予備校講師でわるかったな!





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予備校講師の実情その15 2月11日
  予備校講師は1年契約なので、毎年厳しく査定をされているようだ。感覚としては公務 員の10倍、普通のリーマンの5倍、為替ディーラーの1%くらいだろう(かなりの偏 見であることをお断りしておく)。
  何しろ毎年契約書を交わし、給料を変える必要があり、講師そのものも毎年取り替える 必要があるからだ(つまり一定数をクビにしてその分新規採用をする)。査定とは数値化 しにくいものではあるのだが、それでもキッチリとやっていかなければならないはずだ。


  予備校側が予備校講師を評価する方法はいくつかあると思われる。

1、集客状況
2、授業アンケート
3、勤務態度
4、貢献度

  他にもいくつかあるだろうが、基本はこの4つだ。

  1の集客はとても大切な部分である。僕が所属する市進と城南はそれほど「講師個人の 集客」を大切なものとはしていないようであるが、やはり気になるところだ。
  まずわかりやすいのは講習の担当クラスの申し込み数だろう。講師の名前を発表するの で(ちなみに市進と城南はパンフにそれを記載しないが、こっそりと予備校内で発表して いる)、わかりやすく数値化できる。人気がある講師の教室は満杯、その逆は閑古鳥とい うことである。
  しかしその数値化も完全な目安にはならない。他の科目との組み合わせの問題や、担当 レベル・講座の性質などの問題があるからだ。30人教室で締め切りということもあれば 、100人教室で締め切れないこともある。同じ校舎で同じ講座を複数担当したり、始め から生徒が集まるはずのない不人気講座もある。もちろん圧倒的な人気がある講師はそん なの無関係に集めるわけだが・・・。

  2のアンケートはやはり評価基準の中核になるだろう。何しろお客様である生徒様から 直接のご意見を拝聴し申しあげる(敬語は適当です)システムであるから、少なくとも軽 視されることはないはずだ。きちんと点数化するので、講師の序列もつけやすいだろう。 講師とすれば自分の努力が最も直接に反映されるわけだから、必死になって数値を良くし ようとするわけだ。だからなおさら評価する側からすれば使いやすい数値であろう。
  広い意味では出席率などもこの項目に入るだろう。大手になればなるほど、生徒は講師 を厳しく選ぶ。モグリという手段があるから、人気のない講師の出席率は下がり、人気の ある講師のそれは上がる(場合によっては100%を超えたりする〜それでいいのかとい う気もする)。

  3は予備校によってだいぶ違うのではないか。これは噂でしか聞いたことはないのだが 、とにかく授業をきちんとやればいいとする予備校もあるし、生徒との対応を見ている予 備校もあるし、講師室での全ての挙動(会話や言動など)を記録している予備校もあるそ うだ。あくまでアバウトな私見と断っておけば、予備校の規模に反比例する評価基準であ ろう。
  でもそれを理由で解雇されたとかいう話は聞かないので、本当のところは評価基準には 入っていないかもしれない。ただし、異性である生徒との関係性については・・・これは またいつか(大笑)。

  4は結構曖昧な評価かもしれない。3と同じように人間が人間を評価するのは非常に難 しいのだ。具体的には、大きな予備校であるほど教材や模試の作成能力などが上げられる だろう。
  しかしまあ、簡単に言えばスタッフの「覚え」である(覚えがめでたい=高く評価され ている、という表現)。もっともこれは人間関係を含むことになるから印象批評になりが ちだし、どこまで評価に使われているかわからない。


  最後に自己評価をしてみよう。
市進
1、悪くはないが、良くもない。
2、良いがズバ抜けてはいない。
  以下略。書いていて怖くなったのだ。
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