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リンクは難しい 4月2日   普通のホームページには「リンク」という項目がたいていある。そのＨＰを開設して いる人が勧める他のＨＰを紹介するページである。「リンク」が紹介される表向きの理由は以下の通り。 そのページに誰かがどこかから「入って」くる。だから同時にそのページから「出て 」いく項目（＝リンク）を用意しておく。 ということらしい。ネット上のサイトは     「あっちからこっちへ、こっちからそっちへ」 というシステムの一部であるべきだ、ということらしい。そのページが行き止まりにな るのは良くないということらしい。最近はやりのブログにおける「トラックバック」の システムも、そのような相互交流制を意識しているということらしい。「ことらしい」 が多いけど、これが本当かどうかは僕にもわかっていないことらしい。   では現実はどうだろうか。ほとんどのＨＰには「リンク」があるのだが、そのほとん どが「付き合いで紹介している」ようなものが多い。もちろん自分のＨＰとの関連性を 考慮して「リンク」を置いているページもあるのだが、だからといってそのページにジ ャンプして面白かったことがあるかというと、残念ながらそうじゃない。あくまで僕に とっては、ということだけど。   だから「リンク」というページでどれかをクリックしてもいい思いができないという ことで、僕はひたすら検索をかけてアチコチのページを覗いているわけだ。質問応答タ イプの掲示板にも情報は落ちている。そしてもちろん、僕もいくつかのページを「お気 に入りに登録」しておいて毎日のように巡回している。つまり「僕の」お気に入りは確 かに存在するのだ。   ならばそれをこの「よびわる」にもリンクとして紹介すればいい、ということになる はずだが、そうでもない。何故かというと、 「一応見てはいるけど、面白いと言えるかなあ」 というページばかりなのだ。たとえば、あなた（閲覧してくれている皆様のことです） がこの「よびわる」をほぼ毎日読んでいて、自分でもＨＰを運営していて、「面白いか ら」という理由でリンクに「よびわる」を張ってみたいと思うだろうか？   残念ながら、そういう人はあんまりいないと思う。自分なりには楽しめるから読んで いるけど、人に勧めるほどのＨＰってほとんどないのが現状だと思う。まあ自分のこと を棚に上げて言っているのは当然として（笑）。   そういうわけで、僕も今のところ「リンク」のページを作るつもりはない。言い換え れば、「これは面白い！　みんなに勧めたい！」と思うページをいくつか発見したら作 ろうと思っている。   確実にいえることは、相互通行性を良くするために付き合いリンクを張るのは悪いこ とではないけれど、もっと読者に強く勧めるページを紹介してほしいし自分もそうした い、ということだ。言い換えれば、個人が作っているサイトの全体的なレベルをもっと 上げなきゃいけないということになる。   それはそれとして、笑えるブログを発見。   ２０歳で将棋の「竜王」になった棋士、渡 辺明の「渡辺明ブログ」である。そのままのタイトルがすごいな。   ちゃんと毎日欠かさず日記を更新していて、その内容が非常にバカらしくて良い。将 棋棋士なんて忙しくてたまらんのだろうな〜と誰もが想像するが、当然そんなことはな い。夜間に無灯火で自転車に乗っていて捕まる話とか、スパゲティーの調理法は「ゆが く」なのか「茹でる」なのか論じる話とか、         お前本当にそれで竜王なのかよ？ という内容が 満載である。   しかしまあ、これが一般ウケするかっていうとやっぱ難しいよな、というオチでした 。    これまでのエッセイはコチラ