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このHP「よびわる」について感想をいただくことがある。
実名でバリバリとあけすけなことを書くという異常人格者(僕のこと)が経営
しているからなおさら、感想を本人(僕のこと)に告げるのは難しいことだろう
。僕にとってはありがたいことである。
もちろん読者がどう受け取るかを考えながら書いている。
数日に1回以上のペースで閲覧数をチェックして、増えていれば喜ぶし減って
いればへこむ。日記やエッセイの内容にからめて掲示板にカキコがあればよろこ
ぶ。ただしカキコがない場合はへこまない。ウェブの読者(に限らないか)は受
け取り手であるだけでも満足していることが多いからだ。
すると他に感想をいただけるのは、実際の社会=リアル社会においてのみであ
る。
必ずしも好意的な感想や意見ばかりではないし、だからと言って経営者本人に
面と向かっているから無茶苦茶な暴言や妄言もない。その感想が社交辞令である
ように思えるときもあるし、本当に率直な意見のときもある。
ケース1(初めてお会いした業界関係者)
>「よびわる」、拝見しています。
ありがたいことである。
世界はこのHP「よびわる」を見ている人と、見ていない人に分かれる。当た
り前か。見ている人で僕と面識がある場合、見ていますという人と、何も言わな
い人に分かれる。ネットを通した個人との知己(ちき=知り合いであること)を
、現実の知己とどう結びつけるか。
見ていると僕に読者様が告知するのはなぜだろう?
親近感の示し方かもしれないし、ネット上にいる僕とリアル社会にいる僕を結
びけて考えたいという意思表明かもしれない。
想像にすぎないことだけど、現実社会で僕が接している人の中には「よびわる
」を読んでいながらそれを僕に告知しない人もいる。
彼/彼女は僕が書いていることを知っていて、それを隠している。別に悪いことでは
ない。もし読んでいることを告知した場合に彼/彼女自身がそこに登場するのを嫌がっ
ているのかもしれないし、告知しないことで僕を「泳がせて」いるのかもしれな
い。
このあたりの不文律が決まっていない。
もちろん僕の立場も決まっていない。まずは僕がさらし者になって、実験して
いることになる。ネット社会はなくならない。一方で希薄になれこそすれどリア
ル社会もなくならない。ネット社会にいる僕は、リアル社会にいる僕と同じ人物
なのだろうか。あるいは、オルターエゴなのだろうか?
僕にはよくわからない。
だから、リアル社会とネット社会の両方で「地位」を得てうまく振る舞う方法
を探している。
ケース2(他予備校の講師)
>ほとんど毎日読んでいますね、ただし日記だけ。エッセイ? あーそれは暇だ
なってときにインデックスだけ見て、面白そうなやつだけ読みます。他のページ
は読みません。え、エッセイはアップ日に日記の下にリンクがある? そうだっ
け。でもアップされた当日に読むことはないですね。
なるほど。
こういう読み方もあるんだね。全部の読者様が全てのページを読むことはまっ
たく想定していないが(必要がない)、後日にインデックスを見る、つまりタイ
トルで読むか読まないかを決める人もいるんだ。やはりタイトルは大切というこ
とになる。
もちろん日記末尾にエッセイなどのアップを知らせるのは便宜をはかるため。
ただでさえ文字が多すぎる我が「よびわる」、読者様の負担を少しでも減らさ
ないといけない。画面左上のリンクは、アップした日が「××!!」で毎日「!
」が減っていき、最後はゴシックをやめて、「最近の更新」になるのが原則。ア
ップ日を入れて3日間はゴシックになっているわけ。
以前にも書いたと思うけど、もっとも工夫しているのはタイトル。
とくに日記のタイトルは難しい。タイトルのために内容や記述(の順番など)
を変更することもある。後日に日記のインデックスでタイトルを一覧すると、あ
くまで自己完結な感想だが、タイトルが面白いものは内容も面白いようだ。最後
につけるタイトルが、実は内容そのものをブラッシュアップすることがあるとは
、「よびわる」を始めるまで知らなかった。
ケース3(友人)
>読書感想文の一覧を作ってほしい。何かの機会に、「いつかの日記で書いてた
なあ?」と思うけど、それが何日のことかは覚えていないから。
料理ネタに関しても同様のことを言われる。
対策としては「サイト内検索」を作る方法がある。サイト内検索は2つのシス
テムがある。グーグルなどを利用するものと、完全にサイト内だけで検索するも
の。そこでHPのサポーターに相談すると「いつかブログにするのが本道ですか
ね」ということ。ブログならカテゴリーやタグという概念を導入できるわけだ。
「よびわる」をここまで続けるとは思っていなかったのが本音。
そこで対策を講じなければならないが、相反する思いもある。毎日つらなる日
記を読むことで、正確ではないが曖昧な知識(さすがに教養とまでは言わない)
を読者が得られること。電子辞書ではなく紙の辞書を使う場合のように、「何と
なく通り過ぎた」経験を持ってもらいたいこと。僕のエッセイ読破のように、今
まさに役に立つことはないが、10年単位で役に立つかもしれない知識を得ること
。
そういう意識が僕にあることを考えると、「検索できない」ことがメリットに
もなる。
決して情報収集・提供を目的とするページではないのだから、曖昧さや不便さ
を残しておきたいということだ。このあたりにも、ネット社会とリアル社会をど
うやって融合させていこうかと僕の悩みなり目標なりがある。
従って、今の時点では特別な対策は取らない。
「あの記事、どこ?」という疑問があればメールか掲示板で質問してもらえる
とありがたい。僕は自分のPC上で全文を検索できるようにしているので(「将
来の嫁、あおいさんのことを最初に日記に書いたのはいつだっけ?」みたいな検
索)、遠慮なくどうぞ。幸いなことに、質問が相次いで僕がパンクするほどの閲
覧数ではないことだし。つまり、今のところはそれで。
ケース4(元生徒様)
>1週間に6回くらい開きます。夜の12時くらいにお気に入りを巡回していって
、最後のほうですね。そうです、先生って、更新が夜遅いじゃないですか。1時
くらいでも更新されてないと「ちっ」とか言って切るんです(笑)。で、観てい
る人のIPって調べられるんですか?
IPとはアクセスごとに判明するPCの固体識別番号(のようなもの)。
これはアクセス解析を有料バージョンにすればたぶんわかるはずだ。たとえば
掲示板で書き込みをした場合、僕はIPを知ることができる。そして書き込み手が僕の知っている
人だとする。するとアクセス解析をすれば(そしてプロバイダーにIPがわかる
システムがあれば)誰がどの記事を何回読んだかわかることになる。
現状では1日単位のページビュー数しかチェックしていない。
1日1,000ビューを超えたときだけ紙に記録を残しておく。もしアクセス解析
でIPをチェックするとなると、そういう日は1,000ものIPを見なければいけ
ないわけで、そんなことはやっていられない。
ということで、「誰が読んでいるか」という解析を僕がすることはないだろう
。
そもそも、興味がないのである。そういうことをイチイチ気にしていると遠慮
がちで内輪ウケの内容になる可能性がある。知らない他人のノゾキを想像してど
きどきしながら作るのが面白いのだ。のぞかないで、でもちょっとノゾいて欲し
いかも、イヤーン・・・なんかエロいな(^_^;)
これ以外にも様々な感想や意見がある。
それらを1つ1つ拾って、場合によっては捨てて、きちんとしたものを提供し
続けること。それがとりあえずの目標だ。自分がやっていて楽しくて、読者が楽
しめるものが最高で、それを完全に成し遂げるのは無理だと思いながらも頑張る
。それが楽しい。
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