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青森でも激走1! 1月7日
  前記:2006年8月の記録。

  八戸には10時過ぎに着いた。
  快晴。正確には暑すぎるほどだ。田舎なので空気が良いとは思うが、暑さは変 わらない。こんなに北まできたのに。

  未乗であった盛岡→八戸の新幹線は、つまらなかった。
  ある程度の予想と覚悟はしていたのだが、その30分のほとんどはトンネル通過 に費やされた。新幹線は速度を維持するために線路を直線に近づけねばならず、 そのためには山を切り開くしかないのだ、と理性ではわかっていたのだが。


  駅前で予約しておいたレンタカーを借りる。
  激走するんだ。そのためにここに来たのだ。たった1県、青森県を制覇するた めに3泊4日の時間を取ったのだ。時給労働者の僕にとって、時間を割くのはそ の行為に対する最大の敬意である。

  今夜の宿は十和田湖畔にある。
  八戸から直行すると2時間ちょっとらしい。お昼過ぎに到着して昼飯なぞ食い 、ちょっとビールなぞも飲み、酔い覚ましに十和田湖を手漕ぎボートで一人激走 。

           おお、水の上でも激走か、俺!


  というのはちょっとどうかと思うので、十和田湖より少し北にある八甲田山へ 向かうことにする。あの「八甲田山死の行軍」の八甲田山ですね。

  え、「死の行軍」なんて知らない?
  なんか大昔に、豪雪地帯である八甲田山で軍隊が歩いていて、あわれ遭難って 話ですよ(たぶんそんな感じ)。映画にもなったんだけどな。何のためにそんな 雪道を行軍したのかは謎(-_-;)


  八甲田山あたりは観光地らしい。
  青森の名湯がたくさんある地域。酢ヶ湯温泉の千人風呂とか、JPの広告で観 たことあるでしょ。あんな感じ。

  お昼過ぎだったので、その酢ヶ湯温泉の名物(とガイドブックにあった)であ る山菜ソバで昼食。
  普通の観光客と浴衣姿の湯治客が入り乱れて混雑している。ソバは特に旨くな い。かなりの山中なんだけど暑い。汗をかいたので温泉でも入っていこうかとガ イドブックを広げると、元湯猿岡温泉というのがある。一軒宿で露天風呂あり。 初心者向け秘湯ってとこかね。酢ヶ湯温泉からクルマで15分くらい。


  入湯料は500円。
  風呂場は2箇所あり、内湯・露天・蒸し風呂のあるほうがメイン、露天のみが サブ。3時半まで入浴可ということ。今は1時過ぎなので問題ナシ。客は5人く らいか。広間で寝ている客も5人くらい。

  メイン風呂からサブ風呂へ移動。
  湯質はなかなか。もちろん掛け流し。露天に入っていたら大雨が降ってきた。 古典的表現としての「バケツを引っくり返した」ような雨よりもかなり強いやつ 。インドネシアのスコールみたいなやつ(イメージ)。

  サブ風呂で一緒だった兄さんと世間話。
  僕より少し年下くらいで、木工所の職人みたいな感じ。友人たちと黒石市から 来たとのこと。黒石市からは1時間足らずで、1ヶ月に2回くらいは風呂に入り にくるという。僕が千葉県から来たというと、「××(地名らしい)ってとこ知 らない? 親戚が住んでいるんだ」とのこと。残念ながら知りません。わりに噛 みあわない会話。二人してボーゼンと豪雨を眺める。


  猿岡温泉から30分くらいで奥入瀬渓流。
  国道と併行するハイキング道があるが、クルマなのでちょっと散歩するだけ。 そもそもアウトドアが苦手なのである。

  夏の終わりで緑が濃い。
  観光客はまばら。ハイシーズンを2週間ほど過ぎたところなんだろう。とにか く空気はいい。雨も止んだので20分ほど散歩。

  奥入瀬渓流を端から端まで歩けば4時間。
  クルマだと20分くらいか。十和田湖にぶつかったところが渓流の終点。まだ3 時過ぎなので湖畔一周のドライブ。1時間足らず。それほど道は良くない。


  湖畔の売店でビールなぞ買ってからホテルへチェックイン。
  恒例の個人ツアー利用で来ている。そのツアーで指定された「一人でも泊まれ ます」系の安っぽい温泉ホテル。激安ではないが絶対に高くない団体ツアー客が 利用するレベル。一番苦手なシチュエーションではある。

  部屋に案内される。
  部屋割りの都合で、僕の部屋はホテルで最高の和洋室スイートになったとか。団体ツアーだ と、その1部だけにスイートを与えるわけにもいかず、そもそもスイートなぞに 予約が入るようなホテルではない。とにかくラッキーだ。

  和室10畳。洋室・・・20畳以上はあるな。
  ベッドが2つ、2人掛けのソファが1つ、テーブル1つ、椅子が2つ。2人で 枕投げをしても虚しいほど広い。1人でやるともっと虚しいだろう(やらない) 。

  最上階(4階w)にあるこの部屋がいかに素晴しいかを説明される。
  窓から十和田湖が見え、建物のそばに流れる小川を見下ろせる。その小川は秋 田県と青森県の県境になっていると言う。なるほど、左側が秋田県で、右が青森 県なんだ。で、それで(・_・;)?


  夕食は大きな食堂。
  200人以上は収容できるだろうか。予想のままに団体客が95%くらい。彼ら・ 彼女らが座席の振り分けの中心になり、その他の個人客はスミに追いやられる。 2人連れが3組くらいで、4人連れが1組くらいか。1人連れ?

  そりゃあ俺だけっすよ!
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