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また鉄道ネタかっ！ 8月26日   台風が去れば熱風が来るものだ。   最終タームの初日ということもあり、ためらわずハワイ産の赤いアロハ。赤 は血の色だ。そして情熱の色。   いつもの中華料理屋で早めの昼飯を食べてから電車に乗れば、人身事故があ ったという車内放送。 「あー、この電車はとりあえず走りますが、どこかで止まると思いますのでよ ろしく」   他に交通手段のない駅で止まったら完全にアウトなので、素早く快速電車に 乗り換える。   まだゆとりはあるが市進に電話しておく。予備校の現場に電車遅延のニュー スが届くのは遅くなるから、こういうときは「何はさておき第１報」を入れて おくのが重要だ。僕はもちろん、他の講師の遅刻が発生する可能性は高くなる し、生徒対応の混乱があるはずだ。初動体勢を整えるチャンスがあるなら、そ れを提供するのがプロの仕事。４ヶ月前のＪＲの鉄道事故に学ぶ意欲があるか ないかの差だ。   選択肢は多くないが、こういうときに校舎への最善のアクセス（後ろの前置 詞は to だ）を探すのは大切なこと。   元テツの血がさわぐぜ！（注は文末）   船橋に快速で到着（以下、ヒマな人は鉄道路線図を見よ。ヒマじゃない人は 読み飛ばせ）。 ・市川まで行ってから下りの京成に乗り換えるか？ ・船橋で上りの京成に乗り換えるか？ 正解は後者。   なぜなら、京成の船橋は快速停車駅であり、本八幡の３つ手前の東中山で各 駅を追い抜くことが多い。しかもＪＲから京成は徒歩３分の乗り換え。いわゆ る「時間効率のいい駅」だ。   一方、ＪＲ市川から京成市川真間は乗り換えが徒歩６分。そのうえ「改札は ２階にあるのに、ホームは１階」という不便な駅だ。しかも市川真間は「スカ イライナーが各駅を追い越す駅」なので、ロスタイムが増える可能性が高い。   船橋で乗り換えたら、すぐに京成の快速に接続。しかもキッチリと東中山で 各駅を追い抜いた。ＪＲで快速に乗り換えるとき（つまり混乱が起きる前に） に「振り替え乗車票」をもらっておいた。グズな愚民は混雑が始まってから乗 り換え駅でこれを貰おうとして遅刻することが多いのだ。   ちゃんと始業２５分前に校舎に着いた。プロの仕事とは、仕事そのものが始 まる前に始まるのだ。   ２コマ目が始まる前に、飲んだくれ数学講師Ｂが言う。 「あのさ、のぶさん、どういうカッコなのよ、それ？」   授業後に軽い飲みに行った後で、「黒ゆでたまご（仮名）」の店主が言う。 「信原さん、すごくラフなカッコだよね！」   そうかなあ。普通だと思うんだけどなあ。   赤いアロハの下地には紫のインコが踊っている。第２ボタンは開け放し、首 筋が露出。腕には金のロレックス。ベージュの緩い綿パンに、サンダル履き。 靴下は赤。   授業の話はまた明日ということで(^_^)/ 注：（テツ＝鉄道オタクの蔑称。別名てっちゃん。興味のある同士はエッセイ 『てっちゃんの行き先』を参照）。    これまでの日記はコチラ