予備校講師でわるかったな!





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とにかく仕事! 4月4日
  昨日はできることならNHKで観たいドラマがあったのだが、生活時間に合わないので泣く泣くパスした。

  授業が始まる4時間前に起床するのが原則だ。最低でも3時間前。たとえ予備校に近いホテルに宿泊していても、この原則はキッチリ守る。理由は簡単で、起きてからそのくらいの時間が経過しなければ脳と口が稼動しないからだ。たとえ睡眠不足で眠くても、脳と口が稼動する限り気力で持ちこたえることができる。眠いことと体の機能は連関するが、僕には気力という大きな武器があるのだ。
  でも僕は体力がないから、どうしても睡眠時間を確保しなければならない。1日に3コマまでなら睡眠6時間ペースで問題ないのだが、それを超えて今の時期のように4コマになるとガックリ疲れて7時間半必要になる。だからといって5コマになったら9時間寝るわけじゃないけれど、疲れがあるままで教室に行くわけにはいかない。ここで理由は「生徒にとって失礼」と書ければ僕も立派な偽善者だけど、そうは思わない。それは受験に対して失礼なことなんだ。気力と体力と、そしてもちろん知性をもって向かうこと。受験の日だけ特別なんてことはありえない。生徒にとって毎日が受験でなければ、講師にとって毎日が受験前日でなければ、予備校の存在意義はなくなるからだ。

  城南予備校のS2クラスの卒業生からメールをいただく。失意の敗戦、失敗の滑り止め進学だという。僕はS2クラスでこのURLを告知しなかったから、どこかで聞いてきたのだろう。
  僕がかける言葉はない。言い訳もしない。どんなに頑張っても結果は結果だから。ただ、人生はそこで行き止まりにはならないということ。僕が言えるのはそれだけ。

  追記:エッセイ14をアップしました。
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