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04年7月19日、僕は激動汗だくの夏期講習を迎え、昼休みにバーベキュー数学講師Cと2ヶ月ぶりに話す。世間一般の挨拶・社交辞令を交わす。暑いですねえ(わかりきってんだろ)、など。
ベッカム「で、いつ飲みにいくんだよ?」
数学講師C「今日はダメなんですよ」
ベ「そんなこと聞いてないだろ。いつだ?」
C「ええと、今日は月曜ですよね」
とりあえず強烈な先制パンチを決めた。こっちの流れだ。
ベ「今日はさ、友人の赤ん坊を観に行くんだよ」
C「その人は何歳なんですか」
ベ「俺と同じだよ、34」
C「それって、信原先生の子どもだったりしないんですか?」
あのなあ。
ベ「しねーよ、男の友達だよ」
C「顔が似てるかも、とかドキドキしたりして」
ベ「C君、きみ少しおかしいんじゃないかね?」
C「じゃあ大丈夫ですかね?」
ベ「なんで右上がりで聞くんだよ」
C「いやあ一応、先生なら何でもありかと」
僕は彼よりこの業界でも予備校でも年齢でも先輩である。
C「先生も急いだほうがいいんじゃないすか?」
ベ「こども?」
C「そうですよ」
ベ「そうだなあ。今日頑張っても子どもが成人したら俺は55か」
C「頑張っちゃう予定も今日はあるんすか?」
よくもこういうstupidな(=バカな)質問が出てくるものだ。
ベ「でもさ、冷静に考えてまずいよなあ」
C「そうですよ」
ベ「もうあきらめるしかないのか・・・」
C「いやいや、逆にすればいいんです」
ベ「何だよそれ」
C「先に子どもを作るんです! 結婚なんて後でもどうにでもなります!」
・・・。
結論:予備校講師は、話題がなければ捏造する人種である。
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