
 まだよくわからない。チューター以外に何とかというサポート職の人(学生のアルバイト?)がいるらしいが、誰が誰なのか不明。チューターにはむかし横浜で一緒だった方がいらした。講師については、まだ7人にしか会っていないが、3人までは知っている人だった。若返った気がするのは、僕が年を取ったからだろう。

3:校舎の造作
 ズバリ、校舎ちょっとボロくないか(書くかよw)。城南発祥の校舎ということもあるが、トイレがタイル張りで、小型の男子小用器にはちょっと引いた。しかも、水を流すためにはボタンを押さねばならぬ。昭和かよ。まあエコではある。造りは頑丈らしいけど(何となく学校の校舎のような雰囲気がある)、そろそろ建て替えじゃないのと思った。

4:講師室
 狭いのが難点。物理的には仕方がないとして、空間の使い方が悪い。チョークで一杯のロッカーをここに置く必要があるのだろうか。モノを整理すれば、もう1つ机を入れられるはず。ただ、事務用品のサプライは充分で良かったし、隔離された喫煙所があるのも助かった。ユニマットのコーヒーが飲めるのもグッド。

5:営業
 もう少しで入学率100%になりそう。実は昨日、僕らしくもなく授業後に教室外で営業をしておいた。キッチリ営業をすれば、中堅予備校もまだまだ捨てたものではない。ニーズはあるのではなく、作るものである。

6:その他雑務
 講師室を始めとして動線が短く、非常に動きやすい。エレベータが講師専用なのはたいへん助かる。講師が授業に集中しやすい環境と言える。ただ、出席を取るのは大変。僕は少人数だからかえって良かったけれど、人数が多いクラスだとムリがある。生徒管理は教務ではなく学務の仕事だから、分業する方法があるはず。

他にもイロイロあるが、またそのうちに書こう。その割にたくさん書いてるじゃんという意見もありそうだが、

あんたら城南関係者がこぞって読みに来てるからサービスしてんだよッ

と毒舌をかましておく。


 帰宅して入浴。
 やれやれ、これで今年も仕事納めだと思うし、実際にそうだ。夕飯はシノギ飯。湯豆腐のつもりがカニの残りがあったので、結果的には動物性たんぱく質の少ない鍋になった。残飯整理にもなって良い。他には納豆とか、自家製ピクルスとか。

 食後はウイスキー。
 もちろん『山崎12年』。サントリーの最高峰であり、僕にとってもベストのシングルモルトだ。ちょうど今、ここを書いているときに最初の一口を飲んだ。ツマミは上流社会ハム。握りこぶし大で1,000円くらいした。いかにも正月用だ。

 以下は、確信までは持てない。
 この5年くらいで、このウイスキーは味が少し変化したはず。バニラ香よりも薫香(樽の香りかな?)が強くなり、全体として

繊細さよりも力強い味

になってきている。飲む機会は少ないにしても(ボトルで6,000円くらい)10年以上も飲んできたので、そう感じた。言うまでもなく、圧倒的な旨さだ。


 これで今年も終わり。
 いままさに紅白を観ているところ、というのは明確なウソで、これから今年最後の至福の時間を楽しもうとしている。最高に好きなお酒と、最高に好きな作家の本。

今日まで生きてこられて良かった。

いろいろな人に助けられ、もちろん自分なりに努力して、年を越すことができそうだ。今年も僕は最後の手段を選ばないという選択をできた。様々な人やモノに感謝。良いお年をお迎えください。


エッセイ348「そろそろ2011年も終わり2」をアップしました。

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