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確かに講師Aは高知市内には詳しかった。「はりまや橋」という観光名所の案内(彼の予言通り、しょっぱい)、桂浜までのルート案内など(ってかそれだけだが)、カンペキに近かった。うん、桂浜に来たぜよ。日本の夜明けも近いぜよ(と坂本龍馬が言ったそうだ。本当かね?)。
桂浜。龍馬の銅像が建つだけ。なんじゃこれというレベルである。やはり観光地なのか、駐車場だけは広い。なんだなんだと夕暮れの龍馬像を見る。そんなにデカクない。上野の西郷どんの半分くらいか。やたらと台座だけ高くて、しょぼい。夕暮れ時なので観光客もまばら。浜そのものもたいしたことがない。 なんだかなあ・・・。
A「だから普通だって言ったじゃないですか」
ベ「ってか、普通以下じゃないすかねえ」
A「ひっでぇ」
べ「まあ観光地ってこういうもんですけどね」
B「ここはナンパしかないですね」
ベ「ほう。どのへんかね?」
B「人がいないですね・・・・・・」
夜はAの案内で彼の「行きつけ」の飲み屋へ。しかしAは場所を覚えておらず(高知市内は詳しいというのはやはりガセだった)、30分以上放浪。暑いので僕は大汗をかく。
しかし店は発見できず、店に電話をして迎えに来てもらう。予約しておいて良かった。
美味しい店だったが、台風の直後でサカナの水揚げがイマイチだったようだ。しかし満腹で退店。歩けば15分のところだが泥酔なのでタクシー。しかしはAは宿でさらに飲むのだとのたまう。ちゃんと酒を持参したそうである。しかもそれは彼の僕たちへの旅の土産であるという。それは感謝なのだが、Aは3人の中で最も泥酔している。
べ「まだ飲むんですか? そんなこと言って絶対確実に先に寝ちゃうんですよね?」
A「いやいや、まだ飲みますよ!」
B「つまみを買いますかね(飲む気マンマン)」
べ「俺、もう飲めないけどなあ」
タクシーを待たせてコンビニで買い物。そして宿へ。高知新阪急ホテルは地域でトップレベルらしい。スリーベッドルームなんてここしかなかった。僕はシャワーを浴びる。
出てきたらAはしっかりと寝ている。
べ「やっぱり・・・」
B「でもちゃんと酒は出しておいてくれましたよ」
べ「それはいいけどさ」
B「まあ予想できましたし・・・飲みましょうかね」
3人旅はこの後も続くが割愛。
いい大人同士になると、意外に「1対2に分かれることができる」ほうが楽しいのかもしれない。
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