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世の中研究家→達人への道2 9月15日
  何しろ世の中を研究する僕であるから、
「世の中には公言するべきでないこと がある」
ということを知っている。
  一応は他人様の前に立って話す職業なので、一般的な原則として
「宗教とジャイアンツと政治は批判してはいけない」
という不文律(ふぶんりつ=文章化され てはいないが常識人が守るルールのこと)を守っている。

  しかし、こうやって生意気にも自分から発信するHPを運営して いると、ムラムラとしてくることがある。
  そうだ、新聞社、正確には新聞販売店の営業活動を叱ってやろう。


  新聞と言えば「部数拡大のための拡販競争」が問題になっている。
  新聞というシステムは売上高ではなく、広告料で経営を成立させるものである ということは高校生でなければご存知だろう。
  と偉そうなことを書く僕も詳しいシステムを知らないわけだが、あれだけ熱心 に勧誘活動をしているのだから、以下のようなシステムが存在するはずだ。

1、勧誘を熱心にやると、発行部数が増える
2、発行部数が多いと、新聞社は広告料をたくさん取れる
3、だから勧誘だけは熱心にやろう

ということだ。


  新聞勧誘員は「あそこで引越しの作業をやっていた」という情報をメンミツに つかんでいる。僕は今まで2回しか引越しをしたことはないが、その当日に新聞 屋が訪ねてきた回数は5回である。つまり、その引越し当日に2.5回という高 確率で彼らはやってくるのだ。
  それは確かに、新聞を配るなり集金するなりで街を徘徊する頻度が高いのだろ うが(文末注)、ここまでキッチリと世間の引越しをチェックしているとはどう いうことか。引越し業者との癒着なども疑われる。一刻も早く国会で証人喚問を 行い、談合を糾弾する必要がある。・・・ないかな。

  そしてまた、その勧誘がしつこい。
  当日の粘りも相当なものだが、引越しをしてから半月くらいは毎日のように連 中=新聞屋のおっさんがやって来るのだ。
  もちろん彼らにも「ノルマ」があるのだろうとは思うし、それは大切な職業意 識を支える動機付けとして認めてやってもいいが、限度を超えている。某Y売新 聞などは、1日に3回も別の勧誘員が来やがった(どうしても言葉が汚くなるな )。
  もっとも、勧誘員のおっさんは同じような顔をして同じようなことを喋る(・・ ・新聞、取ってくれませんか?)ので、実は同じ人が3回もおいでになったのか もしれない。


  しつこさも問題だが、勧誘員の顔つきもかなりの問題である。
  ヤクザでもチンピラでも不良でもないような、

「わし、勧誘員ですから。強引なことやってますから。ナオン(女性の隠語)の 独り暮らしなんか恐喝してでも契約しますから。他に生きる術ないですから。ヤ クザですらないですから

というような顔をしている。
  競馬場に巣食うノミ屋、武道館に巣食うダフ屋、日本全国のお祭りに駆けつけ るテキ屋なんてもんじゃない。人相が悪いのもここまでいくかというほどである 。とてもじゃないけど僕の文章能力を超えている。


  僕の家の近くに某A新聞の販売所があり、昼間のいい時間に販売員のオッサン たちが自転車を脇において作戦会議(?)をしている。自転車には洗剤の箱が詰 まれており、ヤクザじゃないや販売員の皆様は自然な流れでクールビス、例外な く喫煙者、通行人にガンを飛ばすような連中である。
  人相だけでも逮捕する価値があると思うんだけどなあ・・・と思いながら僕は 彼らのソバを通り抜けていく(続く)。


注:新聞の契約を勧誘するヒトには「(新聞部数)拡張員」という呼称があるら しい。彼らは配達・集金をするヒトとは別の職業になるそうだ。というわけで、 途中の記述にはアヤマリがあることになる。
じゃあ拡張員はどうやって引越し情報をチェックしているのか? それがわから ないから怖いんだよね(>_<)
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