予備校講師でわるかったな!





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あぶれ者のささやかなプライド 1月2日
  1日の記録を簡単に。
 7時起床で外出し、実家に帰る。実家帰りは1か月に1回なのでこれといった感慨ナシ。両親にお年玉、父にはサントリーローヤルを差し上げた。午前中はおせち料理をツマミに呑んだ。

 昼から銀玉店へ。
 母と2人で行くのが恒例だが、今年は兄弟も一緒で3人連れ打ち。揃って『プレミアム海』の遊パチを打つ。母は500円で2連荘。僕は1回当たり、その後打ちこみを抜けた13,000円目でガイキチな14連荘を引く。1年に2回しか銀玉を打たない母の感想。

>この女の子、ぜんぜんダメね

マリンちゃんのこと。同感。僕は後半でへたって何とか7,500円プラス、母はその2倍のプラス。兄弟は負けたはずだが知らない。

 銀玉中に地震。
 震度3か4か。シマ全体が揺れるくらいで怖かった。僕と母は腰を浮かせて驚いたが、兄弟は笑っていた。もちろん周囲は知らぬ顔をしていた。そんなに必死かお前ら。実家に戻って、また酒。

正月三が日って呑み過ぎだろ世間。

早めに辞去して帰宅し、ウイスキーを1杯だけ。人のこと言ってる場合かね(*^_^*)


 本日の日記に突入。
 正月2日から仕事があるのは、よびわる史上初だったはず。だからというわけでもないが、6時15分起床。5時過ぎに目覚めた時には

そうだ、今の初夢を記録しておこう

と思ったけれど、起床時には忘れてしまった。悪夢だったのは覚えているのに。

 正月モードを否定するのは例年同じ。
 朝から飲酒するなんてのは元日限定で、あの手のダラダラした1日は必要ない。だからと言って陽の出る前から朝食というほど忙しくもなく、アイロンがけなどして日の出を待つ。もっとも、どんよりとした曇り空。夜の仕事から逆算して行動しなくては。


 モリモリと授業準備。
 ワセヨビぶんはあさってからの冬期・1月末の直前講習ともに終わっている。市進ぶんは直前講習4コマぶんが残っている。城南ぶんは3学期が手つかず。今日のところは古い教材や書類の整理をして、全体を俯瞰して、少しだけ手をつけたくらい。明日から本格的に。

 HPの作業。
 そろそろ『よびわる』移転に向けて準備を始める時期になった。サイトの引っ越しは初めてなので緊張している。すでに

ブログ(←日記専用)は完成し開設されている

が、まだ慣れてはいない。新しいサーバの申し込みをして、作業はサポーターに任せる。移転はセンター試験より後だろう。


 外出してスーパー。
 日常食品を買いそろえる。ヨーグルトとかヤクルトとか。正月モード全開の売り場展開で、あやうく

サーロインステーキ用高級牛肉

など買いそうになってしまった。あぶないあぶない、動物性たんぱく質はウチにまだたくさんある。しかし980円もする寿司を買わされた。だって、普通のお店がやってないから昼食を選べないんだよね。

 午後は昼寝を1時間少し
 晴れ間も見えて大みそかから部屋干ししておいた洗濯物も乾いた。ヒゲを剃り、風呂に入り、スーツを着て出勤。早くも本業だ。世間はお正月気分満載といったようす。


 仕事は城南予備校柏校である。
 再デビューからまだ5日、事実上の新人のくせに2校舎・2ターム・2講座を担当させて頂くことになった。図々しいにもほどがある、すまん世間。

>それ、明らかに今年度当初からいる講師のコマ奪ってね?

あのな、この業界にいてな、ウブいこと言ってんじゃないのな。俺の返事を食らぇぇぇ!

>俺だって何度も奪われてきたんだよッ。若いころは奪ったけどな(婦女子のクチビルがメインメニューだったけどw)。幾多ものコマを奪われ、ひどい時なんか講座をリストラされ、ひや飯を食わされて来たんだよッ。たまには人のコマくらい奪うわな。たまにかよ、俺・・・。


 校舎に入って驚く。
 受付とスタッフのスペースが共有されている。まるで初めて来たような記述だ。僕が入っていくと、みんな立ちあがって

「お疲れさまです! よろしくお願いします!」

と声をかけてくれる。体育会か、ここは。僕は徹底的に合理主義者なので何とも思わないが。


 講師室は2階。
 落ち着いた環境で良い。美人の校舎長(だと思う、このへんが新人なのでよくわからない)がおいでになって、生徒様や校舎の状況などを教えてくれた。担当クラスは「高2ハイレベル英語」。4段階の上から2番目で、予備校としては

早慶を狙うレベル設定

らしい。昔いたころとは少し違う(2004〜6年ごろは5ランクあった)。

 クラスは、事実上の増設講座に近いみたい。
 時期的に生徒数が増えてくるので、通年1クラスだったのを冬期講習から2クラスにする、といったところ。1部には講習生もいるけれど、在学生がほとんど。ちなみに、3学期からの増設クラスを僕は担当する(火曜日の6限)。その流れを作るための講座設定だろう。僕もそのつもりでいる。


 で、肝心の授業は。
 あまりにも生徒様ができないのでビックリした。早慶志望とかギャグじゃないの、というレベル。テキストもクラス設定も、いま僕がワセヨビで担当しているクラスと同じなのに、指名してみたら

> as soon as の後ろだから原形

なんて仰るレベルである。原形と現在形がごっちゃになっているのはマズイ(述語動詞という概念が浸透していないのだろう)。責めているのではなく、素直に驚いた。正確には、お客さんにされていたのだろうなあ、と。

 今日から受験勉強を始めたのと同じレベル。
 ワセヨビの僕だったら。こんなリーズニングが返ってきた時点で、言うことは1つになる。

>あのね、お嬢さん。キミ、罰ゲームね。ではこれから、野球ケ×を始めます。♪や〜きゅうスルなぁら。まず、そのセーターを、脱ぐ。ほらほら。

さすがに本当に言ったりしないけど(いくら何でもその場でクビだよw)、まあそういうレベルだ。早慶どうとかじゃなくて、まずは一般受験するんですか、というところ。


 他の例は省略して、慌ててギアを落として授業を展開した。
 手ごたえはどうかなあ、という感じだ。食いついてきた生徒様もいれば、指名されることで腰が引けていた生徒様もいた。それで良い。城南に限らないが、

僕は賛否両論が続出して味が出るタイプの講師

だと思っている。中庸で平凡で、どこにでもあるような授業をするために予備校講師になったんじゃない。そんじゃそこらの異常者では済まされない何かを提供したいし、僕にはそれができる。


 授業後は質問もなく帰宅。
 ざっと風呂に入り夕食。実家で頂いてきたおせち料理がメイン。おせちはチマチマした感じが良い。こんなん1週間に1回食べるのはイヤだけど、

1年に1回ならたいへん美味しい料理

かと思う。ちなみに作るのは大変なんだそうです。おせちは基本的に冷菜なので、大みそかの鍋の残り汁で簡単な鍋を追加。

 明日も今日と同じスケジュール。
 つまりラクである。その後はいろいろあって忙しくなりそう。サービス業なので正月もラクじゃないのは受け入れ可能だ。正月休みの次の楽しみはGW、というサラリーマンとはちょっと違う心持である。そういう職業なのだし、そういう人生を選んできたのだ。
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