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授業アンケートの恐怖に関して3発目が最終回。
一方、城南予備校ではいつアンケートを取るか告知されない。例年のことで6月くらいにとっていることはわかるが、具体的な日付はわからない。授業の前に取っているのか、模試などの日に一斉に取っているのか、チューターとの面談中に取るのか、郵送で取っているのかもわからない。このようにアンケートに関する情報を講師に事前に告知しないのは業界の基本である。
だいたい、
「今週はアンケートらしいぜ」
と講師がボソボソ話をしているのが普通だ。 ちなみに多くの予備校ではこのように「時期通知なし、6月と11月の2回(城南は原則1回)」で取っているようだ。
「アンケート当日」が存在し無記名式である市進の方法と、「当日」が不明で記名式である城南のそれと、どっちが公平なんだろうね?
1、授業当日に取らないこと
まず確実なメリットは偶然性が排除されやすいこと。その1回ではなく、その授業たちを離れた視点で生徒様が書くことができるので、割に醒めた評価ができるはずだ。またその一方で、「ええと、誰だったか・・・」という感じで書くことも多くなるだろう。
2、記名式であること
無責任なことは書きにくい。数値はともかくとして、コメントはしにくくなる。記名することの責任を感じる生徒も多いようで、なんとなく気を使ったような書き方になっているのではないだろうか。無用な中傷はなくなるだろうが、ホントの本音も出にくくなるかもしれない。
僕個人の意見を書く。
1、記名式
生徒様は子どもだが、子どもでも発言には責任があることを自覚させるべきであるからだ。もしその意見に説得力がなければ、それは世界で力を持たないからだ。ネットの掲示板のような「存在しない世界」の発言は匿名でかまわないと思うが、予備校の教室(授業)は実際に存在する場所であり、顔のない人々に授業をしているわけではないし、顔のある講師の授業を受けるのが生徒様だからだ。顔とは、名前である。
2、実施は年2回
6月と3月に取る。予備校にいる間は「生徒様はお客さま」であるのは事実である。しかしまた同時に、お客様で「あった」時期を振り返れば冷静な大人の判断もできるのではないか。別れてしまった恋人を振り返るとき、恋愛をしていたときとは違う視点で相手の長所や欠点を見つけることは多い。この視点は、受験=予備校という渦中にいる視点と同じくらいの価値を持つと思う。
年度が終わり、受験が終わった生徒の生の声を聞くことがある。
「あいつはやっぱりいいやつだった」
「終わってみればあいつはハッタリだけだった」
「はじめから俺たちをダマすつもりだったんだ」
「別の予備校にいったら良さ(悪さ)がわかった」
消費者の「使用後感」を知ろうとするのは企業の義務だとすら思うのだけど、いかがでしょう?
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