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essay エッセイ
ヒンギスの復活? 2月4日
  今はリアルタイムで06年2月4日の午後3時40分です。
  女子テニスを観戦しています。シャラポワとヒンギスの試合です。

・あ、ついにヒンギスがブレイクです!!

というわけで今回のエッセイは、実況中継でお伝えします。そのくらいヒマっ てことです。


  さて僕のテニス知識の確認。

1、大まかにルールはわかる
2、シャラポワは世界ランキング4位くらいの18歳
3、ヒンギスは3年ぶりくらいに現役に復帰

  試合を観るのは2年に1回程度だ。


・あ、ヒンギスが第1セットを取りました!!

  コマーシャルに入りましたね。あたりまえか。

  ではまずルールです。
  さきほど「ブレイク」と書きましたね。これは「相手にサーブ権があるとき にゲームを取ること」です。あ、「ゲーム」ってのがわからないか。

1つの試合=マッチ
マッチ=2セット先取
セット=6ゲーム先取
ゲーム=4「点」先取

  「点」というのがむずかしい(実際にはポイントと言うのかな)。テニス独 特ですね。

0点(ラブ)
15点(フィフティーン)
30点(サーティー)
40点(フォーティー)

と進んで、もう1回勝つと「1ゲーム」を獲得ってことです。他にも細かいル ールがあるんだけど、観てればわかります。


・第2セットの第1ゲームはシャラポワがキープ。

  「キープ」というのは、自分にサーブ権のあるゲームを獲得することです。
  そう、「キープ」と「ブレイク」は反対なんです。

  ヒンギス25歳。
  たぶん15歳くらいでデビューして、とんでもない活躍ぶり。歴史の順にナ ブラチロワ→グラフ→ヒンギスというのが「3大女傑」でしょうか。ってか、 それくらいしか知らないんだ。

  シャラポワ18歳。
  活躍を始めたのは16歳くらいか。ロシア人だったかな。でも英語を話してい る。モデルをやっているらしく、強さと美貌で知られる。


・第2ゲームはヒンギスがアドバンテージ。

  「アドバンテージ」というのは、あと1点取るとゲームを獲得する状態。麻雀 でいうテンパイです。わかりますか?

  シャラポワさん、スタイルがいいですよね。
  ってか、半乳見えてるぞって感じのユニフォームです。ユニフォーム(=制 服)じゃないか。ウェアっていうんですかね。
  それにしたって、あんたキャバクラ嬢じゃないんだから。もうちょっとちゃ んとした格好しなさい( Change into something decent. )。お母さん心配です。

  ヒンギスさん、さすがに老けましたね。
  ハッキリいって、生意気で性格の悪そうなキツメの顔をしています。こうい う顔の女性が自分の彼女だったら、ちょっと苦労しそうだよな。
  10代の頃はゲーム中によく鼻をかんでいたんだけど、今日はその仕草が見 られない。鼻炎が治ったのかな。


・第3ゲームはヒンギスがブレイク。

  ヒンギスの流れ。
  ヒンギスはショットの正確さで、シャラポワは力強さで押していくタイプら しい。正確で丁寧なヒンギスに、シャラポワはイライラしている。

  シャラポワは自分のテニス界での地位が上昇中である。
  でも、4大大会の優勝経験が少ない。年齢的にも上昇する一途で、お局と言 ってもいいヒンギスに負けている場合じゃない。この東レ・パシフィックは連 覇するために日本まで来たのだ。


・第4ゲームはヒンギスがラブゲームでキープ。

  「ラブゲーム」とは、1点も与えずにゲームを取ること。ブレイクやキープ という表現でわかるように、テニスはサーブが有利なゲーム。でもラブゲーム はそんなに多くない。

  ヒンギスは生まれたときから、テニス選手になることを運命づけられた。
  名前の「マルチナ」は、彼女が生まれたころのスター選手マルチナ・ナブラ チロワに由来している。母親をコーチとして活躍することになった。


・第5ゲームはヒンギスがブレイク。

  これでヒンギス4ゲーム、シャラポワ1ゲーム。次のゲームのサーブ権はヒ ンギスで、あと2ゲーム落としたらヒンギスの勝ち。ヒンギスは全く乱れを見 せない。3年近くもブランクがあった選手なのに? シャラポワの不安さは隠 せない。

  シャラポワに諦観はない。ふざけるんじゃない、次の世代の女王は私なんだ 。
  ヒンギスには余裕がある。勝ちを意識する必要はない。


・第6ゲームはヒンギスがキープ。

  TVの解説者たちは、ヒンギスが金星を挙げようとしているという論調。え 、ヒンギス、本当に勝っちゃうの?


・第7ゲームはヒンギスがマッチポイント。

  あ。
  上の文章を書いたらすぐに決着。すぐに勝者ヒンギスのインタビュー・・・ と思ったら、これは録画だったのか。今は4時21分。

  勝者の笑顔がすがすがしいのは当たり前。
  敗者の表情を、できればそこに何があるかを、僕は観たかったんだけど。


  ここまで読み返してみる。
  ヒンギスが強かった時代に、彼女のゲームを何度か見たことがある。栄光か ら挫折、そして復活。月並みなストーリーではあるけれど、成し遂げようとし ているヒンギスの苦労を思う。ただ、それを書きたかっただけ。4時35分、 脱稿。
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