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この神話には必然性があるのだろうか?  














  


















































  

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essay エッセイ
栃木路でも激走! 5月3日
  川治温泉の宿は退屈した。
  湯めぐりができるからと提携先の宿に向かってみたら、そこがあまりに立派な宿なのでガッカリした。僕が泊まった宿のほうは塩味。別に悪くはないけれど、なんだかねえという感じ。独り旅の独り温泉にありがち。やはり、

温泉に1人で泊まるなら2万円以上出しましょう、

というのが原則のようだ。


  8時28分、川治湯元駅発。
  浅草直通の区間快速である。このまま乗り続ければ11時35分には浅草に着いて しまう。せっかく晴れていることだし、今日は観光でもしたいな。どうしよう。 観光ガイドだの地図だのを持っていないから、その場で判断するしかない。急がねば。

  車内の広告を見る。
  ニッポンレンタカー。鬼怒川温泉駅前に支店があるという。ようしドライブしようか。激走しちゃうぞ。念のため広告を見ながらケータイで予約する。車内の吊り広告なんて何の役に立つのかと思っていたけれど、こういう利用法があったんだ。人生で何回かはこういう機会があるのかも。もちろん空車あり。

  8時46分、鬼怒川温泉駅着。
  なるほど駅前に支店がある。温泉帰りの観光客の姿もちらほら。といってもまだ9時前なので、早朝に近い気配がある。日産キューブを6時間借りる。このくらいで夕方には都心に戻れるだろう。周辺の観光案内地図をもらい、行き先を検討する。しょうがないな、日光でも行きますか。日光を見ずに結構と言うなかれ 。すでに5回くらい見たことありますが・・・。


  日光に抜ける国道121号線。
  沿線に変な観光施設がたくさんある。日光江戸村、日光猿軍団、3D宇宙・恐竜館とか。最後のは何なのよ。もちろん立ち寄らずに日光へ直行。

  いまさら東照宮見てもな。
  しょうがないから久々にいろは坂でも登ってみますか。小学校6年生のときに初めて登ったはず。特に面白いってわけでもないけれど。中禅寺湖畔に出る。おお懐かしい。華厳の滝もあるな。しかし滝なんか見てもな。

  代わりに地図を見る。
  もう少し山奥を走ってみたいところだが、日光は尾瀬の入り口ということで、 適当なドライブコースがない。激走旅において

同じ道を戻ってくることは禁じ手

なのだが、この地域だとやむをえないだろう。6時間という時間制限があるのも原因だ。そこで中禅寺湖の奥にある戦場ヶ原を見物にいく。


  なにもない。
  こんなところで昔の武将(イメージ:義経など)がイクサをしていたのだろう か。日光の奥座敷と言える場所にあるから、それほどの必然性があったとも思えない。大きな原っぱの向こうに山が見える。なかなかの田舎だな。案内掲示板のようなものがある。

>アカギの神(赤城山)とニッコウの神(男体山)がそれぞれ大ムカデと大蛇に化けて戦った戦場であるという伝説に基づく

  なんじゃそりゃ、ただの神話じゃないか(-_-;)
  もっとも、上記引用はウィキぺディアを参考にしただけ。実際にこの掲示板を読んだときは、

「わけのわかんねえ人たちが戦ったのか」

と思った程度だ。そもそも「人」ではないような気もする。


  くだらねえ。
  中禅寺湖に戻り、いろは坂を下る。下り坂のほうが運転は難しい。道は空いていて、しかもこの道は片道2車線だからアセルことはないが、それでも疲れる。 いろは坂って有名だけど、特に面白い道でもないし。ギアを2速または1速に落としてエンジンブレーキを使いながら。

  降りきった。
  やれやれ、疲れたなあ。さあそろそろ方角的には鬼怒川温泉に戻らないとなあ 。左の方角に行けばいいのかな。大きな交差点の手前に、左方向に曲がるためのショートカットの道がある。しかも一方通行。ためらわずそこの道に入る。そして事件が。


  このショートカットの道は左折専用になる。
  だからショートカットなのだ。交差点は右側だけ視界が開け、左側はヤブにな っている。道は左側通行だから、右から来るクルマだけ注意すれば良い。うん、右からは来ないな。「止まれ」の標識はあるが、止まらなくても完全に安全は確認できた。減速して、よいしょっと左に曲がる。そのとき。

左のヤブから警官がニョロッと出てきた。


  お前、まさか・・・。
  ポリ公(蔑称)は無線機を取り出す。げっ、やられたかと左に曲がりきったら 、10メートル先にもう1人のポリ公がいた。同じポリ公がワープしたようにも見えるし、アンドロイド(人間そっくりのロボット)かもしれないし、量産型警官かもしれない。もしもし、止まってくださいとハタを振りやがる。タイーホ(-_- メ)

  まあね、止まらなかったのは事実だよ。
  証拠があるわけじゃないから止まったと言い張っても良かったけれど、そういう消耗に興味はない。文句ねえよ、勝手にしろ。しかしお前らさ、

くだらねえ微罪のためにヤブの中に隠れてる場合なのかよ。

とは言わない(思ったけど)。しょうがないので代わりに言っておく。

「いや〜、おまわりさんたち忙しいんでつねえ。今市の幼女殺人、犯人みつかりました? 本当に厳しいなあ、栃木県警。日本語でおK?」

冗談とか皮肉は通じなかったようだ。しかもこのまたオマワリが下らないことを言うんだよ。

「いや〜、すいませんねえ」

謝るんだったら捕まえるなよ、公僕!


  罰金11,000円くらい。
  山道を抜けて、蕎麦屋さんで昼食。おいしい田舎そばだった。けさ出発した川 治温泉のそばを通る。きのう湯めぐりをしたときに郵便局があったのを思い出し、温泉街に入る。けさ出発した宿を通り過ぎ郵便局にクルマを止め、罰金を振り込む。

  そのまま南下して鬼怒川温泉駅に戻る。
  午後2時過ぎ。クルマの使用時間は5時間17分、走破距離148キロ、使用ガソリンは6.21リットル(1,124円)だった。タイミングよく14時14分発の「特急きぬ 122号」に乗り込む。浅草駅に着いたのは16時15分だった。納得のいかない激走旅 もある。全て栃木県警が悪い。
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