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「頑張るな」なんてタワゴトだ |
9月5日 |
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お昼前に外出。たまには「アテもなく映画館に行くか」。
前もって時間を調べずに上映時間のタイミングがあった映画を観るというパターンである。というわけで雨天を突いて電車に乗る。
電車の中で「アジアンタムブルー」を読み終える。
いい小説だった。詳しくは後日のエッセイに譲るとして、泣ける小説だ。感極まって映画なんかどうでも良くなったので昼食。
ビルの中の大きな居酒屋のランチ。お昼を過ぎているから空いている。うどんと海鮮丼のセット980円。
これがまた、泣けるほどマズイ。どこまで手を抜けばこれほどマズく作れるのか店主を呼び出して質問しようかと思った。
しかし一般に居酒屋というのは「店の規模と味が反比例する」ものである。雨だからといって選択に時間をかけなかった僕が悪い。
映画館群(えーと、いわゆるシネコンですね。映画館がたくさん集まっているやつ)に向かって上映時間をチェック。
話題の『NANA』はやはり混雑しているようだ。上映70分前で「今なら座れます」だもんなあ。混雑した映画館って苦手だから、やっぱ千葉に降りてくる時期まで待つことにする。
他の映画はやはりソソラナイ。良い小説を読んだ直後でひどい映画という人生のパターンが待っているような気がする。
都内を無意味に歩くのは好きなんだけど、雨が強い。月曜日はほとんどの美術館が休みだから、移動してもロクなことはあるまい。やれやれ、なんでこんな日に東京まで出てきてしまったんだろう?
小説で自分の空気が沈んでいるので、気楽に読める本を求めて本屋へ(当たり前か)。うまく倉田真由美のマンガを発見する。その足で斜め向かいにあるユニクロへ。
「ケッ、ホリエモンの店なんかで買いたくねぇ」
とグレながら物色してたけど、ユニクロってホリエモンじゃないじゃんか・・・ははは。独りデートはボケとツッコミを一人で演じるのがつらいねえ。
3足990円の靴下だけ買って帰ることにする。パチンコに逃げる人生もアリだが、パチンコに行くのは意外に(?)明るい気分が必要とされるのだ。傘を持っていくのも楽しくない。
こういう気分のときは泳ぐべきだ。暗い気分のときは自分の肉体に当たるのが一番だ。と思ってイソイソとプールの準備をしてからハッと気がつく。
今日は定休日だった・・・ははは。
夕飯を取りながらNHKの『クローズアップ現代』を観る。
「夜回り先生」として有名な水谷修先生がゲストだ。無償で1日に150件のメールに返事をしているという。強く感動する。俺が予備校講師としてやってることって何なんだろうと思えば悲しい。俺の努力なんてたいしたレベルじゃない。
早く教壇に戻りたい。
2学期の授業を迎えるために、大事にしておいた「山崎12年」というウイスキーのボトルを開封する。この酔いの中で、明日の教壇を想定するのだ。
追記:エッセイ154「それは譲れない」をアップしました。
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