予備校講師でわるかったな!





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夏→本格的開幕 7月19日
  本八幡駅前のドトールで朝食を買う。眠いけど気持ちが張っている。授業開始55分前に校舎に入り名簿を見ながら食べる。うーん女子が少な(略)。

  夏の活気。講習のときは普段の曜日でお目にかかれない先生と出会う。現代文のK先生とは1年に1回くらいであり、また逆に化学のO先生とはほとんど毎回の講習で拝顔の名誉を賜る。いずれも僕より年上であり先輩なので丁寧に挨拶をする。礼儀を尽くすのは素敵なことだ。丁寧でありながらちょっと無礼にフレンドリーに。

  夏の初日は勝負服を着る。紺色のTシャツの胸には金魚が踊っている。その上には水色のアロハ。水槽をイメージした色のそれには無数の金魚が踊っている。しかしアサイチの授業で舌のスベリがイマイチだ。まあそれなりという感じの流れで午前のCクラスを終了。

  お昼休みに久しぶりにバーベキュー数学講師Cに会う。お互いに4時で仕事があがるので日のある時間に帰れるのが嬉しいと話す。30歳を超えてきて、確実に夜の仕事に疲れを感じているのであろう。

  4時過ぎに校舎を出て親友S君のご子息を観に行く。まだ生後5日だ。名前はまだない。
  もちろん抱っこさせてもらう。まだ幼すぎて、人の顔はもちろん光にしか反応できないそうだ。まあとりあえず僕が抱いても泣かなかった。良かった。とりあえず予備校講師も人の子であることが証明された(ことにはならないか・・・)。

  誕生祝いにステーキを食べにいく。お母様はまだ入院中の身であり、ご子息もまだステーキは食えないだろうという高いレベルの政治的判断に基づく行動である。いろいろと家庭や子どもを持つ苦悩や喜びについて話を聞く。彼とは17歳のときからの付き合いなので、不思議な感慨を覚える。
  僕と彼は17歳で知り合って、その17年前は僕も彼も赤ん坊だった。その17年後には彼の子どもが生まれる。巨大な永遠の循環の中に僕も属しているんだと悟る。当たり前のことだから、ふだんは認識しないこと。

追記:エッセイ42「予備校講師との会話その1」を緊急アップしました。新シリーズです。緊急で新しくてこれか・・・と失望させる自信作!
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