予備校講師でわるかったな!





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突然の深酒 5月13日
  昨日(2004年5月12日)の僕はいつものように昼間のうちに夕食の下ごしらえをすませ、気合よく授業を終了させた。新しい生徒が参入する1週間を無事に終え、帰宅の準備を終えてから講師室の喫煙所で煙草をくゆらせていた。何も僕は悪くない。
  飲んだくれ数学講師Bと世間話をする。直前に僕のところに来た生徒の相談(学校と予備校の両立問題。真面目な話です)について意見交換をする。煙草1本を消費する時間は3分程度である。僕はサクサクと帰るつもりだったので、話が5分ほど長引いたけど新しい煙草に火をつけなかった。何も僕は悪くない。

  話が一段落したところで腰を上げようとすると、飲んだくれ講師Bが突然、
「じゃ、軽く×××(僕の行きつけの飲み屋の名前)に行きますか」
と言い出す。その直前のセリフとの整合性・連関・因果関係などが全くない発話である。
  まあ僕にとっては水曜日は休前日であり、特に断る理由はない。もう1つの休前日は土曜日だが、日曜日は翌日を思えば短い感じのする一日なので、水曜日は気分的に「1週間の終わり」なのだ。それだけの開放感がある。
  ちょうど2週間前に彼と深酒をした記憶があるので、終電で確実に帰ろうと取り決めをして予備校を出る。何も僕は悪くない。

  その行きつけの店で乾杯する。これは予備校講師の特徴ではないかと思うが、飲むときに大量に料理を注文する。もともと大食漢が多いのかもしれないし、授業後はけっこう空腹なのだ。
 「ホヤ」「イワシ刺し」「トマト肉巻き」「あ、俺も」「じゃあ2本」「煮魚(ホウボウ)いこうか」「ヌタ」・・・。
  お通しとしてサラダとフキの煮付けが出る。僕は常連なのでお店がサービスをしてくれる。ヌカ漬けと仕上げの味噌汁(昨日は最後の客だったせいか、おにぎりまで出してくれた)。

  授業でひどく汗をかいたので、ひどくビールが旨い。全く守られる気配がない禁断の「2杯目の生ビール」にうつる。飲んだくれBは
「なんだ結局飲んでるじゃないすか」
とイエローカードを出す。うるさい黙れ。
  焼酎にうつる。入れておいたボトルがほぼカラになっていたので、ためらわず新しくボトルを入れる。普通の4合ビンである。何も僕は悪くない。
  あっさり4合ビンがカラになる。終電が・・・。

  タクシーで僕の家に帰る。Bが
「信原さん、あんた酒を出しなさい
とのたまう。しかも彼は勝手に冷蔵庫を開けて(僕の家なんだが)、僕が昼間に作っておいたキュウリとシソの酢の物を取り出す。ふむ、これくらいでつまみは充分ですねとBはほざく。何も僕は悪くない。
  また焼酎だ。封を開けて(たぶん)5分の1くらいしか飲んでいないボトルだ。水割りにしてチビチビやろうと飲みだす。Bは
「あああ、今日の目標は信原さん、あんたに日記を書かせないことだ、がははは
と言いやがる。無茶苦茶な話である。何も僕は悪くない。

  ふと時計を見れば朝の3時半になろうとしている。5分の4近くは残っていたはずのボトルは残り2センチくらいになっている・・・。泥酔したBは
「しょうがないな、今日記書いていいっすよ」
とのたまう。僕も泥酔しているので、書くのもアップするのも時間がかかる。何も僕は悪くない。

  4時前に寝て、11時に起きる。かなりの二日酔いだ。
  さて、僕の何が悪かったのだろうか?
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