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筆記用具から with を引く 1月11日
  6時間睡眠で7時前起床。
 来週の今日(と昨日)からの生活ペースを予行演習。それほど寒くないし、眠くもない。こ こから3週間足らずがしんどいスケジュールなんだよな、と朝風呂。昨晩済ませておいた洗濯 物を干す。薄曇りは昨日の朝と同じ。

 さて、水曜日。
 家を何時くらいに出ればいいのか忘れてしまった。ケータイにメモしておいた「いつも乗る 電車」を確認。生活ペースはいったん失われると、取り戻すまでがたいへんだ。いや、何事で もそうですかね。スーツを着て出勤。


 ウナギの花園。
 年中行事のように先が見えなくて面白い。わざと予定を立てていないのか、あとで変更する ために予定を立てているのか、ひどい話だが銀玉にたとえると

どの予告がアツいんだかよくわからない状態

である。予定から逆算してモノゴトを進める習慣がついているので、いつものようにちょっと 戸惑う。これはこれとしてやって行かなくてはいけない。

 残業40分。
 僕のミスで面倒なことになったため。ミスが出るのは構わない(防ごうという努力だけでは 防げないミスもある)にしても、

迷惑をかけた人々に謝罪して回る

のが苦労だった。自分が悪いのだから、謝るのは苦痛ではない。


 遅めの午後の帰宅。
 北風が猛烈に強くなって、雲が厚みを増す。雪が降ってもおかしくなさそうな寒さ。めずら しくプールをサボることにして、雑用を処理。ウナギ関係でも少しは持ち帰り仕事がある。

 今年の年賀状はすべて終了。
 この習慣の何がイヤかって、

・出した相手から戻ってこない
・同じく戻ってくるのが遅い

ことだろう。僕は元旦に着くように出しているから、例年は7日あたりに決着する。

 ところが今年は、けっこう戻りが遅かった。
 ちょうど寒の入りを過ぎたところで、バタバタと寒中見舞いを頂いた。年末年始に不幸があ った、というパターンだ。そう言えばこういうこともあるんだな、と思う。また同時にショッ クなのは、

同世代の人の親御さんに不幸がある

人生の時期に入ってきたこと。僕の年齢だと、親世代は70歳を超えてくるから当然のことなれ ど、「ああそうか(詠嘆)」という気持ちになる。仕方のないことで、僕の父などは

>俺なんか友だちが死んじゃう世代なんだぞ、そりゃあショックだよ

と言っている。お悔み申し上げます。


 相撲観戦。
 残り4番あたりで、行司が土俵下に落ちるハプニング。それ自体はよくある。が、

行司が起き上がれなくなった

のは珍しい。担架で運ばれていってしまった。脳しんとうだと思われるが、大丈夫かしら。

 応援している稀勢の里は大関として初めての黒星。
 落ち着いて受けて勝つようになれば綱が見えるにしても、まだそこまでは望めない。新大関に優勝を期待するのは苦しい(場所前が忙しすぎるため)から、せめて12勝くらいしてくれないかというのが希望。と、相撲を観ているあいだに読書感想文が書けた。


 『鮨に生きる男たち』早瀬圭一を読了。
 鮨屋の主人を対象にしたルポ風エッセイ。
 すっきりした文章で読みやすく、なかなかの好著。

 鮨屋、ねぇ・・・。
 正直言って、良い印象はないですわな。僕のイメージは、こうだ。

値段とプライドがやたらに高い、ぼる、客に注文をつける、場合によっては包丁を投げる。

実際に投げられたことはないけれど(そりゃないだろう)、先の3つは日常なんだよね。たし かに、日本料理の世界を超えた修業の厳しさはあるだろうけど、あれほど客を見下ろした接客 業もないだろうと思っている。

 それはともかく、本書。
 グルメ本でも店を紹介するものでもなく、あくまで主人の人柄や生い立ちを描きだしたもの 。著者による要約がまえがきにある。

>本書はグルメ本でもなければ鮨屋案内でもない。「男たちはなぜ鮨屋になったのか」。あく まで生きている人間のドラマが書きたかった。

17人の主人とその店が載っている。どこもたいへん美味しそうだけど、イザ自分が行くとなる と「でも入るとすぐにガンつけてくんだよな」と思ってしまう。檻の中のライオンを遠巻きに 見るような気分だった。そして、ライオンたちはたいへん美しかった。好著。


 早い時間から夕食。
 寒いのでメインは鍋。昨日のそれの残り汁を使ったら、アクが残り過ぎていて失敗。ゴボウの鍋はワンウェイだなと反省。納豆だの自家製ピクルスだの鯛カマのチーズ詰めだの、地味めし。酒はふつうに呑んだ(でいる)。

 明日からあさってが強行日程。
 明日12日は「この冬一番の寒さ」ということで、少しユーウツな気分かな。やっと短い日記になった。
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