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7時過ぎにホテルを出る。
宿泊プランは「朝食なし」だったので、昨晩買っておいたヨーグルトだけ食べて出発。
地方都市は通勤ラッシュが道路に来るから、能登半島の付け根まで早く移動しておきたいのだ。ところで、気になることがある。
「能登半島の付け根」というのはどこになるのだろうか?
能登半島1周の旅と決めてからやってきたのだから、定義が必要だろう。読者によっては「なんでそんなことまで定義せにゃあかんのや・・・」と思うかもしれないが、僕はA型なのである。
そもそも、半島に「付け根」という概念はあるのだろうか?
あ、興味のない人はこのへん読み飛ばしていいですから。
・房総半島の場合は、内房で考えれば蘇我付近であろう。そのあたりが「くびれて」いるから。
・三浦半島の場合は、相模湾側で考えれば逗子付近であろう。理由は同じ。
さて能登半島。
富山湾側は氷見だ。これも同じ理由。では福井県側はどうなのか。私はここに宣言する。
それは内灘町である。
なぜなら、そこが能登道路という能登半島唯一の有料道路の起点であるからだ。
んん〜内灘町までが意外に遠い(ここまで読者が残っていればいいのだが)。
富山→内灘町間は、「能登半島切り取り」の移動をしていることになる。多少の通勤渋滞があったのは確かだが、内灘町に着いたのは9時前。
もちろんクルマにはナビがついているが、知らない土地なので道路地図も持参している。
切り取り激走で1時間半ちょっと。む? 能登半島ってケッコウ広いのかな?
今回の旅で唯一の有料道路、「能登有料道路」へ。
田舎では有料道路を使わないようにしているが、ここは海沿いの道である。「1周」するためには使うしかないし、時間も気になるので時間短縮になるという余得もある。
実際に走ってみればいい道路だ。
すぐにドライブインがあったので朝食。朝のドライブインって、空気がおいしいんだ。
北上中、有料道路の右手に「石川県立看護大」が見える。旅行に出る前に、
>大学潜入家としては必須ポイント
と飲んだくれ数学講師Bに言われたのだが、どうも時間がないようだ。そもそも、大学にレンタカーの観光客が潜入していいのかという疑問もある。
今浜というインターで有料道路を降りて、お楽しみの千里浜ドライブウェイへ。
この道は、砂浜である。砂浜なのに普通の自動車が走れるのだ。ガイドブックによれば、「砂粒が均一なので車体が沈み込むことなく走れる。大型バスも走れる」とのこと。
有料道路を降りると、海岸に向かう道に「←千里浜ドライブウェイ」とある。変な感じだなあと思ったら本当の海岸に出た。正確には、砂浜に出た。
解説によれば直線で8キロも続く道だ。
なるほど、はるかかなたへと海岸が続いていて、波打ち際に轍(わだち=車輪がつけた跡)がある。本当に波をかぶりながら走れるのだ。マジかよッ!
時速50キロで激走。
おおおおお。
まさに波を車体の左側にかぶりながら走る。一応は砂浜なので多少の障害物があるが、運転が上手な人なら80キロくらい出せるんじゃないか。制限速度はわからない。だってだたの砂浜なんだもの、標識がないのだ。
千里浜で再び有料道路に戻り、柳田でそれと別れる。ここからはナビと道路地図を見比べながら、ひたすら海岸線の道を探すのだ。
激走らしくなってきたゼ!
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