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アテネをミテネ! 8月13日
  さあオリンピックだ。受験生の諸君、用意はできたか? 英語ではthe Olympic Gamesというんだぞ。いろいろあるゲームを冠詞のtheでまとめながらも、固有名詞の雰囲気を残して大文字も使うんだ。これはアメリカと同じ・・・。どうでもいい余談だね。でも、こういうのってレベルが低い大学ほど喜んで出すんだ。スベリ止め対策にどうぞ。

  さて楽しいのは友人とのトトカルチョ(賭博=賭け事)だ。オススメは単純に日本の金メダルの数。僕の場合はお互いに予想した数字を発表して、明治ミルクキャラメルをかける。予想数字により近い結果を得た人が勝ち。たとえば僕が6といって、相手が5と言ったら、5になった時点で日本を死ぬ気で応援できる。逆に言えば、自分が低い数字を予想すると寒いことになる。だからといって、日本がたくさん取れるはずがないから面白い。

  オリンピックの楽しさは、真剣なスポーツフェチでない限り予想がほとんどできないことだ。新聞やテレビで得た断片的な知識で予想する楽しみがある。朝のニュースも時差があるので楽しいものだ。しかも決してやましい感じがしないのがいいじゃないか。


  さて僕の断片的知識。

  まず柔道は男子で2つ。井上の連覇と野村の3連覇でほぼ確定。最重量級の何とかという選手も楽しみだけど、取りこぼしも含めて2つが妥当だろう。個人的には井上を真剣に応援。たまたま観戦したシドニーの気迫に感動した。今は当時と違って完全に第1人者だし、あの気力をもう一度見たい。

  女子柔道は2つ。ヤワラちゃんはほぼ確定として、他のクラス(柔道は体重別でクラスがたくさんあるのです)で3つくらいは可能性がある。ただ、ヤワラちゃんは取りこぼしが多いのも事実なのでここは難しい。関係ないけど、彼女は何歳まで続けるんだろね? 20年後は参議院に立候補してトップ当選だろうなあ。

  話題になっていて無理な種目はなんだろう。
  ハンマー投げの室伏が筆頭か。堅実であるがために勝負弱い選手。個人的にはすごくスキなんだけど、キッチリ銀で終わるとみます。彼はまさに求道者で、人生の全てをハンマーに注ぎ込んでいるようですね(少しアブナクないか)。彼に比べると僕の授業にかける情熱なんてシッポを振って逃げちゃいます。
  陸上の短距離の人(スエツグ?)は決勝まで進んでほしいけど、そこまでで拍手できる程度。短距離で東洋人が勝つのはきつすぎだって。みんなで応援してあげよう。この人も引退したら芸能界入りでしょう。
  女子卓球の福原愛ちゃんは次の北京が期待。ここはいい経験になりそう。彼女はたしか6歳くらいのときに初めてテレビで観たので思い入れもあります。
  女子バレーも話題ですが、まあ健闘くらいはして欲しいですね。栗原恵選手のスパイクの打点は305センチだとか。人間なのか?

  話題になっていてきわどいのはソフトボールと野球と女子マラソン。あわせワザで1個あるかなあ。あればいいなあ。どれも日本が注目する競技であるのは事実。
  ソフトなんかもうほとんどお涙ちょうだいの世界。実力があってトップになれない典型に見える。野球と同じでトーナメントのリスクが大きい。実力紙一重で予想は難しい。
  野球はなあ・・・。日本国民がココロから願う金メダルだけど、すこーんと松坂が打たれて戦いにならず、という感触があり。逆に言えば松坂の成長(シドニーでは勝ち星なし)があればまさかが起こるか。しかし中畑「監督」ってすごいね。誰かいないのかおい、と思ってるのは僕だけか。
  女子マラソンは3人とも強いみたいだけどメンタル面が厳しいだろう。プレッシャー、きつすぎて可哀想だ。高橋尚子は何を思っているだろうか。

  困るのがシンクロと男子競泳。シンクロ、あれは採点競技に泣かされている。採点だとどうしても今までのイメージというブランドが有利に働く。いやあ、本当にいつも素敵な演技で僕は感動しているけどね。団体とデュエットのどちらかでマギレてくれないか。
  平泳ぎ男子の北島はギリギリの勝負。ここ一番の集中力と体力のピークがあれば勝てそうだけど、こればっかりは難しい。この2つ(3つ)をあわせて1個取れるかどうか。それにしても競泳選手って大変だよね。メダリストになるクラスでもその後の生計が成り立つのかどうか他人事だけど心配だ。


  あとはなんだろう? よくわからない。何かのマイナーな競技(射撃とか飛び込みとかそういうテレビでやらないやつね)で1つくらい拾ってしまうのがパターン。
  で、ズバリ予想は金メダル6個。多ければ10個近くもありそうだけど、そうは幸運が続かないとおいうことで。でも、楽しめればそれでいいじゃないか。だってスポーツじゃないか。素直に応援して、素直に(ムリ目な競技で)ガックリするのも楽しいもんだよ。
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