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料理と本のサンドイッチ 2月13日
  6時間も眠ってないけど起床。
  来客の翌日なのでまずは掃除。これをやらないと落ち着いて過ごせないって のは損な性格なのかね。

  読書に取り掛かり、『日本将棋用語事典』を読了。
  将棋の本といえば戦術書がほとんどだが、これは名前のとおり用語を解説し たもの。受験英語の世界もそうだけど、やはり限定された世界には専門用語が 多い
  「だいたいこんな意味だよな」と思っていることがきちんと確認できる良書 であった。詳しくは後日エッセイで。


  困るな、魚のアラがたくさん残っている。
  ようし、昼飯は珍しくご飯を炊いてカワハギのアラで澄まし汁を作ろう。昨 日の客人に実験で出してみて好評だったから、美味しくできそうだ。言い換え れば客に毒見をさせたわけなんだけど。

  アラ汁のできばえはカンペキ。
  手がかからずにここまでの味が出せるとは恐るべし。納豆とキムチとキュウ リの浅漬けをオカズに楽しむ。なんか和風旅館の朝食みたいだけどいいわね。


  午後になったので簡単に買い物。
  昨日の客人に専用サーバーを必要とする生ビールをいただいたので、百貨店 (←なんと懐かしい言葉か)で捜索するも発見できず。「そういうのは、夏し か置いてないんで・・・」と冷たく言われる。けっ。ビール好きってのは夏以 外でもビールを楽しむんだよ。

  しょうがないからネットでキリンビールのサイトへ。
  商品の紹介はあるものの、ネット販売の説明が不十分で買う気になれない。 楽天市場では売っていたけど、どうしようかねえ。


  2時間ほど昼寝してからまたもや読書に戻り、『縁起のいい客』を読了。
  歴史小説家のおじいさんのエッセイ。なかなか渋くてよろしい。この手のエ ッセイを読んで賢くなることはほとんどないけれど、今までの自分の知識にな かった世界の存在を認識できる。

  たとえば、「江戸時代末期にアメリカに渡ってから帰国して海外の事情を日 本に伝えた人」って誰だと思いますか?
  そう、普通はジョン(中浜)万次郎だよね。ところがアメリカ彦蔵という人 もいたそうな。だから何だって言われればそれまでなんだけどね。しかし「ジ ョン」はともかく、「アメリカ」なんて名前はないよなあ。


  久しぶりにプールに行くも、息の上がりが早く16分でギブアップ。
  少しだけ英語の勉強をして、再び来客をもてなす準備。二日連続で客がある のは僕の人徳ゆえかもしれんの。メニューは基本的に昨日と同じでよかろう。 どうせ客本人にはわからないんだし・・・って、この日記に書いてるからバレ るのか。困るなあ。

  もちろん多少のメニュー変更をする。
  追加は天然ブリの刺身と黒毛和牛のステーキとシャクシャク系ポテトサラダ とヒラメのアラ汁(またかよ)。削除はカワハギの刺身。量削減メニューはお でんとトン汁。

「あの・・・来客の理由は先生の人徳じゃなくて、メシ食いたいだけなんじゃ ないですか?」

だと。大切なのは a feeling of hospitality (温かい雰囲気)なの。


追記:エッセイ181「貧血、あるいはその暗闇」をアップしました。
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