予備校講師でわるかったな!





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『13歳のハローワーク』 2月1日
 世の中にはたくさんの職業があるという。僕の回りを見ていると、多くの人々 は平凡なるサラリーマンになる(である)。僕の少ない友人知人のことを考えてみる。
 仮にサラリーマンをカタギとして、それ以外を「非カタギ」としてみよう。非カタギに属する友人たち。もちろんその半分くらいは予備校講師だ。高校時代からの友人の1人はファミレスの店長だ。大学時代の友人では「競輪産業」で働いている人がいる(一応サラリーを貰って暮してはいるが、いわゆるサラリーマンは、競輪のスタート合図のピストルなんて打たないと思う)。故郷に帰って「建具店」を継いだ人もいる。大学時代のバイト先からの知人にはミュージシャンをやりながら収入は配管工事の設計(のようなもの?)をやっている人もいる。このページを管理してくれているのは小学校以来の友人だが、この人はウェブデザイナー。教え子の中には薬剤師もいるし、女優志望で今はアルバイトなんていうツワモノもいる(どっちも女の子だ)。

つまり、多くの人々がサラリーマンであるのは事実だが、ちゃんと専門職がどこにでも存在する。その仕事を選ぶ勇気が必要だ。それはもちろんカタギのサラリーマンでも同じだとは思うけど(そしてその忍耐力に信原は頭を下げるが)、それでもやはり安定を求めるだけでは非カタギの道に入れない。
村上龍という作家が出した新刊『13歳のハローワーク』。
僕は村上といえば春樹ファンであって、龍の作品は少ししか読んだことがない。
でも僕はこの『13歳』をためらわずに買った。

自分が好きなことから職業を探す、という百科事典のような本だ。「ダンスが好き」→「振付師」、「算数・数学がすき」→「公認会計士」などという具合だ。これくらいなら「ふーんそうか」くらいで済むのだが、その種類の多さ・バラエ ティーに驚く。なんと514種類の職業が紹介されてういて、その中には「探偵」「鵜匠」「シャーマン」なんていうとんでもないものがある。シャーマンって知ってますか? 信原の知識は「神の仰ることを聞いて人々に伝える巫女」で あったが、この本によれば「神に仕え祈祷や神意を伺い神託を告げる」のだそうな(だいたいあってた、良かった)。しかし、これって職業なのかな。
まあこのように「なんだそりゃ」という職業名も出てくるけど、この本のよいところは割にキッチリとどうやって生計を立てるか、それがどのくらいの難しさなのか、どうやったらその職業につけるのか、求められる資質などについて具体的に書いてあるところだ。というのは、我が職業「予備校講師」のページを読んでみたからだ。

「…人気商売でもあり、生徒を引き付けることのできる人間性も重要な要素」

だそうです。むむむ。


後日付記:この本は「ここ」のページで全部読むことができます。
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