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割りきれない数字と |
2月13日 |
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ウェブ上で日記を公開しはじめてから今日で410日目。この短い期間に訃報(人が亡くなった報せ)を受け取ったのは3回目。しかも、そのうち2人が以前の同僚。ちょっと普通じゃないペースだ。
あまり親しくした人ではなかったが、やはり考えることがあって遅寝した。でも9時過ぎに起きて将棋を観ながらひたすらHP原稿の作業。
さすがに疲れて、遅い午後になってから本屋まで散歩。村上春樹の新作が出ているとチェックしてあったのだ。時間がたくさんある時期だから、読書欲もたくさんある。
5冊ばかりを抱えてホクホクしながら帰宅。ゆっくりと喪服に着替える(get dressed in black)。運動不足なので、いつもより1駅先までゆっくり歩く。ひどく寒い。たくさんのことを考える。
通夜の会場に着く。故人は僕が勤めていた予備校を去って1年になるから、会場は僕の所属しない予備校の講師らしき人がたくさんいる。言い換えれば、僕の知人はほとんどいない。そういうものだ。せめて、来て良かったと思う。焼香だけして、通夜の儀式はパス
させてもらう。僕のことを彼は覚えているだろうか。覚えてないかな、なにしろ死んじゃってるもんな。まあいいや。
会場にいた少ない知人と酒を飲みにいく。僕も彼も特に故人と親しかったわけじゃないから、暗い酒ではない。ただ1つ確実にいえることは、ともに存命する姿を見た人が亡くなってしまったということだ。強い悲しみはない。不在がそこにあるだけだ。
明日は明るい日記を届けると約束する。今日はちょっと気分が重いだけ。1年で3人なんて、ちょっときついだけ。
追記:エッセイ110「予備校講師の死」、英語エッセイ「他動詞って何だ?その2」を
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