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ずいぶん昔の話だけど、NHKで「連想ゲーム」というクイズ番組があった。ある言葉が回答者たちにわからないように指定される。その言葉を連想させる別の言葉を2つのチームのキャプテンが指定して、メンバーがどんどん答えを出していくという番組だ。
たとえばお題が「フライパン」であるとすれば、キャプテンは「お鍋」というヒントを出す。メンバーは「おたま」「炊飯器」「フグ」「味噌汁」などと答えていく。正解が出ないからもう1つのチームのキャプテンが「目玉焼き」というヒントを出す。「ベーコン」「ハム」「オムレツ」「食パン」・・・と繰り返すわけだ。
ある言葉からある言葉を連想する。なかなか知的レベルを試されるクイズだった(とくにキャプテンのヒントが勝負の分かれ目)。連想という知性。
僕が小学生の低学年だったころ、「おじや」という言葉を覚え間違えていて恥をかいたことがある。もちろん鍋を食べたあとでご飯を入れて「仕上げ」の雑炊のことである。僕は父親のことを「お父さん」と呼んでいたから、区別がつかなかったのだ。実に悔しい。人生の汚点であり、それはトラウマだ。
ちり紙交換屋さんも困る。なにをどう考えたって、彼らは毎度「おさがわせ」します、としか言ってないじゃないか。騒ぐという漢字の送り仮名を覚えるのが大変だったじゃないか。まったく迷惑だ。
今も愛用しているサプリメント(=栄養補助食品)もかなり迷惑な名前である。その名は「ウコン」。肝臓に効く、沖縄で取れるサプリメントだ。ときどき「うこん」なんて平仮名で表記されていたりして、非常に頭に来る。しかも、その色は総じて・・・やめた。
ネギの一種、「わけぎ」もかなり困る。「わけぎと油揚げのヌタ」などというメニューもかなり混乱を招く。これもまたウコンと同じく「ワケギ」とか書くことがあり、イメージ的に香水の匂いがきついのか、とか思うしかないじゃないですか。
最強が「おこと教室」。なぜこんな表現が存在するのだろう? 「琴」という楽器ごときにどうして「お」なんていう丁寧語を使うのかわからない。「おピアノ教室」とか「おカラオケ教室」とか言わないじゃないですか(カラオケは楽器なのかという議論はさておき)。ひらがなというもの非常に疑問だ。「お琴」と書いて悪い理由がどこかにあるのだろうか。
おとこの何を教えちゃうんだ??
連想は、ひとつの呪縛なんだ、たぶん。
追記:「おこめ券」もヤバイよな。
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