予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

essay エッセイ
コロナ禍の食糧支援 11月29日

前記:以下は極めて珍しいリアルタイムエッセイ。書かれたのは2022年11月27日の夜、感染して3日目のことだ。


 昨晩、市役所から支援物資が届いた。
 買い物に出られない市民のために、食糧を提供してくれるシステムだ。これがもちろん

申請してから届くまで大変な騒ぎ

となった。以下、ヤサバレを防ぐため詳細は少しだけ改変する。「ヤサ」は「自宅」の隠語。


 申請の条件が凄い。
 まず、ネット環境がないと不可能に近い。僕はともかく、僕の両親(80代、父はケータイ使えず、母は何とかガラケー)には絶対に使えない。線引きは必要であれ、

陽性判定が出た時点で役所から動くシステム

が必要だ。全国民がデジタル対応できるわけないだろ、馬鹿。

 しかも、基本はスマホ。
 陽性判定の書類と保険証をセットにした画像を、QRコードでしか(ではないと思う)アクセスてきないサイトに送る。たぶんPCとデジカメがあれば可能だろうけど、こっちは

陽性判定が出た直後の体温38度で申請スタート

するのだ。市民=狭義の国民を助けたいのか苦しめたいのか、デジタルディバイドの下半分にいる奴はさっさと死ねと言っているのか、後者としか思えない。


 何とかして、ハーシスだかの番号をゲット。
 これがコロナ感染者として国に認知してもらえた証拠のようだ。スマホでサイトに飛ぶと、冒頭で

>以下、かなり長文ですがお読みください

みたいな記述があり、僕はここで気絶(本当に体温38度なのだ)。スマホ童貞を捨てて4か月の俺が「ヘクトルの馬」みたいな特殊体位でヤレるわけないじゃん!


 覚醒してPCで市役所のサイトへ。
 これがまた迷宮のようなもので、食糧支援のページに5分かけてたどり着く。すると、申し込みには上記の

>ハーシスの番号が必須

とある、このエッセイはともかく、現場の僕はその番号の存在すら知らないから、千葉県のHPへ飛ぶ。話が右往左往してすみません。

 ここでも登録。
 いつになったら食糧支援が受け入れられるのだろうかと思ったら、市役所に登録したときの(どれかの)メールにハーシスの番号があった。気づかなかった僕にも問題はあると認めても、

なんでこんなダブルスタンダードを仕込むかな

と思う。ただしこれは、千葉県と僕の住む市の問題ではなく、国に主導する知恵がないことが原因のはず。


 で、食糧支援まだぁ?
 読者様だってそう思うし、僕もそう思う。市役所のサイトはPCでもアクセスできるのが安心。しかし公的機関のサイトによくあるように

どこをクリックしても元のページに戻る永遠のワープ

にハマった。階層構造という概念を知らないのだろう。

 それでも何とか目的のページへ。
 熱は37度台まで落ちてきたからかな。いろいろと条件が並んでいる。うろ覚え。

1:65歳以上は誰でもOK
2:それ以下は独り者に限る
3:知人・友人などの支援者がいない
4:手持ちの食糧が少ない
5:何とかかんとか意味不明

 あのね。
 1はそれこそ「線引き」なのだろうが、ここまでたどり着く人は少ないだろう。2は余計な話。まさか住民票をチェックするわけもないだろうし、意味がない。3なんて

空文同然

ではないか。まさか「空文」が読めないほど低学歴で、意味がわからないほど低偏差値なのか役人は。


 ともあれ、申し込み完了。
 届くのは早ければ申し込み当日の夜、さもなくば翌日の夜、場合によっては未定とのこと。このあとも

受け取りまでエンエンと手順が続いた

にしても、僕も読者様も付き合いきれないからブツ到着へ。

 置き配設定。
 マンションはオートロックなのでピンポンしてもらい、開錠して業者は玄関まで運んでくれる。某ブラック大手ア×ゾンと違って

玄関前に投げ捨てする

こともなく、受け取り確認の電話まで頂いた。その打ち合わせも事前にできたのは助かる。

 ただし、荷物の受け取りは面倒。
 とりわけ、この件に関してショートメッセージをなぜ使わないのかは大きな疑問だ。僕はそのやり取りのために

入浴中にスマホを洗面所で待機させて備える

破目になった。申し込みはネットが必須で、最後の「受け取りに電話が必須」とは、むしろ感動が押し寄せて全米なら泣くだろう。


 最後に中身。
 量は1人基準で残りの自宅幽閉日数で決まっているみたい。僕は受け取った時点で残り4日だったから、量としては

これくらいで4日生き延びられるものかね

と感じた。言っては何だが、炭鉱の中に閉じ込められたわけではないし水道も通じている。

 中ぶりの段ボール箱が2つ。
 1つは食糧でもう1つはお姫様が入っているのかな、と思ったらそんなことはなくて(当たり前だよw)、同じ中身だった。僕は今まで福袋を買ったことはないため、内容が気になる。以下、さらにボカして説明します。


 なんとか命は維持できるね、といったコンテンツ。
 もっとも嵩張っていたのはスポーツドリンク。1日1リットル見当だろうか。主食となる食べ物は

乾麺(うどん・そば)
レトルトおかゆ

で、まずまず適切。しかし、乾麺用らしき「麺つゆ」が3倍濃縮で1リットルは多すぎだと思う。そのまま使える350MLタイプ、たくさんあるじゃん。

 果物は缶詰と瓶詰
 実際にどれくらい食べるかは不明であれ、ビタミンが摂りにくいので助かる。その一方で

サンマの缶詰

が入っている。酒のツマミにせいという意味なのかと思ったけれど、動物性たんぱく質の補充ということなんだろう。

 カップラーメンとインスタント味噌汁
 この2つだけは大手メーカーのもの。空腹シノギになるし、何より調理がカンタンだから含まれているはず。

 酒も入っていない。
 どうせ安物ばかりなのだから(上記2品を除き無名メーカー製)、

缶酎ハイとか第3のビールとか

あっても良くないか。国民の下半分はアル中(例=俺)でしょうが。良いわけないよね、ネタですw


 しかしとにかく、ありがたかった。
 手続きはどうしようもないにしても、

人間はこれくらいあれば生きられるものなのか

とわかったし、無償提供だ(どこにもそう書いてなかったが)。より良いシステムに変わることを臣民としての僕は希望します。

(完)



essay エッセイ  
これまでのエッセイはコチラ