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権利と特権、仕事と趣味 |
3月6日 |
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確実に平常復帰のペースになった。いまだに右手首が痛むという重要な問題点はある
にせよ、気持ちも入ってきたし徐々に夜型の生活リズムができてくる。
9時過ぎに恒例の「宅急便ピンポ〜ン」で起こされる。とある英作文の参考書と春樹
のペーパーバック。「指名買い」ならこれが便利だ。
10時過ぎから予習。2時間かけて最初の3週間分のプリントを仕上げる。残りは教
えるリズムを自分の中に作ること。
そこで1時前からネットで今年の入試問題を1時間解く。これは「解くための脳」の
リペアにあたる。次の1時間はさっきの英作文の参考書を読む。極めてレベルの高い本
で大変であるが、「教える脳」を取り返すのにはいい勉強だ。面白い説明に出会った。
カンタンに要約する。
>「〜するという特権」にはthe privliege of doingを使うが、「〜する権利」にはthe
right to doを使う。・・・(中略)歴史において権利の概念が前面に出ることで特権が
後退したのだとすれば、権利(未来=to do)と特権(過去=doing)の表現法の違いも
納得できる。
これがこの本の第1問(!)の解説である。あまりにも凄い内容で、こんな参考書を
理解できる受験生がいるのかどうか不安になる。しかしながら、こういう基礎知識を表
現と同時に頭に叩き込んでおくのは教える立場にある僕には欠かせない「勉強」である
。
4時前に本屋へ。春樹の「海辺のカフカ」がついに文庫化されていて、単行本でも持
っているのにためらわず買う。HPに関するハウツー本1冊、エッセイ1冊、島本理生
の新作1冊、英語のリスニング問題集1冊を買う。本と食費には金を惜しまないのが数
少ない僕の人生の鉄則。
4時半からネットで将棋をしつつHPの原稿に取り掛かる。英語エッセイは市進予備
校の授業ペースより遅れてしまいそうなことを先に謝っておきます。しかし、3月スタ
ートってやっぱり有利だよな。
10時、やっと風呂を焚いて夕食とビール。食後にネットサーフィンをしていたら2つのことに気がつく。
まだ国公立後期試験
が終わっていないこと。 3月入試真っ只中だということ。
どちらの立場で
も精神的にきつい時期だと思う。健闘と集中力の維持を期待する。
追記:エッセイ117「予備校講師の実情その16」をアップしました。 |
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