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予備校講師は1年契約なので、毎年厳しく査定をされているようだ。感覚としては公務
員の10倍、普通のリーマンの5倍、為替ディーラーの1%くらいだろう(かなりの偏
見であることをお断りしておく)。
何しろ毎年契約書を交わし、給料を変える必要があり、講師そのものも毎年取り替える
必要があるからだ(つまり一定数をクビにしてその分新規採用をする)。査定とは数値化
しにくいものではあるのだが、それでもキッチリとやっていかなければならないはずだ。
予備校側が予備校講師を評価する方法はいくつかあると思われる。
1、集客状況
2、授業アンケート
3、勤務態度
4、貢献度
他にもいくつかあるだろうが、基本はこの4つだ。
1の集客はとても大切な部分である。僕が所属する市進と城南はそれほど「講師個人の
集客」を大切なものとはしていないようであるが、やはり気になるところだ。
まずわかりやすいのは講習の担当クラスの申し込み数だろう。講師の名前を発表するの
で(ちなみに市進と城南はパンフにそれを記載しないが、こっそりと予備校内で発表して
いる)、わかりやすく数値化できる。人気がある講師の教室は満杯、その逆は閑古鳥とい
うことである。
しかしその数値化も完全な目安にはならない。他の科目との組み合わせの問題や、担当
レベル・講座の性質などの問題があるからだ。30人教室で締め切りということもあれば
、100人教室で締め切れないこともある。同じ校舎で同じ講座を複数担当したり、始め
から生徒が集まるはずのない不人気講座もある。もちろん圧倒的な人気がある講師はそん
なの無関係に集めるわけだが・・・。
2のアンケートはやはり評価基準の中核になるだろう。何しろお客様である生徒様から
直接のご意見を拝聴し申しあげる(敬語は適当です)システムであるから、少なくとも軽
視されることはないはずだ。きちんと点数化するので、講師の序列もつけやすいだろう。
講師とすれば自分の努力が最も直接に反映されるわけだから、必死になって数値を良くし
ようとするわけだ。だからなおさら評価する側からすれば使いやすい数値であろう。
広い意味では出席率などもこの項目に入るだろう。大手になればなるほど、生徒は講師
を厳しく選ぶ。モグリという手段があるから、人気のない講師の出席率は下がり、人気の
ある講師のそれは上がる(場合によっては100%を超えたりする〜それでいいのかとい
う気もする)。
3は予備校によってだいぶ違うのではないか。これは噂でしか聞いたことはないのだが
、とにかく授業をきちんとやればいいとする予備校もあるし、生徒との対応を見ている予
備校もあるし、講師室での全ての挙動(会話や言動など)を記録している予備校もあるそ
うだ。あくまでアバウトな私見と断っておけば、予備校の規模に反比例する評価基準であ
ろう。
でもそれを理由で解雇されたとかいう話は聞かないので、本当のところは評価基準には
入っていないかもしれない。ただし、異性である生徒との関係性については・・・これは
またいつか(大笑)。
4は結構曖昧な評価かもしれない。3と同じように人間が人間を評価するのは非常に難
しいのだ。具体的には、大きな予備校であるほど教材や模試の作成能力などが上げられる
だろう。
しかしまあ、簡単に言えばスタッフの「覚え」である(覚えがめでたい=高く評価され
ている、という表現)。もっともこれは人間関係を含むことになるから印象批評になりが
ちだし、どこまで評価に使われているかわからない。
最後に自己評価をしてみよう。
市進
1、悪くはないが、良くもない。
2、良いがズバ抜けてはいない。
以下略。書いていて怖くなったのだ。
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