予備校講師でわるかったな!





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essay エッセイ
検見川浜校はどこにある? 3月16日
  僕が市進予備校で授業をさせていただいて11年になる。
  その11年間で新規開校した校舎は4つ。八千代台校、南浦和校、津田沼教場、そして今年06年春の検見川浜校である。

  新規開校となると生徒を集める必要があるから、A級有力講師が出講することになる。
  とは誰も公言していないが、たぶんそうである。ゆえに、2ランク下のB級2組で安定を続ける僕は一度も新規開校の校舎で授業をさせてもらったことがない。非常に悔しい話である。これにはウラ事情があって・・・なんて書き出すと「実情シリーズ」と同じになっちゃうから、話を進めよう。


  新規校舎から呼んでもらえないなら、自分で行けばいいのだ。
  そうだ、そうすることによって僕もB級1組(A級の1ランク下)くらいの扱いはしてもらえるかもしれないッ!

  ただし、交通費は自前、授業はナシである。
  要するに物理的にノコノコ検見川浜校まで出かけていくわけですね。校舎もB級1組も遠いなあ。


  冗談はこのヘンにして、検見川浜校とはどこにあるのか?
  それは京葉線の検見川浜駅から徒歩2分である。まずここをハッキリさせておかないと、校舎にたどり着くことは困難になる。なぜか。

  総武線に「新検見川駅」がある。
  一般的に「けみがわ」と行った場合は、この新検見川駅が目標になるだろう。あるいは人によって、「ただの検見川駅はないのか?」となるかもしれない。たしかに検見川駅はあるのだが、それは京成千葉線である。常識的に考えて京成線なんて誰も知ってるわけがない(青森県から来る場合など)ので、やはり、

検見川といえば新検見川だよな

という結論を出すことになる。
  今まさに行こうとしているのが検見川「浜」駅であることまで考えられないわけだ。


  ところで、なぜ僕はこのような回りくどい話をしているのか。
  テツだからか。いや、違う。今ここで論じている問題を確認する。

問題:市進予備校検見川浜校にはどうやって行くのか

  さて、たとえば僕が四街道市に住んでいるとする。あくまで例として四街道駅を利用しているとする。どうやって検見川浜校に行くか?

1、総武本線で千葉駅へ。
2、総武線で、んーと、新検見川駅か。

  ほらね、検見川「浜」駅ってこと忘れるでしょ。
  そして新検見川駅で降りたあなたは、検見川「浜」校を探す。ええと、北口を出て陸橋みたいなのを・・・あれ?

  ときに、なぜ僕はこのような回りくどい話をしているのか。
  そうです。新検見川駅で降りたのは僕自身なのですッ!


  なんてこった(ここからやっと本題です)。
  歩いて検見川「浜」駅に行けるのか? 僕は駅前の地図を見上げる。けっこうキョリがあるな・・・あ。バスがあるじゃん。

  「4」と書かれたバス停の行き先表示は「検見川浜駅行」となっている。
  らっきー。さすがオレだよね、間違えてもすぐ取り返すもんね。どれどれと時刻表をのぞきこむ。13時台は・・・。

12:23
13:48
14:37

  1時間に1本かいッ!
 歩くしかないのか。また地図を見上げると、なーんだ、バスは経由地別に3種類あるんじゃない。バス停を広く見渡すと、3、4、5番乗り場は全て検見川浜駅行。よかったよかった。

  その3系統の時刻表を見ると、おおまかに言って1時間に合計して6本程度はあるようだ。ただし、まっすぐ検見川浜駅に向かう4番乗り場のバスだけが上記のように1時間1本。ちなみにどれでも160円ね。


  およそ10分で検見川浜駅に着く。
  回り道といってもたいしたキョリではなく、歩けば20分で行けなくもなかったか。

  埋立地なので住宅はほとんどマンション。
  新しい土地なんだなあ。人の気配は少ない。目指すは市進予備校検見川浜校、駅から徒歩2分、北口にある陸橋を渡って右手の「PIA」というビルにあります。ああなるほど、どの角度からビルを見ても「市進があるな」とわかるように看板が出ています。

  このビルは様々な店舗が入っています。
  んーと、1階はサイゼリア(安さが売りのイタリアンレストラン)、酒のディスカウント店、マッサージ屋さん、床屋さん・・・などなど。2軒ほど「ここ、ナニ売ってるの?」という感じの店があるけど、無視しちゃってください。

  2階にエスカレータで上がります。
  飲食店がありますね。飲み屋かソバ屋かよくわからないやつ。100円ショップもあります。あんまり流行ってないな。
  お、ここで市進学院(市進の小中生部門)が登場です。けっこう広いな。はやっとるんかいな。儲かりまっか? ボチボチですわ・・・と独り芝居を楽しむも良し(控えることをオススメする)。

  さらに3階へ。
  出てきました、我らが市進予備校検見川浜校。ここは医療機関が中心のフロアみたいです。眼科、歯科、泌尿器科(じゃなかったかな)などがあります。それらを取り巻くように検見川浜校の教室が展開しています。ってか、フロアから教室の中が覗けるようになってるんだよな、すごいな、なんだか。


  検分を済ませた僕は受付に向かいます。
  2時前なので講師・カンフェリーはいないはず。スタッフは×人のはずです。♂の正社員×人、♀の事務社員×人、パートさん×人。あ、人数が伏字なのは、あとで僕が会社に叱られたくないからです。賢明な配慮です。市進バンザーイ、よいしょ!

  事務社員H女史と歓談。
  お茶くらい淹れてくれるかと思ったが、B級2組扱いなので自分で冷蔵庫を開けて麦茶をコップに注ぐ。くぅぅぅ・・・屈辱。

  校舎の様子を観察。
  フロアのあちこちに教室が点在するという異空間のためなのか、予備校と関係のない一般市民が掲示物などを見つめている。あのほら、「××大学23人合格・・・」みたいな、あんまり意味ないやつね。
  しかし、その一般市民たちはそういう無意味な掲示物をわりにしつこく観察していくのだとか。
  まー、結果的には無関係な人々への情宣活動として掲示物が機能を果たしているのかもしれない。まずは地域社会に

「あのビルにじく(塾)がでぎだな(できたな)

と知ってもらうのは大切なこと。ちなみに、こんなに方言がきつくはないと思う。たぶん。

  校舎を出て、検見川浜駅に戻る。さあ、どうやって帰るのだろうか・・・。


  さて、ここでまとめに入ろう。

  この校舎のメリットは、異空間であることだ。
  一般の店舗が入ってるフロアの廊下から教室に入るなんていうディープな体験は、そうはない。これほど開放的な予備校の教室は、たぶん日本でここしかないだろう。ってか、ありえない。やばい(ヤバイは若者のホメ言葉だそうです)。

  この校舎のデメリットは、全くない。
  ないことにしておく。ないと思う。ないはずだ。ないといいな。ないわけないだろ。ちょっとはあるんじゃないか? たぶんあるよな、ゼッタイあるだろッ! と思うはずのないB級2組のレポートでした(^^)/~~~


追記:検見川浜駅へのアクセス
(京葉線:快速停車駅です)

1、JR千葉駅近辺から
  →JR外房・内房線で蘇我へ。そこから京葉線。
  →モノレールで「千葉みなと」へ。そこから京葉線。
2、JR津田沼駅近辺から
  →JR千葉駅に向かい、以下1へ。
  →本文のように新検見川駅へ(西船橋経由は乗り継ぎからみてロスが多い)。
3、JR幕張本郷駅から
  →本文のように新検見川駅へ。
  →海浜幕張駅へのバス(本数が多い)。そこから京葉線。
4、JR西船橋駅から
  →武蔵野線「南船橋行」または「新習志野行」。そこから京葉線(使用ホームがややこしい場合があるので、乗り換え時に「蘇我行」であることをチェック)。
  →武蔵野線「東京行」で市川塩浜乗換えの「裏技」は失敗しやすい。
5、JRお茶の水近辺から
  →東京駅へ。そこから京葉線。
  →総武線で西船回りは快速が使えず遅い。
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