予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

essay エッセイ
JR東日本の対応 7月1日
  企業に質問メールを送るとどうなるのか?
  私はあえてこの疑問を試すために大企業の最右翼であるJR東日本に挑戦した。

  私は千葉県のある駅から総武・横須賀線快速を利用している。利用駅は仮称「千葉」駅と、正式名称横浜駅である。月曜日のみの勤務なので、ぜいたくをしてグリーン車を利用している。もちろんグリーン料金まで予備校は出してくれないから、少しでも節約するために千葉駅でグリーン回数券を買っている。

  ある日、千葉で回数券を買う余裕がなかったので横浜駅で購入することがあった。千葉とは違って券売機では売っていない。みどりの窓口に行くと、バスの回数券のようなペラペラの紙に「横浜⇔千葉」のハンコを押して渡された。もちろんこれでは自動改札機を通れない。えええええ。

  不便極まりない(ですよね?)ので質問する。自動改札を通れる切符は売れないのかと。しかし予想とおりに彼は答える。申し訳ありません。
  私はハンサムだがバカではない。現地職員である彼を詰問しても何も得られることはない。メールで質問(苦情か?)してみるチャンスを得たのだ。

  私の言い分は明晰だ。

1、千葉では自動改札を通る切符を買える
2、しかし横浜では買えない
3、同じ区間の回数券であるから、払っている金は同じである
4、しかし同じサービスを受けられないのはなぜか
5、売れる枚数の問題はあるだろう
6、しかしそれはあなた方の都合であり、お客様には関係ない
7、ならば鉄道法などの規定があるのか
8、だったらそれを示してみろ
9、あるわけないだろ、改善しろ

  私はイケメンかもしれないがもちろんアホでもないので9は直接に言及しない。言葉は柔らかく。
  最初の返信メールが来たのは20時間後。要旨だけ抜粋させてもらう。

>弊社ホームページより、お客さまのご質問・ご意見を受付いたしました。
いただいたご意見などの内容によりましては、回答させていただくまでに調査等の時間を要する場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
              東日本旅客鉄道株式会社


  まあ大きすぎる組織だからこんなものだろうか。調査等やっていただきたい。突き詰めてほしい。

  次の返事は、なんと9日後であった。あのなあ。抜粋させてもらう(一部信原がゴチックにしました)。

>グリーン回数券をお買い求めの際に、お客さまにご不便をおかけし申し訳ございません。
  自動券売機で発売する回数券の区間設定につきましては、お客さまのご利用状況を勘案し、設定させていただいております。
しかし、「グリーン回数券」は、本年秋に予定しているダイヤ改正で普通列車グリーン車に通勤・通学定期券でもグリーン券をお買い求めいただくことで、ご乗車いただけるようになることにあわせ、廃止させていただくことになりました。
よって「横浜→千葉」間のグリーン回数券は、誠に申し訳ございませんが、今後も券売機への設定の予定はございません。大変恐れ入りますが、しばらくの間は、これまでどおり、千葉駅で同じ金額である「千葉→横浜」間のグリーン回数券をお求め頂きますようお願いいたします。

  このたびは、貴重なご意見ありがとうございました。


  予想されたような国会答弁である。
「会社いろいろ、人生いろいろ」
よりはマシかもしれない。
  この答弁には詭弁がいくつかある。私はそれを指摘しない。ヒマな人は数えてみてください。

  ドンキホーテ。風車に挑んだ男が愚かなのだ。
essay エッセイ  
これまでのエッセイはコチラ