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そろそろ2004年も終わり1 12月2日
  どこかのメディアで「流行語大賞」というのが発表される季節だ。よく覚えてないけど 、たぶん10個くらいの「今年を語るキーワード」みたいなものが発表されるのだ。

  人間の記憶というのは極めて曖昧である。今は11月23日だが、頑張って今年を語る キーワードを僕も探してみたい。


1、「台風23号」
  あまり実感がないが、すごい被害だったようだ。実感がないことが幸せの一部だと願い たい。

2、「冬ソナ」
  これは「韓流ブーム」でもいいが、まあこれが妥当だろう。ヒーローのヨン様とヒロイ ンのチェ・ジウさんによる韓国ドラマである。それにしても晴れない疑問が2つ残 っている。「韓国では人が死ぬと何かを燃やす風習があるのか?」「韓国の携帯電話は着 信時に発信相手が表示されないのか?」ということである。いまさらどうでもいいけど気 になってしょうがない。

3、「新潟県中越地震」
  これについて語るのは被災者に失礼であろう。しかし、部分的には阪神淡路大震災の教 訓が生かされた部分もあったと思う。裏を返せば・・・ではあるが、少しは我々も進歩し たのだ。某掲示板2CHでもそれ専門のページができたのは立派だと思う。

4、「自己責任」
  このあたりから「これって今年だったけ?」という感じになってくる。「だんご3兄弟 」は今年じゃないよね・・・というほどボケてはいないけど。
  たしかイラクで3人の日本人が人質になったあたりで生まれた言葉だと思う。言い換え れば、それまでの日本人には「自己責任」という考え方を思想として所持していなかった のだろう。

5、「セカチュー」
  これは去年とかぶるかもしれない。ご存知の恋愛小説「世界の中心で、愛を叫ぶ」のこ とである。この作品の後も「感動できればオッケー!」みたいな風潮ができてしまったの は出版業界には大きな損失ではなかったか。

6、「マツケンサンバ」
  本当に流行したのだろうか? 「ゴリエちゃんのダンス」もかなり怪しい。自分が知ら ない「流行」とはなぜにこれほど不愉快なのだろうか?


  こうやって記憶をまさぐってみると、いかに過去のことを覚えていないかということが 判明する。昔の流行語を観ていると、「ああ、そんなのあったなあ」と思わされることが 多い。しかし「この年の大賞は、同情するなら金をくれ、でした!」とか堂々と宣言され てもちょっと困る感じもする。安達祐美さんが映画だかなんだかの中でそう言ったそうで ある。
「安達祐美って、ええっと・・・」

  とにかく2004年もこれで終わるのだ。
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