予備校講師でわるかったな!





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予備校講師の実情その16 3月6日
  偽名の問題を斬る!! 予備校講師は本名で仕事をしているのか?
  さあ、まさに禁断のグレーゾーンに僕は踏み込もうとしている。アップするまでに50回程度の推敲(文章を練りあげること)が必要だろう。


  まず最初にお断りしておくのは、それが偽名であるかどうか本当のところは、ほぼわからないということである。たとえばお宅訪問をしてその表札を見るくらいでは証拠とならないだろう。そのくらいの隠し事は平気の平左(へいきのへいざ。ゼンゼン平気な様子)であるのが予備校講師だ。もし証拠とするなら、

1、住民票・パスポート・免許証・保険証などを見せてもらう
2、探偵事務所に素行調査を依頼する

くらいのことは必要だろう。   しかし1の場合は偽造の可能性がかなりあるし(そのくらいのことはやりかねない人種だ)、2の場合は逆にその探偵事務所が買収されていてウソの情報をこっちがつかまされるかもしれない(いくら何でもそんなことはないと願いたいが・・・)。つまり究極的には本名なのか偽名なのかは判明しないのかもしれない。


  本名を使うか偽名を使うかは講師個人のプライバシーに関する考え方が現れる。予備校に所属した時点で完全に偽名を押し通すようにする人もいるし、途中から偽名を使わせてくれと申し出る人もいるし、毎年名前が変わる人もいるし(苦笑を禁じえないですね)、僕のように本名しか使わない人もいる。
  またもう一つの事情は複数予備校の掛け持ちである。たとえばJ予備校横浜校に出講しながら、同時にK合塾横浜校に出講せざるをえない場合がある。いくら横浜駅を挟んで向こう側といっても、一応は生徒の目もあるので、JもKも
「ちょっとそれはね・・・」
とチクリと講師をつつくことになる。で、しょうがないから偽名をどちらか(または両方)で使って事なきを得たことにするのである。ちなみに超ハイパー人気講師になると偽名なんか使わないがそれは稀なケース。

  僕自身に関して言えば、偽名を使うつもりはない。たとえ商売敵の目があろうが自分は自由人でいるべきだと思うからだ。だから(今の時点では)横浜と千葉を往復する日々なのだ。それでもまあ、品川あたりの生徒にはバレてるみたいだけど、それでも構わない。講師の名前だけで予備校を選ぶ時代は終わっているし、顔と名前に責任を持ててこそ大人だと思うからだ。僕は僕でしかないと思うからだ。そして、この業界は「うさんくさい」時代を終えるべきだと思うからだ。
  でもまあ
「ちょっとアレなんで、偽名使いたいんすけど」
と偉い人に申し出て、
「は? 先生レベルじゃ必要ないでしょ」
と断言されたくないのかもしれないけどね。


  さて僕の見聞した話で締めくくろうか。

1、8年間に渡って、その講師が偽名であることを知らなかった。
  →これこそ偽名の本質である。本人にはその事情を質問することもできない。
2、僕が偽名を考えてあげた講師がいる。
  →僕の提案した名前で、苗字は本人が考えた。
3、講師の名前なんて源氏名(商売上の名前)だからね、と生徒に説明したスタッフがいる。
  →それ、マジで言うなって。


追記:3の補足。
ある女性スタッフと男子生徒の会話。
生徒「ってか、この○○先生って去年は××先生でしたよね?」
スタッフ「まあいいじゃない」
生「なんで名前変わってるんすか?」
ス「だからさ、あなたがホストクラブで働いたら本名なんか名乗らないでしょ?」
生「・・・」

つまりそういう職業だったのだ。やっぱな。
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