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今年も「新語・流行語大賞」の季節。
げ、げ、ゲゲゲのげ。どういう意味なんだよ。このエッセイは『よびわる』創設当初から続くシリーズ。
・大賞「なでしこジャパン」
えーと、女子サッカーでいいんでしたよね。
何かで優勝したらしい。後述するように大震災の1年だったから、いちばん明るいコレが大賞になったんだろう。確かによく耳にしたから不満はない。ここで、
>あのキャプテンって、
以下省略。
以下は順不同。
・絆
「きずな」と読みます。
さっそく大震災関連です。今年の漢字にも選ばれました。そりゃいいんですけどね、僕なんか「きずな」って聞くと、
>絆。あの人との絆。碇君が呼んでる。だめ。
とか言って暴走モードに入るシーンしか思い浮かびません。レイ可愛いよレイ。
・スマホ
スマートフォンのこと。
スマホに切り替えた人は誰もが例外なく
>使いにくい
>サクサク感がない
と言っているのに、どんどん切り替える人が増えている。「そんなもん持ち歩かにゃならんほど、あんた忙しいんですか?」と公言すると友だちが減って良い。
・どじょう内閣
はい、恒例「政治関係なんか入れとけ」の方針につき選ばれました。
野田首相も前評判通りに冴えないけれど、それでも数年くらいはやらせてあげないと、と思うばかりです。「かわら版」を貰ったときに握手しておけば良かった。
・どや顔
これ、けっこう昔から言ってたような。
流行語というより、すでに定着した言葉だと思っていたので意外。例文としては、
>粘りに粘って怒涛の9連荘、「どや顔」で周りを見回し煙草を一服。すると今度は疾風の500回転ハマリ、けっきょくインチキなんだよパチンコは!
ということになります。
・帰宅難民
こんなのたいしたことなかったぞ。
当日と翌日の午前中だけで済んだではないか。関東大震災級のそれが来たら、もっとシリアスなことになるはず。個人的には、3月14日の朝が凄かったと思う。無計画停電で電車が止まり、それでも月曜日のリーマンたちは
千葉県の国道を東京方面に向けてゾロゾロ歩いていた
のである。リーマンってバカなのか利口なのかどっちかだよな、と確信した。
・こだまでしょうか
何これ。
ACのCFがどうのこうのと読んだけど、聞いたことありません。いや本当に聞いたことないんだけど、例の
>エーシィィィ
の代わりに流れたの?
・3.11
読み方がわからない。
「スリー・イレブン」 だろうか。枝野官房長官(当時)が受賞者になってくれたとか。でも、ネット上だけとは言え、
>枝野寝ろ
のほうが流行語だったと思うねえ。
・風評被害
古くはカイワレ大根もそうだった。
僕はできるだけ被災地近くの食べ物を買うようにしている。でも、後になってから後だしジャンケンみたいに
>市場に流通してしまいました
なんて報道があるから怖い。だから、一概に「風評被害を恐れて(被災地のものを)買わないのは良くない」とする世間には賛成しない。
・ラブ注入
・・・なんだこれ。
やらしーなオイ。文字で読んだこともないし聞いたこともないから、芸能ネタなんだろう。
大震災関連が中心で良かった。
何度も書いたように、あの震災はたいへん僕の身に響いたし、体の組成が変わってしまったのではないかと感じるほど辛いものだった。もちろん千葉県というか僕自身は被災者ではなかったにしても、
とにもかくにも生き延びることができた
のは素直に嬉しい。本当の被災者には改めてお悔みとお見舞いを申し上げたい。ところで、なぜ「東日本大震災」ではダメなんだろう?
来年の今ごろも、同工異曲のエッセイを書くはず。
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