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3人旅ってビミョー、と君が思うならそれはまだ甘い。僕は短い人生の中でたくさんの3人旅をしてきた。今回の連れはご存知飲んだくれ数学講師Bと某理系科目講師Aだ。四国に行くのだ。
3人旅の問題点として多くの人が指摘するのは 「何をやっても1対2に別れてしまう」 ということだろう。風呂にいく、電車の座席に座る、おみやげを観に行く。道中で将棋もできないし、UNOも虚しい(ダウトやババ抜きもかなり厳しい)。欧米はもちろんのことだろうが、全ての旅は偶数(2で割れる数)が基本。3人で楽しいことも人生には1つだけあったような気がするが思い出せない。
それぞれのアクセスで羽田空港に集う。今回は僕が幹事なので飛行機のチェックインは僕の仕事。1時間近く前について座席を確保。二人が窓際で二人がけの席、通路を挟んでもう一人。自動チェックインで適当に手続きをしたら僕が通路側。別に問題はない(外が観たいなあ)。
1時間ちょっとの空路。僕たちの前には女子大生とおぼしき3人組が我々と同じように「2対1」で座っている。もちろんチェック!!
飛行機を降りてからの会話。
Aの意見。「僕の前が一番良かったです」
ベッカムの意見。「そう、あれが一番です」
Bの意見。「ベッカムはともかく、Aさん、なんでアンタが目の前の席までチェックできるのよ?」
A「ぐふふふふ」
ベ「普通観るだろ」
B「・・・(なんなんだコイツラは)」
レンタカーは日産ローレル(結構な高級車。買えば300万くらい)。僕はもっと安い車を所望したが、AとBが口を揃えて「いい車にしよう!!!」とうるさかったのだ。ちなみに二人とも車を持っているので好みがあるようだ。しかも二人とも飛ばし屋。
ここでも3人旅なので、運転席と助手席、一人が後部座席。最初の運転は僕だ。
さて、どこに行くのか? 高松空港に降り立ち、今日の宿は高知。どのくらいの距離があるのか時間がかかるのか誰も知らない。それ以前にどこに行くか・行きたいかを誰も決めていない。僕の主張は高松市内でうどんを食べること。
A「うん、それはいいですね」
ベ「じゃあナビお願いします」
A「僕は後ろ(の座席)だからできないですよ、Bさん頼みます」
ベ「(それはやる気がないんだろ)」
B「僕に任せてください」
ベ「で、ここ(の交差点)はどっちに行くの?」
B「ええと、任せます」
これで喧嘩にならないのが3人旅の成立条件である。
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